TURN-032 薄氷の夢は春に目覚める
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答えはなかったが、一瞬だけエマの言葉に気付かされた様に目を見開いた葵はすぐさまファルシュもログインしているLINK VRAINSへと向かった
ファルシュの元へと行くつもりはないだろう、今はSOL側につく豹変したGo鬼塚から地のイグニスを守る事が先決―それが分かっている葵はちゃんと優先度は分かっている筈だ
例え今すぐにでもファルシュの元に駆け付けたくても出来ない、その思いに挟まれながら彼女は綾乃を突き放した自分をどう思い返すのだろうか
「…さて、こんなものかしらね」
同じ境遇に立ち会ったとしても両者が同じ気持ちを抱くとは限らない、それが当たり前なのだ
性格が違う人間同士であれば、それは何度だって起こる出来事。乗り越えられれば彼女達の絆は今よりもっと強固になる、それを願った葵とそれを願わずに現状維持を抱いた綾乃
葵が綾乃に口を利かなくなったのは自分の力になってくれない事への裏切りではない、想いが衝突するくらいで壊れる関係だと綾乃が思った事への文字通りの怒りからだったのだ
「私の残したデータを解析していてトラブルに合ったんだもの、これくらいはね…でもこれで借りは返したわよ?綾乃」
未だに綾乃の部屋にあるであろう彼女のパソコンにハッキングを行い、エマはその中にあったデータの欠片を破壊する
女子高生達の仲直りの橋渡し、なんて柄にもない事をするものではないとむず痒い照れに頬を掻きながら、エマは液晶の向こうの決闘の行方を見守る事にした
「…私はチューナーモンスター 《エフロエンス・ジュヌビエーブ》を召喚! 自分ライフポイントが相手よりも多い場合、ジュヌビエーブの効果を発動できる!
相手と自分のライフポイントの差、1000Pにつき1枚カードをドローします!そして手札に加えたフィールド魔法『エフロエンス・ガーデン』を発動!」
「チューナーモンスター?!」
《ならば、彼女が今から行おうとしている事は!》
「更に伏せカード、オープン!速攻魔法『エフロエンス・セクエンツィア』!
このカードの効果は自分フィールド上に存在する【エフロエンス】と名のつくリンクモンスター1体を墓地へ送る事で発動できます
自分は通常召喚に加え、もう1度デッキからカードを1枚ドローする。ドローしたカードが墓地へ送ったリンクモンスター以下の攻撃力だった場合、効果を無効にし、そのカードを特殊召喚する」
レジーナ・チェリがフィールドから離れた瞬間、「天の女王」を讃える賛歌がファルシュに降り注ぎ、そのデッキにかける指先へ光が集まった
「私が引いたのは攻撃力1800の《アロマージ-ローズマリー》!墓地へ送ったレジーナ・チェリの攻撃力2500以下だった為、ローズマリーを効果を無効にして特殊召喚します!
レベル4の《アロマージ-ローズマリー》にレベル3《エフロエンス・ジュヌビエーブ》をチューニング!
──花園覆う暗き雲を裂き、静謐なる礎をここに…!シンクロ召喚!降臨せよ、《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》!」
ローズマリー、ジュヌビエーブを構築していたデータが新たなデータを構築していく
さながら新たな生命を生み出す為の培養ガラスを模した光の中から現れたのは真っ白な体躯に歩くごとに花を咲かせる蹄、額に未だ咲かぬ蕾を一角の様に持つユニコーン
「スキル発動!<エフロエンス・アスンシオン>!」
「ここでスキルか…!」
「現在の自分ライフを100になる様に削り、失ったライフポイントの数値以下の攻撃力を持つフィールド上のモンスターを全て破壊します!」
《まずい…ソウルバーナーのフィールドががら空きだ!》
「《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》を召喚した事で『エフロエンス・ガーデン』の効果で私はライフを500P回復します
更にユニコーンのモンスター効果発動!このカードのシンクロ召喚に成功したターン中に回復した自分のライフポイントの数値分、このカードの攻撃力をアップする!
