日記

人間社会はアリみたい

2023/08/07 00:18
おしゃべり暗い話
 私は子供の頃から集団行動が苦手で、ひとつのコミュニティの中で生活するのが苦痛でした。

 学校はまさに集団行動を強要される辛い場所で、それがひどく苦痛でずっと逃げ出したかった。

 そんな小学校高学年の時、あることから心が折れてしまい、母に逃げることを許してもらいました。

 しかし、不登校と保健室登校を繰り返すようになり、「逃げてもいいんだ……!」と思ったら、もう普通の学校生活をするのが出来なくなってしまいました。

 そこから私の、家族に甘えて現実から逃げる生活が長く続いていきました。

 ……話がズレてしまいました、本題を話しますね。

 私は人間社会はアリのように感じていて、一切の乱れなく縦一列にせかせかと働く黒いアリは、はみ出し者を許さない人間社会のように思いました。

 みんな真面目に乱れなく、集団行動をする。

 アリは蜂と同じく巣を形成し、仲間と協力しながら女王の指示の下、生きていきます。

 全く同じ姿でアリ社会から道を外すことなく、忠実に使命を全うする。

 ちなみに獲物や巣に必要な物を集めに、外に出ているのは、余命2、3ヶ月のアリらしいです。

『もうすぐお前は死ぬから危険を冒して行け』

 そう女王に命令されているのかも知れません。

 何の迷いもなく、命がけで獲物を探しに出て行きます。

 アリの生態を調べれば調べるほど、人間社会に似ているような気がしていました。

 学生の頃から『制服』と『校則』という名のルールに縛られ、個性を抹消する。

 ただ従順な都合の良い人間を育成するために。

 やがて社会に出て自分達を先導する者は、『先生』から『上司』と名を変えて指示を出す。

 全てのシナリオは、社会の役に立つ『YES』しか言わない人間アリを作るために……。




 ……なんて昔の話です、いまはそんな風には思ってはいません。

 社会は個性や多様性を認めてくれる世界になってきましたし、私のような人間にも優しく思い遣って下さる方々がたくさんいます。

 ただ学校は、いじめられて保健室登校になった子や、引きこもりになってしまった子、学校に行きたくとも行けない子はやっぱり、アフターケアが足りない気がします。

 学校を1度脱落してしまった子は、なかなか元の学校生活には戻れなかったりするので。

 だから学校はやはり、アリ社会のように適応出来る子だけがコミュニティに残り、その他の子は淘汰されてしまう……そんな風に感じてしまいます。

 不登校の子には、学校以外に確かスクールがあるのですが、そもそも集団行動が苦手な子は、通うのが難しく感じます。

 私は不登校になった時、スクールに通うことを勧められましたが、同い年の子と一緒に集団生活すること自体に、もう苦痛で出来なかったため、通いませんでした。

 日々社会は変わりつつありますが、学校という名のコミュニティはまだまだ、適応者だけが残る弱肉強食な世界のように感じます。

 ……元引きこもりニートが偉そうに、だらだらと意見を述べてしまいまして、失礼致しました。

 学校の生活も、全ての子に優しい温かな世界になったらいいなと、そう思います。

 なんだかまとまりのない話をしてしまいました、申し訳ないです。

 ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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