日記

いとこの話

2023/10/02 15:06
おしゃべり暗い話
 私は昔、同世代の人間や小さい子が苦手で、それはいとこでも同じでした。

 いとこは父の実家の青森と、母の実家の京都に行った時に会うだけの、私からしたらほぼ他人でしかなかった存在。

 毎年、お盆や夏休み、冬休みなどに遊びに行きましたが、毎回慣れませんでした。

 姉は明るく社交的なのですぐに打ち解けて、いとこたちと仲良く話をしました。

 私は自分から輪の中に入るのが苦手な人間で、なかなか打ち解けなかったら姉に、

「自分から輪に入らなきゃだめなのにねー」

 と、いとこたちとクスクス笑われてしまいした。

 なので勇気を出して

「なに話してるの?」

 と、話しかけて輪の中に入らねばなりませんでした。

 いとこの結婚式に連れられた時には小学校5年生、心を病んだ時期でただでさえ苦しいのに、いとこたちと過ごさなければならない。

 大勢の輪の中に入らねばならない苦しみで、発作的に自分の首を絞めて自殺しようとしたところ、父たちに止められました。

 その時は、いとこの引きこもりNちゃんの部屋にいさせてもらいましたが、本当にしんどかった。

 やがては大きくなった私。

 もうひとりでお留守番は出来ますし、猫2匹いるので誰かが家にいなければなりません。

 子供の頃のように毎年集まることはないですが、法事の時には一族皆で集まるので、母たちは行き、私は留守番をしています。

 京都のおばあちゃんに会いたいなとは思うのですが、いとこたちと会わなければいけなくて、会えずにいます。

 もっと身近に住んでいたらいとこたちとよく遊び、仲良く出来たかもしれませんが、遠く離れていてたまにしか会わない仲だと、人付き合いが苦手な私にはつらくてたまりませんでした。

 そんな、いとこの話でした。

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