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零羅を、全ての次元の人々を零児との決闘で笑顔にする事が出来た、柚子も戻って来てくれた、嬉しい事の筈なのに、なのに――あの人だけがこの世界に、俺の隣にいない
どこにいても俺の事を信じてくれた、俺の正体が悪魔の決闘者と呼ばれたズァークだと知っても正しい方向へと導こうとしてくれた〇〇先輩が眠りについてから、もうすぐ半年が経とうとしている
その間にプロの決闘者となった俺は父さんの背中を追いかける形で様々な決闘者と戦った、勝って来た。それを母さんも柚子も祝福してくれたけど、どこか満たされないんだ
「遊矢、君に会わせたい人間がいる」
そんな連絡を零児から受けた俺は微かな希望を持って、LDSへと赴いた。もしかするとその会わせたい人っていうのが、〇〇先輩かもしれないと思って
でも現実はそんなに甘くなくて、零児が会わせたい人っていうのは俺のインタビューをしたいっていう記者だった。質問を受けている間にこの建物の地下に保管されたカプセルの中で眠っている〇〇先輩の事を思った
先輩の幼馴染みでその体を保管している零児が言っていた『目覚めても、彼女は以前の彼女であるか分からない』って。その理由は一つの体に〇〇先輩ともう一人、先輩のオリジナルと呼ばれる女の子の魂があるからとも
「何だよ、それ…」
ーそれじゃあ、結局世界を救っても救わなくても〇〇先輩の辿るエンディングは一緒だったって事じゃないか
「じゃあ、零児、俺帰るよ」
「いや、まだだ」
――微かな香りがした。淡く優しげな香りは俺を包み込む様で、そんな、そんな、
ふわりとワンピースの裾を白百合の様に花開かせながら、螺旋階段を降りて来る女の子が一体どちらなのか、分からない。ああ、でもこの気配を、俺は酷く昔から良く知っている
「こんにちは、ううん、久し振りと言うべきだね。…また会えたね、榊遊矢くん」
「…その言葉聞くの二回目だよ、〇〇先輩」
気がつけば、俺は走っていた。そんなに遠い距離ではない筈なのに、会えなかった時間が〇〇先輩との間に大きな壁を作っている気がしたから
力加減も何もない俺の抱擁にも先輩は嫌な顔一つしてないのが、背中に回された腕に感じた。どうしよう、これだけで俺の涙腺はもうゆるゆると壊れそうになっていた
「君と零児くんの決闘、見たよ
本当に榊くんは沢山の…ううん、全ての次元の人々を笑顔にする魔法使いだったんだね」
「俺の決闘は誰かを笑顔に出来る魔法だって、先輩が言ってくれたから。それを信じて、俺…!」
「…ありがとう、榊くん。私の信頼をこんな素晴らしい形で応えてくれて
私、その事の方が全ての次元の人々を笑顔にしたっていう事実よりも…これは嬉しいという感情なんだね」
ああ、この言葉が何よりも欲しかったんだ、俺は
今まで満たされずにいた胸の内がどんどん〇〇先輩の言葉で埋まっていく、先輩が嬉しいと言うなら、俺は幸福感さえ感じている
「おかえり、〇〇先輩」
「…ただいま、遊矢くん」
俺、今、凄く幸せだ
デッドラインの向こう側から
(やって来たのは)
(純白の笑顔)
どこにいても俺の事を信じてくれた、俺の正体が悪魔の決闘者と呼ばれたズァークだと知っても正しい方向へと導こうとしてくれた〇〇先輩が眠りについてから、もうすぐ半年が経とうとしている
その間にプロの決闘者となった俺は父さんの背中を追いかける形で様々な決闘者と戦った、勝って来た。それを母さんも柚子も祝福してくれたけど、どこか満たされないんだ
「遊矢、君に会わせたい人間がいる」
そんな連絡を零児から受けた俺は微かな希望を持って、LDSへと赴いた。もしかするとその会わせたい人っていうのが、〇〇先輩かもしれないと思って
でも現実はそんなに甘くなくて、零児が会わせたい人っていうのは俺のインタビューをしたいっていう記者だった。質問を受けている間にこの建物の地下に保管されたカプセルの中で眠っている〇〇先輩の事を思った
先輩の幼馴染みでその体を保管している零児が言っていた『目覚めても、彼女は以前の彼女であるか分からない』って。その理由は一つの体に〇〇先輩ともう一人、先輩のオリジナルと呼ばれる女の子の魂があるからとも
「何だよ、それ…」
ーそれじゃあ、結局世界を救っても救わなくても〇〇先輩の辿るエンディングは一緒だったって事じゃないか
「じゃあ、零児、俺帰るよ」
「いや、まだだ」
――微かな香りがした。淡く優しげな香りは俺を包み込む様で、そんな、そんな、
ふわりとワンピースの裾を白百合の様に花開かせながら、螺旋階段を降りて来る女の子が一体どちらなのか、分からない。ああ、でもこの気配を、俺は酷く昔から良く知っている
「こんにちは、ううん、久し振りと言うべきだね。…また会えたね、榊遊矢くん」
「…その言葉聞くの二回目だよ、〇〇先輩」
気がつけば、俺は走っていた。そんなに遠い距離ではない筈なのに、会えなかった時間が〇〇先輩との間に大きな壁を作っている気がしたから
力加減も何もない俺の抱擁にも先輩は嫌な顔一つしてないのが、背中に回された腕に感じた。どうしよう、これだけで俺の涙腺はもうゆるゆると壊れそうになっていた
「君と零児くんの決闘、見たよ
本当に榊くんは沢山の…ううん、全ての次元の人々を笑顔にする魔法使いだったんだね」
「俺の決闘は誰かを笑顔に出来る魔法だって、先輩が言ってくれたから。それを信じて、俺…!」
「…ありがとう、榊くん。私の信頼をこんな素晴らしい形で応えてくれて
私、その事の方が全ての次元の人々を笑顔にしたっていう事実よりも…これは嬉しいという感情なんだね」
ああ、この言葉が何よりも欲しかったんだ、俺は
今まで満たされずにいた胸の内がどんどん〇〇先輩の言葉で埋まっていく、先輩が嬉しいと言うなら、俺は幸福感さえ感じている
「おかえり、〇〇先輩」
「…ただいま、遊矢くん」
俺、今、凄く幸せだ
デッドラインの向こう側から
(やって来たのは)
(純白の笑顔)
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