TURN-016 白百合の形を模した墜落
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サイバース達、そしてその主人を守護するドラゴンであり、Playmakerのエースモンスターでもあるファイアウォール・ドラゴンの召喚
ファイアウォールの攻撃力ではベルスーズに及ばないだろう。けれどモンスターは攻撃力が全てではない、それをこのドラゴンは証明してくれる。倒せないならば、別の方法で除去すればいいのだ
「《サイバース・ガジェット》がフィールドから墓地へ送られた事で自分フィールド上に《ガジェット・トークン》1体を特殊召喚。伏せカード、オープン!罠カード『リコーデッド・アライブ』!
自分のフィールド・または墓地のリンク3のサイバース族リンクモンスター1体を除外する事でEXデッキから「コード・トーカー」モンスター1体を特殊召喚する!
俺は墓地の《デコード・トーカー》をゲームから除外し、《エンコード・トーカー》を特殊召喚!更にリンク先にモンスターが召喚された事により、ファイアウォールの効果発動!
ファイアウォールと相互リンクしているモンスターの数まで、自分または相手のフィールド・墓地のモンスターを持ち主の手札に戻す。俺が選ぶのは《エフロエンス・ベルスーズ》!<エマージェンシーエスケイプ>!」
「対象を失った『エフロエンス・ファータライザー』は墓地へ送られ、もう1つの効果を発動します!
このカードを墓地へ送る事で墓地に存在する【エフロエンス】モンスターの数×100P、自分LPを回復する」
「バトルだ!《ファイアウォール・ドラゴン》と《エンコード・トーカー》でプレイヤーにダイレクトアタック!」
「きゃあああ!!」
これがキュアバーンデッキでなければ、もう決着は着いていた頃だろう。先程のクロッシェのターンで1万に届くかと思われる程に回復したライフでは、2体のモンスターの攻撃を以てしても0には届かない
戦況はモンスターの数で言うならば、Playmakerに、ライフで言うならばクロッシェの方に軍配が上がっていた。偽のハノイに遅れを取っていた、あの頃から彼女は成長し、その成長を皮肉にもここで表している
《やっと3100かよ!こりゃ、長引きそうだぜ…》
「長引かせはしない、次で決める。俺はターンエンド」
「っ…私のターン…ドロー!魔法カード『エフロエンス・スプラウトゥ』発動…!墓地に存在する【エフロエンス】モンスター2体をデッキに加えて、カードを2枚ドロー
《アロマージ・ジャスミン》を召喚し、効果をはつ…」
【エフロエンス】と同じくLPの回復をトリガーに様々な効果を発動する【アロマ】モンスターが彼女のデッキに入っているのは可笑しくない
Playmakerが着目したのはジャスミンを召喚した時、クロッシェから微かに綾乃の気配がした事だ。間違いない、電脳ウィルスによって存在は希薄だが、綾乃は確かにここにいる
「っ…効果を発動します…!ジャスミンがフィールドに存在する限り、自分は通常召喚に加えて、もう1度ジャスミン以外の植物族モンスター1体を召喚出来る!私は《ダンディライオン》を召喚!
彼方より現れて!未来への懸け橋!私は《アロマージ・ジャスミン》、《ダンディライオン》をリンクマーカーにセット!リンク召喚!返り咲きなさい、リンク2!《エフロエンス・ベルスーズ》!!
『エフロエンス・ガーデン』でLPを500回復!そして、《ダンディライオン》が墓地へ送られた事で自分フィールドに《綿毛トークン》を2体、守備表示で特殊召喚!再び現れて…未来への懸け橋!」
「!」
《連続リンク召喚?!》
「召喚条件は植物族モンスター2体以上、私はリンク2の《エフロエンス・ベルスーズ》と《綿毛トークン》2体をリンクマーカーにセット!
