#15 Flickers Thanatos clothes hem
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漸く固執のファズ達を退け、りせの元に駆けつける灰音達を前にりせは脆くも舞台上に倒れてしまう
おそらくはこちらへ向かってくる悠の姿を見た安堵感と次から次へと起こる出来事への疲労感が祟って、意識が保てなくなったのだろう
「里中、天城、灰音。りせを!」
「分かった!」「ええ!」「任せてください」
リーダーの指示を受けた三人が倒れたりせへと向かう、シャドウに救助活動の邪魔をさせぬ様にと残った男性陣のペルソナに何やら光の波が透過していく。痛み等はない、攻撃ではない様だ
そこで魔法や物理攻撃よりも恐ろしい能力を灰音達は目の当たりにする事となる、まだそれを知らない悠達のペルソナがシャドウへ攻撃の手を伸ばす。三体による個別攻撃、普通なら一つは受けても良い筈だ
《まるみえ!》
「えぇ?!」
ポールダンスをするついでにイザナギ、ジライヤ、タケミカヅチの攻撃を全て躱してしまうシャドウに悠達の目が見張る。シャドウはまるでどこに攻撃が来るか、分かっていた様な動きを見せた事も驚きの一因だ
これこそがシャドウりせの真骨頂、敵への分析能力である。先程の光はイザナギをスキャニングした証、スキャニングを終えたイザナギ達の弱点だけでなく、次の行動予測までもがその目にはお見通しであった
「クマくん、頼むね!」
「安全な場所…あんまりないけど、じっとしててね」
「分かったクマー!」
一ターン目の攻撃の隙に救った本体であるりせをクマに託し、女性陣のペルソナも戦闘に合流し攻撃に加わる。スキャニングがまだ終わっていない三体ならまだ道は残っていたかもしれないが、距離が遠過ぎた
即座に攻撃が通る距離ならば、シャドウへ一撃でも与えられていただろう。自分の方へ向かってくるオルフェウス達にも即座にシャドウはスキャニングをかけてしまう
《スケスケ~!》
「躱された?!」
「まさか、さっきの光で?!」
「ペルソナの攻撃が読まれてる…?」
「多分、情報収集に特化したシャドウだと思います…
さっきの光はスキャニングみたいなもので、こっちの動きを先読み出来てるんじゃないかと」
相手の次の行動さえも解析してしまうシャドウりせは笑う余裕さえも見せながら、オルフェウス達の攻撃を躱し切る。その動きと能力を灰音には見覚えがあった
同じ様に敵をスキャニングし、その能力を解析。尚かつ探査能力にも優れた能力を持つ人と二年前に交流があった。あの人の場合はその能力を有するのはペルソナで探査能力はシャドウに対して発揮していたが、優れたナビゲーターだった
けれどその二年前をこの中で誰にも話した事がない灰音の言葉は唐突で、シャドウを見覚えがある様に解析する姿は異質。何故、そんなに細かい事まで分かるのかと思わず悠が聞こうとするが……
《解析完了!反撃、行っくよ~!発射~!》
「きゃあ、あああ…っ!あ、ぅ…」
次はこの場に存在するペルソナの能力を手中に収めたシャドウりせの攻撃の番だった、ポールから降りた彼女の手には筒状の武器が構えられる
解析した情報の中には各々のペルソナの弱点も明確に示されている、それを腐らせるつもりは毛頭ない。シャドウから放たれた攻撃はそれぞれの弱点を貫き、灰音の口からオルフェウスを通じてのダメージに悲鳴が上がる
「セ、センセイ、みんなー!」
「鳴上…先輩…?」
《バッチリ、ダメージ!》
「くっそ…!」
《もう、一発~!》
こちらが攻撃を仕掛けようとも、それは悉くシャドウりせの分析能力の前に無意味なものへと変わってしまう。けれど灰音達にはシャドウりせの攻撃をどうにかする術は持たずに一方的な試合展開が続く
的確に弱点を突いてくる攻撃を連続して受けた灰音達の体は後方へ吹き飛ばされてしまう、たったの二回の攻撃によって佳境を迎えた灰音達の危機というものをクマも理解していた
「な、何とかしなきゃクマ…クマに出来ること、何か出来ること…
何もないクマ~!クマ、何にも役に立たないクマ!」
《それ!》
満身創痍のペルソナ達に容赦なく放たれる、三発目はとうとう灰音達だけでなく、ペルソナ達さえもその場に膝をつかせてしまった
これ程までに分析能力を持つ個体が敵に回ると厄介だなんて思いもしなかった、正しく最強、敵としては最悪な能力だと認識を改める必要がある
《かっこ悪~い!んじゃ、そろそろ…あんたら、消しちゃおっかな~》
「やっべぇ…!」
「私達、死んじゃうの…?」
「し、ぬ…?」
このままでは為す術無く死んでしまう、自分達が死んでしまったらどうなる?
