TURN-040 描いた未来図に叶う事のない夢を透かす
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ライトニングによって開かれたゲートはクロッシェを飲み込み、跡形もなく消え去ってしまった
クロッシェの存在を探す為に今にも駆け出しそうになるブルーメイデンを止めるのは、綾乃と同じ程に大切である友人の美優の分身―アクアの一言であった
《信じるのです、貴女が信じる綾乃という少女は負けたりしないと》
「分かってる、でも…っ」
《ですが、彼女を探す事自体は賛成です》
「!」
「貴方が、ボーマン」
長く果てしのない、どこまでも明ける事のない夜を彷彿とさせる闇を潜り抜けた先の出口は、いつぞやライトニングと初めて会った宮殿に似た作りの室内に設定されていた
祭壇を模した位置からクロッシェを見下ろす瞳はどこまでも静謐で、一切の人間的な感情を窺い知ることが出来ない。けれど反対にその佇まいは”穏やかな人間”の様にも見えた
「えっとごめんなさい、その…AIというにはあまりにも……」
「ああ、ヒトに沿って作られた体だからな。混乱を招いてしまっただろうか」
ボーマンの言葉に尚更、クロッシェはAIと人間という境目が曖昧となってしまう
ライトニングの様に人間への慈悲を全て切り取ったという訳ではない、クロッシェの心の混乱を汲む様な配慮の言葉にそれが見られる。だからこそ──この事件を引き起こすきっかけが知りたかった
「私からは貴方に人へのマイナス的な感情は見られません
だから聞かせてほしいのです、何故──貴方達は私達を排除しようとするのですか?」
「その問いは既に私ではない者が君へと答えたと記録している」
「…AIが私達を管理する事で人類の存続を願う為、ですね」
直接的ではないにせよ、クロッシェからの2度目の問いかけは排除されてしまった
効率を何よりも重視した行動によってボーマンという存在が人間ではなく、次世代のイグニスというAIなのだと実感を得るには十分すぎる言動をクロッシェは手にした
「Aiくん達は、私達とありたいと願ってくれました。だからその逆の立場を持つ存在もあるとは思います」
「クロッシェ、君は私達の計画を否定から入りはしないのか」
「否定から入ってもその側面でしか、貴方達を見る事が出来ませんから
でも…そうじゃなくても私はやっぱり自由に生きてみたいから、ボーマンさん―貴方からその計画を捻じ曲げます」
「…クロッシェ、君は慈しみ深いヒトなのだな。君は全てを否定する強さを持ち合わせない、正しいと思った一粒の欠片だけを握って剣を持つ
実に惜しい、いや哀しむべきだろうか…その弱さこそが君の首を絞め続ける木綿の糸となるのだから」
一つ、また一文字を言葉として繋げる間に帯びていく感情という熱は敵意としてクロッシェの心臓を握りつぶそうとする
衝突を避けきれない事は知っていた、こうなる事さえも予想通りだ。この決闘の中でボーマンが言った木綿の糸と称した弱さを引きちぎってみせようではないか
「「──決闘!」」
「私のターン!私はフィールド魔法『エフロエンス・ガーデン』を発動!
そして手札から《エフロエンス・ヨハンナ》を召喚します!ヨハンナが召喚された事で『エフロエンス・ガーデン』の効果で私はLPを500P回復です!
ヨハンナの効果を発動します!このカードが召喚・特殊召喚・反転召喚された時、デッキから儀式モンスター1枚を手札へ加えます!」
結局、クロッシェには大幅にデッキを改造ならびに新しく構築する事は出来ないでいた
カリスマ決闘者でもない、取るに足りない微々たる戦力である決闘者―悔しいけれどそれが今のクロッシェ、なら自分が出来る最善で突撃しに行くしかないのだ
「手札から魔法カード『フレグランス・ストーム』を発動します!フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター1体を破壊し、自分のデッキからカードを1枚ドロー!」
「…なるほど、その効果でドローしたカードが植物族モンスターだった場合、自分はカードをもう1枚ドローする効果か」
「『フレグランス・ストーム』の効果で私はヨハンナを破壊し、デッキからカードを1枚、ドロー!」
流石というべきか、ボーマンはランクが上になるにつれて忘れがちになるカード効果の確認にも余念がない
ヨハンナが墓地で送られた事で残された魔法カードの効果でデッキから引き抜かれたカードは、ヨハンナという聖女の意思を紡ぐ様に絶える事のない奇跡を生み出していく
「私が引いたカードは植物族モンスター、《エフロエンス・アガサ》!更にもう1枚、カードをドローします!」
「君のその勝利への渇望、聖女への憧れがデッキのカード達を引き寄せている様だな」
「手札に存在する《エフロエンス・アガサ》のモンスター効果!このカードがモンスター、魔法、罠カードの効果で手札へ加わった時、フィールドへ特殊召喚できる!
そして『フレグランス・ストーム』の効果で墓地へ送ったヨハンナのモンスター効果も発動させて頂きます!
このカードが儀式召喚以外で墓地へ送られた時、墓地に存在するこのカードをデッキへ戻し、その後、カードを2枚ドローする!
