TURN-019 痛くて苦しくて、だけどそれは、
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《どうしちまったんだよ、プレイメーカー?!
塔が完成する時間が迫って急いでいるのは分かるけどよ…!》
「スペクターが言っていた、ブルーエンジェルの親友とはアイツしか該当しない
アイツをみすみすスペクターは見過ごした…となると、椎名は…!」
《――リボルバーか!奴にあの子を消させるつもりって訳か…うえ、アクシュミィ~!》
滅びゆく仮想空間の街を駆け抜けた先には全てのコンクリートで出来た建物が倒壊し、砂と化した荒野
一歩、荒野に足跡をつけながら塔へ近付くごとにその巨大さを理解する。どこからともなく吹く風はここが仮想空間でなく、現実世界だと思わせる様だ
「――貴様はいつかの時に見たな」
「やはり、貴方が立ち塞がるんですね…リボルバー」
「これは我らの計画だ、何者にも邪魔はさせない
貴様は何故ここへ来た、ここで敗れたブルーエンジェル達の様にカリスマと持て囃された者でない。だとすれば、世界を救うという大義名分でも掲げているのか?」
「…世界なんて、どうでもいい」
「ほう?」
正直、あの病室からこの世界へ飛び込む際にはそんな大義名分が綾乃にはあった気がする
あのままであったら、きっと今のリボルバーの言葉や気だけで圧倒され、何も反論できなかっただろう。でも今の、親友を喪ったクロッシェは違う
「私はただ、親友との約束を叶えに来ただけです」
―綾乃、私…また、貴女と一緒に……決闘や、お話をしたい
「私を取り巻く人達に比べれば、世界なんてちっぽけなものです
でも、それでも…その人達が生きる場所がなくなるというなら、私は戦う。貴方へ決闘を申し込む!」
「その挑戦、受けて立とうではないか」
今のクロッシェは世界やパソージェンとして、この塔が出現するまでの時間稼ぎをしてしまった責任などは欠片しかない
その胸にあるのはハノイに奪われた親友をあの塔から取り戻し、再会を果たす為に命を賭ける事だけ。あんなにPlaymakerの復讐を止めたがっていた彼女も、今や彼と同じ場所に立ってしまった
「先攻は私が頂きます!私のターン!フィールド魔法『エフロエンス・ガーデン』を発動!
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から《エフロエンス・ルチア》を特殊召喚!ルチアが召喚された事で『エフロエンス・ガーデン』の効果を発動し、自分LPを500P回復します!
更に《エフロエンス・アグネス》を通常召喚します!アグネスの効果で自分LPが相手よりも上回った場合、このカードのレベルの数、デッキからカードをドローします!」
アグネスのレベルは3、よってデッキからクロッシェの手札に加わるカードの枚数は合計3枚
この決闘では一切のミス、心理戦に弱いなどという弱音は吐けない。1本の糸がピンと張る様にクロッシェの神経の隅々までが冴え渡る様に活発化する
「アグネスの効果で手札に加わった為、自身の効果で《エフロエンス・アガサ》を手札から特殊召喚!彼方より現れて、未来への懸け橋!
召喚条件は植物族モンスター2体以上!私はルチア、アグネス、アガサをリンクマーカーへセット!リンク召喚!今こそ、その御旗の元へ集え!リンク3!《エフロエンス・ラ・ピュセル》!!」
「名高き白百合の乙女、聖女か」
「ラ・ピュセルの効果!自身が召喚され、『エフロエンス・ガーデン』の効果でLPを回復したことで相手プレイヤーへ300Pのダメージを与える!」
「く…」
キュアバーンという攻撃性を持つ【エフロエンス】デッキ、そのバーンを担当するEXデッキの聖女達
確かにその一手一手は弱弱しい、だが目の前のリボルバーの背中より聳える塔の完成をクロッシェの展開する決闘で少しは遅らせる事は出来ている筈だ
「私はカードを1枚伏せ、ターンエンドです」
「私のターン、ドロー!相手フィールド上にリンクモンスターが存在する場合、手札から《ゲートウェイ・ドラゴン》を特殊召喚する
更に1ターンに1度、手札からレベル4以下の闇属性・ドラゴン族モンスター1体を特殊召喚する。来い、《アネスヴァレット・ドラゴン》!
そして、《スニッフィング・ドラゴン》を通常召喚。召喚された《スニッフィング・ドラゴン》の効果で同名モンスターをデッキから手札へ加える…現れろ、我が道を照らす未来回路!
召喚条件は効果モンスター2体以上!リンク召喚、現れろ!リンク3!《トポロジック・トゥリスバエナ》!」
「新しい【トポロジック】…!」
「トゥリスバエナのリンク召喚に成功した為、手札から《ベルトリンク・ウォール・ドラゴン》を特殊召喚し、カウンターを2つ置く!」
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