日記
お礼とキリスト教のトラウマ
2023/09/18 01:01おしゃべり暗い話
昨日はたくさん閲覧頂き、ありがとうございます!
私の母もなにかに縋りたい時があって、2つほど宗教団体に入っていたことがあります。(ただし、献金はあまりしないとこでした)
ですが、母も性格が飽きっぽくて長くは続かず、いま現在は何にも宗教団体に入っていません。
そして今回お話するのは、母方の祖母に連れられて行ったキリスト教での出来事を、綴ろうかと思います。
長くなりますが、よろしければお付き合い下さい。
16歳の春、私は母方の京都の祖母の家に、2ヶ月間滞在していました。
ある日、祖母の友人がキリスト教の信者だったのですが、その方が「お孫さんも一緒に見学しませんか?」と、誘って下さり、「夢、行く?」と尋ねられて行くことにしました。
祖母に連れられて電車に乗り、キリスト教の教会へと着きました。
中に入ると、食堂みたいなとこに長方形の長いテーブルが椅子と共に並べられて、信者の方々がずらりと座っておりました。
私と祖母も椅子に座り、やがては神父さまが現れました。
挨拶をして、みんなが席を立つので、私と祖母も立ちました。
「ハッレールヤァッ!!」
と神父さまが大きな声で言うと、
「ハッレールヤァッ!」
と信者の方々も続いたので、私たちも何回か「ハッレールヤァッ!」を言いました。
そのあとは、信者の方々が神父さまに呼ばれ、なにやらプレゼントを受け取っていました。
小さい子も受け取っており、多分信者獲得のために貢献した見返りだったのではないか、と思います。
そのあとは、神父さまが外国のぶどう農園に行って感じたことなどをお話して、それが終わると、信者たちのトークタイムへと移りました。
「ねえ、あなたどこから来たの?」
私の隣りにいた信者の女性。
話しかけられて会話がどんどん進み、
「あなた、キリスト教信者にならない?」
と、話が進められてしまいました。
「あのね、簡易式なんだけど、洗礼を受けなくてもいまここで私が言う言葉を繰り返せば、洗礼を受けたことになるの」
私は断れず、そのまま流されて信者の女性の言葉を繰り返して洗礼を受けてしまいました。
「これであなたもキリスト教信者ね」
女性は嬉しそうに言いました。
私はこの時、無理やりに信者にさせられて精神がぐらぐらしていました。
やがては神父さまが、信者たちひとりひとりの話を聞く時間になり、私の祖母の番になりました。
「引きこもりの孫娘が今日、こうやって来られたのも、本当に嬉しくて」
祖母は涙を流し、周りの信者たちはパチパチパチパチと拍手喝采します。
(おばあちゃん、なんで泣いてるの?私、無理やり信者にさせられて……おばあちゃんはこんなとこ来て嬉しいんだ)
私の唯一の味方を失ったように感じて、私はトイレに立ち上がり、閉じこもって泣きました。
一緒に連れて来た6歳の時からお守りの、ぬいぐるみ。
(私、キリスト教信者になっちゃったんだ……神社の神さまを裏切っちゃったんだ……なんでこんなとこ来ちゃったんだろ……)
ただ、私は心の苦しさをなんとかしたくて、救われたくて、教会に行けば少しは楽になるかな、と軽い気持ちで行きました。馬鹿でした。
結果として、キリスト教信者に無理やりさせられて、神社の神さまを裏切っただけでした。
やがては皆が心配して来てくれて、最後に「本当は神父さまとお話する時間をとりたかったんだけど……」と、祖母の友人が言いました。
そして帰る前、神父さまがお祓いをしてくださりました。
「父と子と精霊の名のもとに」
「悪魔よ、去れっ、去れ!」
ただ私はわんわん泣くだけでした。
帰り、祖母が謝って来て、
「夢が少しでも気が楽になれたらと思ったんだけど」
と2人とぼとぼと家に帰りました。
あとで分かったのですが、私を無理やり信者にした女性は、別の教会の方で、こちらの教会の見学にたまたま来ていた方でした。
1番困ってしまったのは、祖母の友人の方で、
「私が誘ったばかりにお孫さんに心の傷を負わせてしまって」
ひどく心を痛めてしまっていて、申し訳なくなりました。
なので手紙を出し、
『心の傷は大丈夫です。今回、教会に誘って下さり、ありがとうございました』
そう書きました。
やがて妖怪や悪魔が好きで、悪魔辞典を買った時、その説明を見てますます私のキリスト教嫌いになりました。
キリスト教は一神教のため、他の宗教の神々を全て悪魔として地位を貶めたこと。
女神も男神も全て、神々しかった姿を醜い姿へと変化させて。
本当に大嫌いになりました。
でも私は『あんな簡易式の洗礼、受けたことにならないっ!』と、強く反発して、現在はだいぶキリスト教に対する思い、憎しみは薄れました。
心が苦しくなると、ついつい宗教に縋りたくなるかと思いますが、あくどい宗教もありますし、まずそもそもが信者獲得のために聖書や本を、自腹で購入して、配らなければなりません。
献金もしなければいけませんし、いろんな拠点の場所に電車やバスを乗り継いで行かなければいけませんし。
なのでまずは、心が苦しくなったなら、信頼出来る家族や友人、またはカウンセラーの方々を頼って下さいね。
もちろん、現在なにかの宗教に入信している方で、それを心の拠り所にして励んでいる方々、それが生きがいになっている方々は、それでいいのだと思います。
人間誰しもなにかに頼りたい時があるものなので、宗教の神さまを信じることで辛い日々を乗り越えられる方々は、それが1番ですし。
私の場合は、トラウマになってしまったので、もうキリスト教には入信しませんが。