テレビの世界やシャドウ、ペルソナを知らない警察に事件解決は無理な話だ、だとしたら犯人がのさばり、死人が増える
「灰音…?」
これではあの時と同じだ、何も出来ないままに全てが終わろうとしている。こんな時、"あの人"はどうするだろう。二年前に自分や仲間を導き、憧れを抱いた"あの人"なら――
決まっている、最後の最後まで足掻く為に何をしても立ち上がるだろう。"あの人"は特別だったから、灰音には同じ様に出来ないとしても、悠達の盾になる事は出来ると無力だった少女は立ち上がった
Flickers Thanatos clothes hem
(私はまだ死にたくない)
(私は誰も失いたくない)
(あの満月が、わらいかける)
おそらくはこちらへ向かってくる悠の姿を見た安堵感と次から次へと起こる出来事への疲労感が祟って、意識が保てなくなったのだろう
「里中、天城、灰音。りせを!」
「分かった!」「ええ!」「任せてください」
リーダーの指示を受けた三人が倒れたりせへと向かう、シャドウに救助活動の邪魔をさせぬ様にと残った男性陣のペルソナに何やら光の波が透過していく。痛み等はない、攻撃ではない様だ
そこで魔法や物理攻撃よりも恐ろしい能力を灰音達は目の当たりにする事となる、まだそれを知らない悠達のペルソナがシャドウへ攻撃の手を伸ばす。三体による個別攻撃、普通なら一つは受けても良い筈だ
《まるみえ!》
「えぇ?!」
ポールダンスをするついでにイザナギ、ジライヤ、タケミカヅチの攻撃を全て躱してしまうシャドウに悠達の目が見張る。シャドウはまるでどこに攻撃が来るか、分かっていた様な動きを見せた事も驚きの一因だ
これこそがシャドウりせの真骨頂、敵への分析能力である。先程の光はイザナギをスキャニングした証、スキャニングを終えたイザナギ達の弱点だけでなく、次の行動予測までもがその目にはお見通しであった
「クマくん、頼むね!」
「安全な場所…あんまりないけど、じっとしててね」
「分かったクマー!」
一ターン目の攻撃の隙に救った本体であるりせをクマに託し、女性陣のペルソナも戦闘に合流し攻撃に加わる。スキャニングがまだ終わっていない三体ならまだ道は残っていたかもしれないが、距離が遠過ぎた
即座に攻撃が通る距離ならば、シャドウへ一撃でも与えられていただろう。自分の方へ向かってくるオルフェウス達にも即座にシャドウはスキャニングをかけてしまう
《スケスケ~!》
「躱された?!」
「まさか、さっきの光で?!」
「ペルソナの攻撃が読まれてる…?」
「多分、情報収集に特化したシャドウだと思います…
さっきの光はスキャニングみたいなもので、こっちの動きを先読み出来てるんじゃないかと」
相手の次の行動さえも解析してしまうシャドウりせは笑う余裕さえも見せながら、オルフェウス達の攻撃を躱し切る。その動きと能力を灰音には見覚えがあった
同じ様に敵をスキャニングし、その能力を解析。尚かつ探査能力にも優れた能力を持つ人と二年前に交流があった。あの人の場合はその能力を有するのはペルソナで探査能力はシャドウに対して発揮していたが、優れたナビゲーターだった
けれどその二年前をこの中で誰にも話した事がない灰音の言葉は唐突で、シャドウを見覚えがある様に解析する姿は異質。何故、そんなに細かい事まで分かるのかと思わず悠が聞こうとするが……
《解析完了!反撃、行っくよ~!発射~!》
「きゃあ、あああ…っ!あ、ぅ…」
次はこの場に存在するペルソナの能力を手中に収めたシャドウりせの攻撃の番だった、ポールから降りた彼女の手には筒状の武器が構えられる
解析した情報の中には各々のペルソナの弱点も明確に示されている、それを腐らせるつもりは毛頭ない。シャドウから放たれた攻撃はそれぞれの弱点を貫き、灰音の口からオルフェウスを通じてのダメージに悲鳴が上がる
「セ、センセイ、みんなー!」
「鳴上…先輩…?」
《バッチリ、ダメージ!》
「くっそ…!」
《もう、一発~!》
こちらが攻撃を仕掛けようとも、それは悉くシャドウりせの分析能力の前に無意味なものへと変わってしまう。けれど灰音達にはシャドウりせの攻撃をどうにかする術は持たずに一方的な試合展開が続く
的確に弱点を突いてくる攻撃を連続して受けた灰音達の体は後方へ吹き飛ばされてしまう、たったの二回の攻撃によって佳境を迎えた灰音達の危機というものをクマも理解していた
「な、何とかしなきゃクマ…クマに出来ること、何か出来ること…
何もないクマ~!クマ、何にも役に立たないクマ!」
《それ!》
満身創痍のペルソナ達に容赦なく放たれる、三発目はとうとう灰音達だけでなく、ペルソナ達さえもその場に膝をつかせてしまった
これ程までに分析能力を持つ個体が敵に回ると厄介だなんて思いもしなかった、正しく最強、敵としては最悪な能力だと認識を改める必要がある
《かっこ悪~い!んじゃ、そろそろ…あんたら、消しちゃおっかな~》
「やっべぇ…!」
「私達、死んじゃうの…?」
「し、ぬ…?」
このままでは為す術無く死んでしまう、自分達が死んでしまったらどうなる?
テレビの世界やシャドウ、ペルソナを知らない警察に事件解決は無理な話だ、だとしたら犯人がのさばり、死人が増える
「灰音…?」
これではあの時と同じだ、何も出来ないままに全てが終わろうとしている。こんな時、"あの人"はどうするだろう。二年前に自分や仲間を導き、憧れを抱いた"あの人"なら――
決まっている、最後の最後まで足掻く為に何をしても立ち上がるだろう。"あの人"は特別だったから、灰音には同じ様に出来ないとしても、悠達の盾になる事は出来ると無力だった少女は立ち上がった
Flickers Thanatos clothes hem
(私はまだ死にたくない)
(私は誰も失いたくない)
(あの満月が、わらいかける)