SS-etc
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
うっすらと閉じていた瞳を開く、今までは淀んだ黒の中に押し込められ、久方に見る光は目を刺殺するように鋭く感じられた
その暗がりが晴れたのは、きっとこの口元に描いた弧に理由があるのだろう。今は気分が晴れ晴れしている、こんな気持ちになったのは、いつ振りか
《ズァークさま》
「〇〇…」
久方ぶりに言葉を発した器官は焼けつくよう熱さで痛みを発する程で、思わず喉に手をやって、顔をしかめる
ノイズ混じりの酷い声にも、焼け付くような熱に痛みを覚えた表情にも君は笑みを浮かべる。その笑顔は、まだ幼い時のままで見覚えがあった
《やっと、ここまで辿り着けました》
ああ、そうだな
長い間、君と会えなかった。分身とレプリカの君とはあんなに会っていたというのに
《行きましょう、ズァークさま》
「今度はずっと一緒にいてくれるか?」
《その為に来ましたから》
「そうか…うん、そうか」
この世界の外では鳴り止まない喝采が響いている、かつての俺が浴びていたものだけど、もう名残惜しくない
今は〇〇とどんな話をしようか、それを考えるだけでわくわくしている
「〇〇、言いそびれた事があるんだ。聞いてくれないか」
《はい、何ですか?》
「愛してる、この手はもう離さないから覚悟してくれ」
《…ええ、とっくにその覚悟はできてますよ
寧ろ、ズァークさまの方が覚悟してください。私、もう二度と貴方から離れるつもりはありませんから》
ああ、これは一本取られたようだ
水底にあるという幸福へ
(君と二人なら)
(光は絶えないだろう)
その暗がりが晴れたのは、きっとこの口元に描いた弧に理由があるのだろう。今は気分が晴れ晴れしている、こんな気持ちになったのは、いつ振りか
《ズァークさま》
「〇〇…」
久方ぶりに言葉を発した器官は焼けつくよう熱さで痛みを発する程で、思わず喉に手をやって、顔をしかめる
ノイズ混じりの酷い声にも、焼け付くような熱に痛みを覚えた表情にも君は笑みを浮かべる。その笑顔は、まだ幼い時のままで見覚えがあった
《やっと、ここまで辿り着けました》
ああ、そうだな
長い間、君と会えなかった。分身とレプリカの君とはあんなに会っていたというのに
《行きましょう、ズァークさま》
「今度はずっと一緒にいてくれるか?」
《その為に来ましたから》
「そうか…うん、そうか」
この世界の外では鳴り止まない喝采が響いている、かつての俺が浴びていたものだけど、もう名残惜しくない
今は〇〇とどんな話をしようか、それを考えるだけでわくわくしている
「〇〇、言いそびれた事があるんだ。聞いてくれないか」
《はい、何ですか?》
「愛してる、この手はもう離さないから覚悟してくれ」
《…ええ、とっくにその覚悟はできてますよ
寧ろ、ズァークさまの方が覚悟してください。私、もう二度と貴方から離れるつもりはありませんから》
ああ、これは一本取られたようだ
水底にあるという幸福へ
(君と二人なら)
(光は絶えないだろう)
44/47ページ