リンク召喚!今こそ、天空へ大いに花開け!リンク4!《エフロエンス・サルヴェ・レジーナ》!!」
天空に現れたサーキットから花開く様に現れたモンスターは天の女王への賛歌を意味する名前を持つ
【エフロエンス】という蕾が芽吹く時を天空から見守り、芽を摘み取る者あらば断罪する――ファイアウォールが守護竜というならば、まさしくサルヴェ・レジーナも蕾を守護する女神だろう
「《エフロエンス・サルヴェ・レジーナ》がリンク召喚された事で『エフロエンス・ガーデン』の効果により、私のLPは500P回復!更にライフが回復した事で《エフロエンス・サルヴェ・レジーナ》の効果発動…!
このカードがフィールド上に存在する限り、自分LPが回復するごとに相手ライフに500Pダメージを与えます!バトル!《ファイアウォール・ドラゴン》を攻撃…!」
「この瞬間!《エンコード・トーカー》のモンスター効果発動!
1ターンに1度、このカードのリンク先の自分のモンスターがそのモンスターより攻撃力が高い相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる!
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる!」
「っ…」
「更にダメージ計算後、このカードまたはこのカードのリンク先の自分のモンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで、その戦闘を行った相手モンスターの攻撃力分をアップする!」
「……私は、これでターンエンド、です」
「俺のターン!ドロー!…バトルだ!ファイアウォール、エンコードでプレイヤーにダイレクトアタック!! <テンペストアタック>!<ファイナルエンコード>!!」
2体のモンスターから放たれた攻撃が屋上に立つクロッシェの足元を掬い、Playmakerと対峙していた体は一瞬の浮遊の後にビルの谷間に吸い込まれていく
谷間の底に落下するのもいいと意識がクロッシェと分離していく事を感じながら、綾乃は思った。どっちがどっちかも分からないけれど、自分のやったことは決して許される事ではないのだから――
落ちていく意識と視界の中、綾乃は早咲きの雪の花を見た。その中を落下していく自分を引き上げる手は温かくて、どうしようもなく泣きたい衝動に駆られた事を覚えている
白百合の形を模した墜落
(次、目覚める時はどうか、)
(“私”でありますように。)
ファイアウォールの攻撃力ではベルスーズに及ばないだろう。けれどモンスターは攻撃力が全てではない、それをこのドラゴンは証明してくれる。倒せないならば、別の方法で除去すればいいのだ
「《サイバース・ガジェット》がフィールドから墓地へ送られた事で自分フィールド上に《ガジェット・トークン》1体を特殊召喚。伏せカード、オープン!罠カード『リコーデッド・アライブ』!
自分のフィールド・または墓地のリンク3のサイバース族リンクモンスター1体を除外する事でEXデッキから「コード・トーカー」モンスター1体を特殊召喚する!
俺は墓地の《デコード・トーカー》をゲームから除外し、《エンコード・トーカー》を特殊召喚!更にリンク先にモンスターが召喚された事により、ファイアウォールの効果発動!
ファイアウォールと相互リンクしているモンスターの数まで、自分または相手のフィールド・墓地のモンスターを持ち主の手札に戻す。俺が選ぶのは《エフロエンス・ベルスーズ》!<エマージェンシーエスケイプ>!」
「対象を失った『エフロエンス・ファータライザー』は墓地へ送られ、もう1つの効果を発動します!
