TURN-040 描いた未来図に叶う事のない夢を透かす
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「ホーリーソングの召喚で私はLPを500回復!LPが回復した事でホーリーソングの効果を発動します!
このカードがフィールド上に存在する限り、ライフが回復するごとに相手へ100Pのダメージを与える!」
「く…っ」
「手札の《エフロエンス・ヴェルブルガ》のモンスター効果を発動します!」
「先程、『フレグランス・ストーム』で墓地へ送ったヨハンナの効果で手札に加えたカードか!」
「カードの効果で手札に加わったヴェルブルガはフィールド上に存在する【エフロエンス】リンクモンスターのリンク先へ守備表示で特殊召喚できる!そして私はライフを500回復!」
見る見る内にボーマンとのライフポイントの差が広がっていく、普通ならばここで安全圏内と思ってもいい範囲だが、クロッシェは手を緩めはしない
次世代のイグニスとなるべく生まれたボーマンとの決闘には安全圏内など存在しない、幾度となくPlaymakerの追撃を退けて来たボーマンなら幾らでもこの戦況をひっくり返す事は出来る筈だ
「…再び現れて、後悔なき選択へと続くサーキット!召喚条件は植物族モンスター2体!
私はホーリーソング、ヴェルブルガをリンクマーカーへセット!リンク召喚!リンク2、《エフロエンス・ベルスーズ》!ガーデンの効果で私はライフを500回復し、ボーマンさんへ300Pのダメージを与えます!」
「連続リンク召喚をここまで放つか…よほど私へ勝ちたいと見える」
「私はカードを2枚伏せ、ターンエンドです」
「私のターン、ドロー!」
ここまでは全てクロッシェの展開したかった理想通りの戦況だ。だからこそ、ここまで容易くこの戦況を展開出来た事は不気味にも捉えられる
一切の妨害を挟まずにここまでの流れを静観していたボーマンがここからどう動くのか、彼が扱うデッキは遊作から得た情報のままなのか──考え出すと歯止めが利かなくなってしまう
「私は《ハイドライブ・ブースター》を召喚!現れろ、真実を極めるサーキット!リンク召喚、リンク1《フロー・ハイドライブ》!
更に魔法カード『ハイドライブ・リビルド』発動!自分フィールドの【ハイドライブ】1体を破壊する、私は《フロー・ハイドライブ》を破壊!」
「この感じ…さっき、私が『フレグランス・ストーム』を発動した流れに似てますね…」
「《フロー・ハイドライブ》の効果!このカードが効果、戦闘で破壊された時、自分フィールドに《ハイドライブトークン》1体を守備表示で特殊召喚する!
更に『ハイドライブ・リビルド』の効果を発動!このカードは効果で破壊された【ハイドライブ】の効果が墓地で発動した時、墓地から【ハイドライブ】1体を効果を無効にして特殊召喚する!」
「……」
―これが遊作くん達の言っていた学習するAIである、ボーマンさんの姿…!
「私はリンク魔法『裁きの矢』を発動!現れるがいい!世界を裁きし3本の矢!」
「初手から来ましたね…!」
深層意識にライトニングが根付いた時に見せつけられた、人間の技能では創造が困難なリンクマーカーを持つ魔法カードの存在にクロッシェの緊張が一気に高まる
『裁きの矢』をここで発動するからにはその効果を最大限に使用出来る展開を持ってくる筈だ、このボーマンのターンが最初の凌ぎ時だと頭から警告が発せられる
「現れろ、真実を極めるサーキット!リンク召喚!リンク1《バーン・ハイドライブ》!
三度現れろ、真実を極めるサーキット!召喚条件は【ハイドライブ】リンクモンスター2体!リンク召喚!現れろ、リンク2《ツイン・ハイドライブ・ナイト》!
《ツイン・ハイドライブ・ナイト》のリンク召喚に成功した場合、このカードのリンク素材とした自分の墓地の【ハイドライブ】リンクモンスターを2体まで対象として発動できる
フィールドのこのカードの属性はそのモンスターと同じ属性として扱う!」
「風と炎の属性を持つリンクモンスター、という訳ですね
その攻撃力を以てしてもベルスーズには届かない、と言いたい所なんですけど…」
「バトルだ!《ツイン・ハイドライブ・ナイト》で《エフロエンス・ベルスーズ》を攻撃!
更に『裁きの矢』の効果!《ツイン・ハイドライブ・ナイト》の攻撃力は倍となる!」
「っ…!リバースカード、オープン!罠カード『エフロエンス・アンティフォナ』を発動します!
この効果は自分フィールド上の【エフロエンス】と名のつくリンクモンスターが破壊され、墓地へ送られた時に発動できる!
墓地へ送られた【エフロエンス】と名のついたリンクモンスターをゲームから除外し、EXデッキからリンク3以上の【エフロエンス】リンクモンスターの効果を無効にして特殊召喚する!
私は《エフロエンス・レジーナ・チェリ》の効果を無効にし、特殊召喚します!」
「私はカードを2枚伏せ、ターンエンドだ」
どうにか、次の自分のターンでボーマンの元まで切り抜ける為のアタッカーをより強固な存在に置き換えるまでは許された様だ
更なる追撃の恐れを失い、2度目のターンへ回す事を先延ばしにしてクロッシェはこの決闘の中──否、この自問自答自体はきっとライトニングとの決闘で敗北した後から今までずっと続いていた
「ボーマンさん、貴方やライトニングさんは私達と人が築き上げた世界は行き止まりだと思っているみたいです」
「ああ、行き止まりにぶつかった時、ヒトは人類を後退し始めた
自らが作り上げて来た世界に争いを起こし──これを行き止まりに行き当たった愚行と呼ばずとして何と呼ぶ?」
「私からすると行き止まりにぶつかった人達は逆行する事で、行き止まりじゃない別の道を探している様に見えてしまうんですよね」
「それはクロッシェ、君がそう思いこみたいが為の言い訳ではないか?」
「…うーん、痛い所を突きますね」
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