そんな、キリスト教のトラウマ話でした。
私の母もなにかに縋りたい時があって、2つほど宗教団体に入っていたことがあります。(ただし、献金はあまりしないとこでした)
ですが、母も性格が飽きっぽくて長くは続かず、いま現在は何にも宗教団体に入っていません。
そして今回お話するのは、母方の祖母に連れられて行ったキリスト教での出来事を、綴ろうかと思います。
長くなりますが、よろしければお付き合い下さい。
16歳の春、私は母方の京都の祖母の家に、2ヶ月間滞在していました。
ある日、祖母の友人がキリスト教の信者だったのですが、その方が「お孫さんも一緒に見学しませんか?」と、誘って下さり、「夢、行く?」と尋ねられて行くことにしました。
祖母に連れられて電車に乗り、キリスト教の教会へと着きました。
中に入ると、食堂みたいなとこに長方形の長いテーブルが椅子と共に並べられて、信者の方々がずらりと座っておりました。
私と祖母も椅子に座り、やがては神父さまが現れました。
挨拶をして、みんなが席を立つので、私と祖母も立ちました。
「ハッレールヤァッ!!」
と神父さまが大きな声で言うと、
「ハッレールヤァッ!」
と信者の方々も続いたので、私たちも何回か「ハッレールヤァッ!」を言いました。
そのあとは、信者の方々が神父さまに呼ばれ、なにやらプレゼントを受け取っていました。
小さい子も受け取っており、多分信者獲得のために貢献した見返りだったのではないか、と思います。
そのあとは、神父さまが外国のぶどう農園に行って感じたことなどをお話して、それが終わると、信者たちのトークタイムへと移りました。
「ねえ、あなたどこから来たの?」
私の隣りにいた信者の女性。
話しかけられて会話がどんどん進み、
「あなた、キリスト教信者にならない?」
と、話が進められてしまいました。
「あのね、簡易式なんだけど、洗礼を受けなくてもいまここで私が言う言葉を繰り返せば、洗礼を受けたことになるの」
私は断れず、そのまま流されて信者の女性の言葉を繰り返して洗礼を受けてしまいました。
「これであなたもキリスト教信者ね」
女性は嬉しそうに言いました。
私はこの時、無理やりに信者にさせられて精神がぐらぐらしていました。
やがては神父さまが、信者たちひとりひとりの話を聞く時間になり、私の祖母の番になりました。
「引きこもりの孫娘が今日、こうやって来られたのも、本当に嬉しくて」
祖母は涙を流し、周りの信者たちはパチパチパチパチと拍手喝采します。
(おばあちゃん、なんで泣いてるの?私、無理やり信者にさせられて……おばあちゃんはこんなとこ来て嬉しいんだ)
私の唯一の味方を失ったように感じて、私はトイレに立ち上がり、閉じこもって泣きました。
一緒に連れて来た6歳の時からお守りの、ぬいぐるみ。
(私、キリスト教信者になっちゃったんだ……神社の神さまを裏切っちゃったんだ……なんでこんなとこ来ちゃったんだろ……)
ただ、私は心の苦しさをなんとかしたくて、救われたくて、教会に行けば少しは楽になるかな、と軽い気持ちで行きました。馬鹿でした。
結果として、キリスト教信者に無理やりさせられて、神社の神さまを裏切っただけでした。
やがては皆が心配して来てくれて、最後に「本当は神父さまとお話する時間をとりたかったんだけど……」と、祖母の友人が言いました。
そして帰る前、神父さまがお祓いをしてくださりました。
「父と子と精霊の名のもとに」
「悪魔よ、去れっ、去れ!」
ただ私はわんわん泣くだけでした。
帰り、祖母が謝って来て、
「夢が少しでも気が楽になれたらと思ったんだけど」
と2人とぼとぼと家に帰りました。
あとで分かったのですが、私を無理やり信者にした女性は、別の教会の方で、こちらの教会の見学にたまたま来ていた方でした。
1番困ってしまったのは、祖母の友人の方で、
「私が誘ったばかりにお孫さんに心の傷を負わせてしまって」
ひどく心を痛めてしまっていて、申し訳なくなりました。
なので手紙を出し、
『心の傷は大丈夫です。今回、教会に誘って下さり、ありがとうございました』
そう書きました。
やがて妖怪や悪魔が好きで、悪魔辞典を買った時、その説明を見てますます私のキリスト教嫌いになりました。
キリスト教は一神教のため、他の宗教の神々を全て悪魔として地位を貶めたこと。
女神も男神も全て、神々しかった姿を醜い姿へと変化させて。
本当に大嫌いになりました。
でも私は『あんな簡易式の洗礼、受けたことにならないっ!』と、強く反発して、現在はだいぶキリスト教に対する思い、憎しみは薄れました。
心が苦しくなると、ついつい宗教に縋りたくなるかと思いますが、あくどい宗教もありますし、まずそもそもが信者獲得のために聖書や本を、自腹で購入して、配らなければなりません。
献金もしなければいけませんし、いろんな拠点の場所に電車やバスを乗り継いで行かなければいけませんし。
なのでまずは、心が苦しくなったなら、信頼出来る家族や友人、またはカウンセラーの方々を頼って下さいね。
もちろん、現在なにかの宗教に入信している方で、それを心の拠り所にして励んでいる方々、それが生きがいになっている方々は、それでいいのだと思います。
人間誰しもなにかに頼りたい時があるものなので、宗教の神さまを信じることで辛い日々を乗り越えられる方々は、それが1番ですし。
私の場合は、トラウマになってしまったので、もうキリスト教には入信しませんが。
そんな、キリスト教のトラウマ話でした。