#15 Flickers Thanatos clothes hem
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今まで抑圧されていた思念の塊であるシャドウはこちらの都合も無視し、暴走を続ける。その姿を精神攻撃さながらに受けとった完二が項垂れる、一応言っておくと彼の時の方がここも酷かったと灰音は記憶している
取り巻き役の六人のりせの手拍子と誰が流しているかも分からないBGMに乗って、リーダー格であるりせがついに舞台に設置されたポールで艶かしいダンスを始めた、まだストリップでない事が救いと思われる程にはこの場に毒されているのか
だが目の前の彼女達は日頃抑え込んでいる思念であって、彼女達がりせの全貌ではない事を理解しておかなければならない
本当の自分を見ていないと憂いていた久慈川りせこそが本体で断じて、目の前のシャドウ達ではない。なのに視線はポールダンスで舞うりせに釘付けだった
『何かノリ悪ーい!んじゃ、ここで特別ゲスト呼んじゃおうかな?』
「ゲスト?」
『本日のゲストは~…』
『『『『『『たらららららら…』』』』』』
『久慈川りせちゃん!』
特別ゲストと称して、舞台上で新たに照らし出されたのは割烹着姿の八人目の彼女。どれも華やかな姿に着飾った七人とは似ても似つかない程に地味な彼女こそ、灰音達が探していた本物の久慈川りせだった
まだ一日も経っていないというのに酷く消沈した様子が座り込み、足れた髪の隙間から覗く表情から読みとれた。無理もない、灰音達が来るまで、一人でずっと七人のシャドウを前に耐えなければならなかったのだから
「「「「!」」」」
「止めて…止めてよ!」
「りせ!」
ポールダンスやストリップという発言を放ち、醜態を晒す自分自身に反発するりせ。早く助け出さないとシャドウを暴走させるのも時間の問題だろう、その事を考え、舞台へ駆け出す灰音達だがそう簡単にはいかない
今まで通りに本体を易々と返さない為の処置として、天井から固執のファズと名付けられたシャドウの落下による衝撃で灰音達の体は舞台から再び遠ざけられる。踊り子達のガードマンといった所か
『お客様?踊り子には手を触れず、マナーを守ってご覧下さい?』
「眼鏡、眼鏡…」
「巽くん、危ないって!」
「いや、だってよ…眼鏡、眼鏡…」
吹き飛ばした灰音達へと固執のファズはその手に持つ銃を発砲、幸いにも直ぐさまに物陰に隠れた為に傷を負わずには済んだものの、こうも発砲しながら、弾倉の装填時間もないに等しかったら、容易に動けない
この攻撃の中、落としてしまったメガネをその場で探して彷徨う完二は灰音の機転によって同じ障害物の裏へ。どうやら、鼻眼鏡を落とした事で再び視界が霧に遮られ、固執のファズの弾道も見えなくなった様だ
長引けば、シャドウはりせを追い詰める為に畳み掛けるつもりだろう。そうなれば、りせはシャドウを否定せずにはいられない筈だ、無理にでもここは動かなければならない
「一気にいくぞ!」
「りょーかい」
自身のペルソナを召喚するリーダーに続き、仲間達も次々とペルソナの召喚に応じる。灰音が召喚に用いる召喚銃が反撃の狼煙の様にシャドウ達の銃撃の騒音よりも一回り。大きく響いた
イザナギと、その傍で召喚が果たされたジライヤによる合体魔法攻撃が轟音と共に唸る。けれど盾の様なエフェクトを手前に浮かび上がらせた固執のファズには届かず
更にはコノハナサクヤとトモエ、オルフェウスの魔法すらも反射で事なきを得ている
「跳ね返された!」
「魔法に強い分、他に弱点があるはず。そう考えたら…オルフェウス!」
「接近戦しかないってわけね!」
魔法攻撃を反射される事、数回。こうも数を重ねると理解する、固執のファズと呼ばれるシャドウは魔法反射のスキルを持つ、魔法攻撃が利かない敵なのだと
だったら魔法攻撃に代わり、物理攻撃に切り替えるしかない。灰音もオルフェウスの竪琴により、イザナギ達同様に各個撃破に貢献するも次から次へと新手が現れ、りせの元へ近付く事も許されない
「もう、キリがない!」
「こういう時に魔法攻撃で一掃できればいいんすけど…」
それが出来ない今、地道に固執のファズ達を撃破するしかないと分かっていてももどかしい時間ばかりが過ぎていく
魔法攻撃に特化したコノハナサクヤはこの状況で何もできない、魔法一つ封じられるだけでこんなにも弱体化すると見せつけられている気分だ
灰音達が固執のファズ達の魔法反射スキルに苦しめられている一方でりせもまた苦しんでいた、本体を取り囲むシャドウ達による言葉はりせの心を無遠慮に傷付け、楽しんでいる
「いや、こんなの…」
『んもう…本当は見て欲しいくせに!見てみて!ほら!本当のあたし!』
「やめて!こんなの…本当のあたしじゃ…」
『ざっけんじゃないわよ!じゃあ、本当のあんたって?』
目を瞑り、耳までも塞いで自分を認めようとしない本体の言葉に激怒するシャドウ、今までの事例で見た事のない反応だ。だがその本質は変わらない、本体を追い詰めるという目的は今の言葉で更に強くなった事だろう
あくまでも逃げ続け、見たくない現実を見せつけようと六人のシャドウがりせを取り囲む。これでりせの逃げ道は封じられたに近い、否が応でも目の前の自分を直視しなくてはならない