このカードを墓地へ送る事で墓地に存在する【エフロエンス】モンスターの数×100P、自分LPを回復する」
「バトルだ!《ファイアウォール・ドラゴン》と《エンコード・トーカー》でプレイヤーにダイレクトアタック!」
「きゃあああ!!」
これがキュアバーンデッキでなければ、もう決着は着いていた頃だろう。先程のクロッシェのターンで1万に届くかと思われる程に回復したライフでは、2体のモンスターの攻撃を以てしても0には届かない
戦況はモンスターの数で言うならば、Playmakerに、ライフで言うならばクロッシェの方に軍配が上がっていた。偽のハノイに遅れを取っていた、あの頃から彼女は成長し、その成長を皮肉にもここで表している
《やっと3100かよ!こりゃ、長引きそうだぜ…》
「長引かせはしない、次で決める。俺はターンエンド」
「っ…私のターン…ドロー!魔法カード『エフロエンス・スプラウトゥ』発動…!墓地に存在する【エフロエンス】モンスター2体をデッキに加えて、カードを2枚ドロー
《アロマージ・ジャスミン》を召喚し、効果をはつ…」
【エフロエンス】と同じくLPの回復をトリガーに様々な効果を発動する【アロマ】モンスターが彼女のデッキに入っているのは可笑しくない
Playmakerが着目したのはジャスミンを召喚した時、クロッシェから微かに綾乃の気配がした事だ。間違いない、電脳ウィルスによって存在は希薄だが、綾乃は確かにここにいる
「っ…効果を発動します…!ジャスミンがフィールドに存在する限り、自分は通常召喚に加えて、もう1度ジャスミン以外の植物族モンスター1体を召喚出来る!私は《ダンディライオン》を召喚!
彼方より現れて!未来への懸け橋!私は《アロマージ・ジャスミン》、《ダンディライオン》をリンクマーカーにセット!リンク召喚!返り咲きなさい、リンク2!《エフロエンス・ベルスーズ》!!
『エフロエンス・ガーデン』でLPを500回復!そして、《ダンディライオン》が墓地へ送られた事で自分フィールドに《綿毛トークン》を2体、守備表示で特殊召喚!再び現れて…未来への懸け橋!」
「!」
《連続リンク召喚?!》
「召喚条件は植物族モンスター2体以上、私はリンク2の《エフロエンス・ベルスーズ》と《綿毛トークン》2体をリンクマーカーにセット!
リンク召喚!今こそ、天空へ大いに花開け!リンク4!《エフロエンス・サルヴェ・レジーナ》!!」
天空に現れたサーキットから花開く様に現れたモンスターは天の女王への賛歌を意味する名前を持つ
【エフロエンス】という蕾が芽吹く時を天空から見守り、芽を摘み取る者あらば断罪する――ファイアウォールが守護竜というならば、まさしくサルヴェ・レジーナも蕾を守護する女神だろう
「《エフロエンス・サルヴェ・レジーナ》がリンク召喚された事で『エフロエンス・ガーデン』の効果により、私のLPは500P回復!更にライフが回復した事で《エフロエンス・サルヴェ・レジーナ》の効果発動…!
このカードがフィールド上に存在する限り、自分LPが回復するごとに相手ライフに500Pダメージを与えます!バトル!《ファイアウォール・ドラゴン》を攻撃…!」
「この瞬間!《エンコード・トーカー》のモンスター効果発動!
1ターンに1度、このカードのリンク先の自分のモンスターがそのモンスターより攻撃力が高い相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる!
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる!」
「っ…」
「更にダメージ計算後、このカードまたはこのカードのリンク先の自分のモンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで、その戦闘を行った相手モンスターの攻撃力分をアップする!」
「……私は、これでターンエンド、です」
「俺のターン!ドロー!…バトルだ!ファイアウォール、エンコードでプレイヤーにダイレクトアタック!! <テンペストアタック>!<ファイナルエンコード>!!」
2体のモンスターから放たれた攻撃が屋上に立つクロッシェの足元を掬い、Playmakerと対峙していた体は一瞬の浮遊の後にビルの谷間に吸い込まれていく
谷間の底に落下するのもいいと意識がクロッシェと分離していく事を感じながら、綾乃は思った。どっちがどっちかも分からないけれど、自分のやったことは決して許される事ではないのだから――
落ちていく意識と視界の中、綾乃は早咲きの雪の花を見た。その中を落下していく自分を引き上げる手は温かくて、どうしようもなく泣きたい衝動に駆られた事を覚えている
白百合の形を模した墜落
(次、目覚める時はどうか、)
(“私”でありますように。)