私の全てを否定してくる頭の声の人たちですが、上手くやれば共存出来るかも知れません。

　正直、私のやることなすこと否定してくるし、病気中の身としては煩わしくもあるんですが、私が死について考えた時は「まだ死ぬな」「からかう相手がいなくなる」だのと、私がいなくなると困るようです。

　だったら病気中の時ぐらい静かにしてくれたなら、いいのですが。

　ただ、私はかなりのわがままで自己中心的、家族に甘えがあり、元ニートの引きこもりで常識知らずです。

　しかし人の目があると「ちゃんとしなきゃ！」と見栄を張るところがあるので、これから家族に対して優しく接していくためには、この頭の声があれば少しは常識的に動けるのではないかと、思いました。

　や、本当、大体は私のメンタルを削りにきてますから、敵ではあるんですけども、彼らの方が常識的な気がするので……。

「もっと姉に感謝しろ」

「元ニートの引きこもりだから仕方ないけどなぁ」

「もっと働いて一人暮らしをしろ」

「年齢に対して考えが幼すぎる」

「太った元ニートだから結婚は出来ないだろうから、自分で生きていくしかないだろ」

　などと言われることもあります。

　私にとっての監視の目があれば、このわがまま過ぎる自分の性格も、少しはマシになる気がします。

　どうせ付き合っていくならば、有効活用した方がいいですし。

「だから薬飲めよ」

　って、確かにそうなんですけども。

　最近、私が頑張っているせいか、褒めてくれることもあります。

「気持ち悪いけど、応援はしてる」

「だいぶ変わってきてる」

「デブで気持ち悪いやつだけど、気のいいやつじゃん」

　などなど。

　まるで『デュラララ！！』の杏里ちゃんや、『フルーツバスケット』の花ちゃんみたいな気分です。(ふたりとも頭の中に声が響く、刀憑きと電波さん)

　繋がるなら、神さまや仏さまの声と繋がりたいところですが、我慢することにします。

　まだまだ迷い、考え、悩んでいる最中ですが、自分が納得する道を見つけて、胸を張って生きて行けたらいいな。