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「モードレッド!」
「おう、マスター!その様子だと無事に生き残ったみたいだな」
「ごめん、俺の考えが浅くてこんな…」
申し訳なさそうに視線を下へと落とし込む立夏、己がマスターの肩を無遠慮に叩くモードレッドの表情は彼と対を成すように笑顔だ
レイシフト先にて不測の事態、予想外のエネミーの群体に出会ったのだ。生存を優先した己がマスターの判断にモードレッドは異論を立てる事はない、寧ろよくやったと彼女なら言うだろう
──そんな彼女の機嫌を、トラブルから何とか抜け出した立夏の肝を再度冷やす事になる赤色が、少女の形を伴って言葉を発する
「…何だ、死んではいなかったのですね。赤のセイバー」
「あ?それはこっちの台詞だなァ?死にぞこないはそっちだろうが、ブラコン女!」
「私にとって、そちらの単語は褒め言葉しかない。もしかすると礼を言われたかったのか?それはどうもありがとう」
「……」
「モードレッド!〇〇も!武器を収めてよ!」
「退いてろ、マスター。コイツとはここで決着をつける」
「珍しく意見があったな」
ああ…と声にならない悲鳴をあげながら、立夏は眼前で始まってしまった赤色の雷と炎が迸る戦場に頭を抱える
聖杯大戦にて生まれた因縁、召喚された炎の少女の霊基にも色褪せる事ない傷を与えたモードレッドと〇〇本人は、その因縁とやらをこうしてカルデアでも育み続けていた
「『我が麗しき父への』──!」
「『燃え尽きし約束の』──!」
剣と槍、剣戟の音が不意に止む
炎と雷となって膨張していた魔力が縮み、その場に空気となって霧散する。モードレッドが剣を収めたのだ
「…興が覚めた。帰るぞ、マスター」
「待て、赤のセイバー。貴様のそれは私への慢心か?だとしたら…」
「〇〇!」
何が理由となってそうなったのかは分からないが、モードレッドが剣を収めた事に安堵した立夏とは逆にそれを不服とする〇〇
口を閉ざそうとせず、今にも噛みつきそうな〇〇を宥めようとするマスターを差し置き、少女の頬、その切り傷を籠手を取り外した親指が撫でつけた
「っ、なにを…!」
「最期までやり合いたいって思うなら、俺以外の奴に傷なんてつけられてんじゃねぇよ」
「────」
──モードレッドは、〇〇・コトミネが気に入らない
「…くそっ」
されど、それでもかの者は──騎士なのである。
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