彼方より現れて、後悔なき選択へと続くサーキット!召喚条件は植物族モンスター1体!私はアガサをリンクマーカーへセット!リンク召喚!リンク1、《エフロエンス・ホーリーソング》!」
ヨハンナから繋がった意思は青い天使のエースであるモンスターに良く似た容姿をした、聖歌を具現化した少女へ集結する
先程会った2人のジャーナリストに託したPlaymakerへの誤解の昇華と並び、美優という葵と自分の友達である少女の笑顔を取り戻す願いをクロッシェはこの戦いで全て叶えようと貪欲に走っていた
クロッシェの存在を探す為に今にも駆け出しそうになるブルーメイデンを止めるのは、綾乃と同じ程に大切である友人の美優の分身―アクアの一言であった
《信じるのです、貴女が信じる綾乃という少女は負けたりしないと》
「分かってる、でも…っ」
《ですが、彼女を探す事自体は賛成です》
「!」
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「貴方が、ボーマン」
長く果てしのない、どこまでも明ける事のない夜を彷彿とさせる闇を潜り抜けた先の出口は、いつぞやライトニングと初めて会った宮殿に似た作りの室内に設定されていた
祭壇を模した位置からクロッシェを見下ろす瞳はどこまでも静謐で、一切の人間的な感情を窺い知ることが出来ない。けれど反対にその佇まいは”穏やかな人間”の様にも見えた
「えっとごめんなさい、その…AIというにはあまりにも……」
「ああ、ヒトに沿って作られた体だからな。混乱を招いてしまっただろうか」
ボーマンの言葉に尚更、クロッシェはAIと人間という境目が曖昧となってしまう
ライトニングの様に人間への慈悲を全て切り取ったという訳ではない、クロッシェの心の混乱を汲む様な配慮の言葉にそれが見られる。だからこそ──この事件を引き起こすきっかけが知りたかった
「私からは貴方に人へのマイナス的な感情は見られません
だから聞かせてほしいのです、何故──貴方達は私達を排除しようとするのですか?」
「その問いは既に私ではない者が君へと答えたと記録している」
「…AIが私達を管理する事で人類の存続を願う為、ですね」
直接的ではないにせよ、クロッシェからの2度目の問いかけは排除されてしまった
効率を何よりも重視した行動によってボーマンという存在が人間ではなく、次世代のイグニスというAIなのだと実感を得るには十分すぎる言動をクロッシェは手にした
「Aiくん達は、私達とありたいと願ってくれました。だからその逆の立場を持つ存在もあるとは思います」
「クロッシェ、君は私達の計画を否定から入りはしないのか」
「否定から入ってもその側面でしか、貴方達を見る事が出来ませんから
でも…そうじゃなくても私はやっぱり自由に生きてみたいから、ボーマンさん―貴方からその計画を捻じ曲げます」
「…クロッシェ、君は慈しみ深いヒトなのだな。君は全てを否定する強さを持ち合わせない、正しいと思った一粒の欠片だけを握って剣を持つ
実に惜しい、いや哀しむべきだろうか…その弱さこそが君の首を絞め続ける木綿の糸となるのだから」
一つ、また一文字を言葉として繋げる間に帯びていく感情という熱は敵意としてクロッシェの心臓を握りつぶそうとする
衝突を避けきれない事は知っていた、こうなる事さえも予想通りだ。この決闘の中でボーマンが言った木綿の糸と称した弱さを引きちぎってみせようではないか
「「──決闘!」」
「私のターン!私はフィールド魔法『エフロエンス・ガーデン』を発動!
そして手札から《エフロエンス・ヨハンナ》を召喚します!ヨハンナが召喚された事で『エフロエンス・ガーデン』の効果で私はLPを500P回復です!
ヨハンナの効果を発動します!このカードが召喚・特殊召喚・反転召喚された時、デッキから儀式モンスター1枚を手札へ加えます!」
結局、クロッシェには大幅にデッキを改造ならびに新しく構築する事は出来ないでいた
カリスマ決闘者でもない、取るに足りない微々たる戦力である決闘者―悔しいけれどそれが今のクロッシェ、なら自分が出来る最善で突撃しに行くしかないのだ
「手札から魔法カード『フレグランス・ストーム』を発動します!フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター1体を破壊し、自分のデッキからカードを1枚ドロー!」
「…なるほど、その効果でドローしたカードが植物族モンスターだった場合、自分はカードをもう1枚ドローする効果か」
「『フレグランス・ストーム』の効果で私はヨハンナを破壊し、デッキからカードを1枚、ドロー!」
流石というべきか、ボーマンはランクが上になるにつれて忘れがちになるカード効果の確認にも余念がない
ヨハンナが墓地で送られた事で残された魔法カードの効果でデッキから引き抜かれたカードは、ヨハンナという聖女の意思を紡ぐ様に絶える事のない奇跡を生み出していく
「私が引いたカードは植物族モンスター、《エフロエンス・アガサ》!更にもう1枚、カードをドローします!」
「君のその勝利への渇望、聖女への憧れがデッキのカード達を引き寄せている様だな」
「手札に存在する《エフロエンス・アガサ》のモンスター効果!このカードがモンスター、魔法、罠カードの効果で手札へ加わった時、フィールドへ特殊召喚できる!
そして『フレグランス・ストーム』の効果で墓地へ送ったヨハンナのモンスター効果も発動させて頂きます!
このカードが儀式召喚以外で墓地へ送られた時、墓地に存在するこのカードをデッキへ戻し、その後、カードを2枚ドローする!
彼方より現れて、後悔なき選択へと続くサーキット!召喚条件は植物族モンスター1体!私はアガサをリンクマーカーへセット!リンク召喚!リンク1、《エフロエンス・ホーリーソング》!」
ヨハンナから繋がった意思は青い天使のエースであるモンスターに良く似た容姿をした、聖歌を具現化した少女へ集結する
先程会った2人のジャーナリストに託したPlaymakerへの誤解の昇華と並び、美優という葵と自分の友達である少女の笑顔を取り戻す願いをクロッシェはこの戦いで全て叶えようと貪欲に走っていた