水着姿の自分が本当の久慈川りせでないというなら、他の六人の中に本当の自分とやらがいるのだろうと大玉のシャドウが圧力をかける。本当の自分なんていないと憂いていたりせの弱い部分を的確に突いた問いかけだ
取り巻き役の六人のりせの手拍子と誰が流しているかも分からないBGMに乗って、リーダー格であるりせがついに舞台に設置されたポールで艶かしいダンスを始めた、まだストリップでない事が救いと思われる程にはこの場に毒されているのか
だが目の前の彼女達は日頃抑え込んでいる思念であって、彼女達がりせの全貌ではない事を理解しておかなければならない
本当の自分を見ていないと憂いていた久慈川りせこそが本体で断じて、目の前のシャドウ達ではない。なのに視線はポールダンスで舞うりせに釘付けだった
『何かノリ悪ーい!んじゃ、ここで特別ゲスト呼んじゃおうかな?』
「ゲスト?」
『本日のゲストは~…』
『『『『『『たらららららら…』』』』』』
『久慈川りせちゃん!』
特別ゲストと称して、舞台上で新たに照らし出されたのは割烹着姿の八人目の彼女。どれも華やかな姿に着飾った七人とは似ても似つかない程に地味な彼女こそ、灰音達が探していた本物の久慈川りせだった
まだ一日も経っていないというのに酷く消沈した様子が座り込み、足れた髪の隙間から覗く表情から読みとれた。無理もない、灰音達が来るまで、一人でずっと七人のシャドウを前に耐えなければならなかったのだから
「「「「!」」」」
「止めて…止めてよ!」
「りせ!」
ポールダンスやストリップという発言を放ち、醜態を晒す自分自身に反発するりせ。早く助け出さないとシャドウを暴走させるのも時間の問題だろう、その事を考え、舞台へ駆け出す灰音達だがそう簡単にはいかない
今まで通りに本体を易々と返さない為の処置として、天井から固執のファズと名付けられたシャドウの落下による衝撃で灰音達の体は舞台から再び遠ざけられる。踊り子達のガードマンといった所か
『お客様?踊り子には手を触れず、マナーを守ってご覧下さい?』
「眼鏡、眼鏡…」
「巽くん、危ないって!」
「いや、だってよ…眼鏡、眼鏡…」
吹き飛ばした灰音達へと固執のファズはその手に持つ銃を発砲、幸いにも直ぐさまに物陰に隠れた為に傷を負わずには済んだものの、こうも発砲しながら、弾倉の装填時間もないに等しかったら、容易に動けない
この攻撃の中、落としてしまったメガネをその場で探して彷徨う完二は灰音の機転によって同じ障害物の裏へ。どうやら、鼻眼鏡を落とした事で再び視界が霧に遮られ、固執のファズの弾道も見えなくなった様だ
長引けば、シャドウはりせを追い詰める為に畳み掛けるつもりだろう。そうなれば、りせはシャドウを否定せずにはいられない筈だ、無理にでもここは動かなければならない
「一気にいくぞ!」
「りょーかい」
自身のペルソナを召喚するリーダーに続き、仲間達も次々とペルソナの召喚に応じる。灰音が召喚に用いる召喚銃が反撃の狼煙の様にシャドウ達の銃撃の騒音よりも一回り。大きく響いた
イザナギと、その傍で召喚が果たされたジライヤによる合体魔法攻撃が轟音と共に唸る。けれど盾の様なエフェクトを手前に浮かび上がらせた固執のファズには届かず
更にはコノハナサクヤとトモエ、オルフェウスの魔法すらも反射で事なきを得ている
「跳ね返された!」
「魔法に強い分、他に弱点があるはず。そう考えたら…オルフェウス!」
「接近戦しかないってわけね!」
魔法攻撃を反射される事、数回。こうも数を重ねると理解する、固執のファズと呼ばれるシャドウは魔法反射のスキルを持つ、魔法攻撃が利かない敵なのだと
だったら魔法攻撃に代わり、物理攻撃に切り替えるしかない。灰音もオルフェウスの竪琴により、イザナギ達同様に各個撃破に貢献するも次から次へと新手が現れ、りせの元へ近付く事も許されない
「もう、キリがない!」
「こういう時に魔法攻撃で一掃できればいいんすけど…」
それが出来ない今、地道に固執のファズ達を撃破するしかないと分かっていてももどかしい時間ばかりが過ぎていく
魔法攻撃に特化したコノハナサクヤはこの状況で何もできない、魔法一つ封じられるだけでこんなにも弱体化すると見せつけられている気分だ
灰音達が固執のファズ達の魔法反射スキルに苦しめられている一方でりせもまた苦しんでいた、本体を取り囲むシャドウ達による言葉はりせの心を無遠慮に傷付け、楽しんでいる
「いや、こんなの…」
『んもう…本当は見て欲しいくせに!見てみて!ほら!本当のあたし!』
「やめて!こんなの…本当のあたしじゃ…」
『ざっけんじゃないわよ!じゃあ、本当のあんたって?』
目を瞑り、耳までも塞いで自分を認めようとしない本体の言葉に激怒するシャドウ、今までの事例で見た事のない反応だ。だがその本質は変わらない、本体を追い詰めるという目的は今の言葉で更に強くなった事だろう
あくまでも逃げ続け、見たくない現実を見せつけようと六人のシャドウがりせを取り囲む。これでりせの逃げ道は封じられたに近い、否が応でも目の前の自分を直視しなくてはならない
水着姿の自分が本当の久慈川りせでないというなら、他の六人の中に本当の自分とやらがいるのだろうと大玉のシャドウが圧力をかける。本当の自分なんていないと憂いていたりせの弱い部分を的確に突いた問いかけだ