TURN-008 スカートひらり、舞い降りて
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「―私のログアウトなんてさせません。私が現実に戻る時は貴方も一緒です、プレイメーカーさん
貴方を見守っている人の元まで無事に貴方が帰る所を見届けないと、きっと私は一生後悔する」
「…無事にアンタを帰さなきゃいけないのは、俺も同じだ」
本当は諦めさせるべきなのだろう、振り払うべきなのだろう。でもーPlaymakerはそれをしなかった
それを合図にクロッシェはリボルバーを真正面から見据え、Playmakerの背中に回した腕へと力を込めた。その腕が微かに、震えているのを感じた
「『天火の牢獄」の効果が切れた事で《ベルトリンク・ウォール・ドラゴン》の守備力は2400から2100にダウン!
フィールド魔法『サイバネット・ユニバース』の効果により、自分のフィールドのリンクモンスターの攻撃力は300アップ!」
《おぉ~!なんかすげえの出てるし!これって奴とスピードデュエルしてた時のストームアクセスで…ん!?おぉ~!向こうにもすげえの出てる!》
「俺は《ファイアウォール・ドラゴン》で《ベルトリンク・ウォール・ドラゴン》を攻撃!」
ファイアウォール・ドラゴンは自身の翼を円状に自分の体の周囲へ展開すると、その体はその名の通りに深紅へと燃え盛る
授けられた時のデータストームの激しさから名付けられた様な<テンペスト・アタック>と呼ばれた攻撃は、ベルトリンク・ウォール・ドラゴンを破壊するに至る
「くっ!《ベルトリンク・ウォール・ドラゴン》…」
「フィールド魔法『サイバネット・ユニバース』の効果!俺は墓地の《エンコード・トーカー》をエクストラデッキに戻す
俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド」
「私のターン、ドロー!」
「俺はこの瞬間、罠発動!『パラレルポート・アーマー』!
《ファイアウォール・ドラゴン》は相手のカードの対象にならず、バトルで破壊されない!」
「だが、私は手札から魔法カード発動!『マーカーズ・チャージ』!
このカードはエクストラモンスターゾーンにリンクの数値が同じモンスターがいる時、デッキからカードを2枚ドローする」
アネスヴァレット・ドラゴンを通常召喚したリボルバーは手札より速攻魔法『スクイプ・ドロー』を発動
『スクイプ・ドロー』の効果で彼のフィールド上のヴァレットモンスター1体を破壊し、デッキからカードを2枚ドロー、更に手札から発動したフィールド魔法『リボルブート・セクター』の効果が発動される
守備表示でフィールドへと特殊召喚された、オートヴァレット・ドラゴンとアネスヴァレット・ドラゴンは発動されたフィールド魔法の効果でその守備力は300Pアップ
「《ヴァレルロード・ドラゴン》の効果!1ターンに1度、フィールドのモンスター1体の攻撃力と守備力を500ダウンさせる
私は《オートヴァレット・ドラゴン》にこの効果を使う、<アンチ・エネミー・ヴァレット>!」
《自分のモンスターの守備力を下げちゃうの?》
「この瞬間、《オートヴァレット・ドラゴン》の効果!
このカードがリンクモンスターの対象になった時、自らを破壊し、フィールドの魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。私はお前の『パラレルポート・アーマー』を墓地に送る!」
オートヴァレット・ドラゴンはフィールドからその姿を消し、ヴァレルロード・ドラゴンの弾丸へと姿を変えた
弾丸と化したオートヴァレット・ドラゴンは目の上のたんこぶとなり、邪魔をしていた『パラレルポート・アーマー』を貫いた
「効果の対象になった途端、発動する効果か」
《他のヴァレットモンスターも今みたいに、ヴァレルロードの弾になるってことか?》
「いえ、それだけじゃないです。『パラレルポート・アーマー』が破壊されたという事は…」
「そうだ、これでお前の《ファイアウォール・ドラゴン》は破壊が可能となった
いくぞ、《ヴァレルロード・ドラゴン》で《ファイアウォール・ドラゴン》に攻撃!」
先程はPlaymakerに照準を合わせていたヴァレルロード・ドラゴンの眼光はファイアウォール・ドラゴンに定まり、放たれた銃弾が空間を切り裂きながら、突き進む
その赤い銃弾によって切り裂かれた大気は熱を持ったかの様に紅に染まり、目に見えない筈の大気の流れが視認出来る様になったのは、瞬く間の事
「《ヴァレルロード・ドラゴン》の効果!<ストレンジ・トリガー>!」
たった一発の銃弾を浴びたファイアウォール・ドラゴンは悲痛な声を上げたかと思うと、その体にノイズが走った
ゲームで言う所の状態異常にかかったドラゴンを見上げるPlaymakerとクロッシェの声を代行する様にAiが焦った様な声を上げる中、ウィルスともいえる弾丸を受けたファイアウォール・ドラゴンはリボルバーへ奪われてしまった
《ぎょえー!向こうのすげえドラゴンにこっちのすげえドラゴン、取られた!》
「相手モンスターをコントロールする効果か」
「《ファイアウォール・ドラゴン》、プレイメーカーにダイレクトアタック!<テンペスト・アタック>!
自らのサイバースで散れ、プレイメーカー!」
ファイアウォール・ドラゴンが放つ強力なエネルギーの塊がPlaymaker達へと迫りくる
この攻撃を受ければ、精神体で構築されたクロッシェは消え去る。咄嗟にクロッシェを見るPlaymakerを置いて逃げるという選択肢は彼女にはない、この状況下でもPlaymakerを信じているのだ
《プププ、プレイメーカー様よ!》
「分かっている、罠発動!『サイバネット・リフレッシュ』!
サイバース族モンスターの攻撃宣言時、メインモンスターゾーンのモンスターを全て破壊」
「ファイアウォールの攻撃を躱したか、私はカードを1枚伏せる。だが、私のフィールドの守りは鉄壁だ
アネスヴァレットは戦闘・効果で破壊され、墓地へ送られたターンの終わりに自身以外のヴァレットモンスターをデッキから特殊召喚出来る!更に破壊されたオートヴァレットにも同じ効果が備わっている」
リボルバーのフィールドに2体のマグナヴァレットが並ぶ
その守備力はフィールド魔法『リボルブート・セクター』の効果によって、300Pアップ。ファイアウォールを失い、がら空きのPlaymakerとは対照的な布陣だ
「俺は『サイバネット・リフレッシュ』の効果により、このカードの効果で破壊されたサイバース族リンクモンスターを墓地から特殊召喚する
蘇れ、《ファイアウォール・ドラゴン》!蘇った《ファイアウォール・ドラゴン》の攻撃力はフィールド魔法『サイバネット・ユニバース』の効果で300アップ!
更に罠発動!『リコーデッド・アライブ』!墓地の《デコード・トーカー》を除外し。エクストラデッキからコード・トーカーと名の付くモンスター1体を特殊召喚する。来い、《エンコード・トーカー》!」
フィールド魔法『サイバネット・ユニバース』の効果でエクトラデッキへと戻っていたエンコード・トーカーが再び、Playmakerのフィールドへと帰還する
『サイバネット・ユニバース』は未だに存在する、そしてエンコード・トーカーがリンクモンスターである限り、恩恵としてその攻撃力は300Pアップするのだ
「本当の勝負はこれからだ!」
スカートひらり、舞い降りて
(傷付いた貴方の女神にはなれない)
(けれど、貴方が凭れる木にはなれる)