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バレンタイン

「……ていうか、男子陣よ。忘れてないか……ホワイトデーというのを」


「「「……………」」」


「ま……まさか、雫葉……三倍返しで貰う気?」


突然の雫葉の振り返って言った言葉に、男性陣が一斉に固まる。それを聞き、喉から声を搾り出したのは小夜だった。


「勿論、材料費は一人“千円”したから……二千円分の何かで良いわ」


それを聞いた瞬間、更に皆に衝撃が走る。


「あぁ~、それから小夜にもだから四千円ね」


スラスラと饒舌に口にした言葉は悪魔の数字、小夜だけは事実を知っているが、彼女の饒舌っぷりに反論しようにも出来なかった。


「……ただし、明日香は友チョコだからバレンタイン頃で良いし、十代くんと和弥は免除にしましょう」


「何でだ?」


「馬鹿」


饒舌に話す雫葉に疑問を投げ掛けるのは十代、それを制止しようとする和弥。


「……十代は小夜に愛情を注いであげてるし、私もそれなりには注がれてる……のかしら?まぁ、そんな所よ」




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