攻撃力がアップしたこのモンスターはバトルフェイズ中に2回攻撃する事が可能となります!」
主人のライフが回復した事で力を得たユニコーンがその翡翠の瞳で花園を覆う狩人とSoulburneに狙いを定めた
「バトルです!《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》でソウルバーナーさんへダイレクトアタック!」
「この瞬間!手札の《転生炎獣パロ―》の効果!この効果は相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる!このカードを手札から特殊召喚する!
そしてパロ―の特殊召喚に成功した場合、選択した自分の墓地の【転生炎獣】モンスター1体とこのカードの攻撃力は同じになる!俺は《転生炎獣ジャックジャガー》を選択!」
「それでも《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》の攻撃から発生するダメージを回避する事は不可能です!」
「伏せカード、オープン!罠カード『和睦の使者』を発動する!
このターン、自分のモンスターは戦闘では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは0になる!」
先程のSoulburnerのターン、彼はこう言った
「リスクを負った結果、ここで負けるなんて笑えない」と。
それはファルシュも同じだ
スキルで彼よりもライフを減少し、万が一にもこの先のターンでライフ回復等をトリガーにする効果を使った排水の仁。絶対に負けたくない
「──ここで《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》の効果を発動します!」
《この状況で効果を発動だと?!》
「自分ライフが回復したターンに相手プレイヤーが魔法・罠カードを発動した時にこの効果は発動できます!
1ターンに1度、相手フィールド上で発動された魔法・罠カード1枚を選択し、発動を無効にして破壊します!私は『和睦の使者』を選択し、その効果を無効及び破壊する!」
「くそ…っ!」
「更にこの効果で魔法・罠カードを発動出来なかったターン、相手はフィールド上のカードを1枚墓地へ送らなければならない!墓地へ送るカードを選んでください」
「俺は、『転生炎獣の意思』を墓地へ送る…!」
「バトルを続行します、《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》で《転生炎獣パロ―》を攻撃!<スプレッド・ハイロゥ>!!」
ユニコーンの額に埋められた蕾が花開き、その先で見せたエメラルドの一角から放たれた波動。それはまるで天使が持つ光輪の様だった
対抗する策を全て失ったSoulburnerのDボードがユニコーンから放たれた波動で衝撃を受け、バランスを失い、近くの浮島へと不時着する後をファルシュも追いかけた
ファルシュの元へと行くつもりはないだろう、今はSOL側につく豹変したGo鬼塚から地のイグニスを守る事が先決―それが分かっている葵はちゃんと優先度は分かっている筈だ
例え今すぐにでもファルシュの元に駆け付けたくても出来ない、その思いに挟まれながら彼女は綾乃を突き放した自分をどう思い返すのだろうか
「…さて、こんなものかしらね」
同じ境遇に立ち会ったとしても両者が同じ気持ちを抱くとは限らない、それが当たり前なのだ
性格が違う人間同士であれば、それは何度だって起こる出来事。乗り越えられれば彼女達の絆は今よりもっと強固になる、それを願った葵とそれを願わずに現状維持を抱いた綾乃
葵が綾乃に口を利かなくなったのは自分の力になってくれない事への裏切りではない、想いが衝突するくらいで壊れる関係だと綾乃が思った事への文字通りの怒りからだったのだ
「私の残したデータを解析していてトラブルに合ったんだもの、これくらいはね…でもこれで借りは返したわよ?綾乃」
未だに綾乃の部屋にあるであろう彼女のパソコンにハッキングを行い、エマはその中にあったデータの欠片を破壊する
女子高生達の仲直りの橋渡し、なんて柄にもない事をするものではないとむず痒い照れに頬を掻きながら、エマは液晶の向こうの決闘の行方を見守る事にした
「…私はチューナーモンスター 《エフロエンス・ジュヌビエーブ》を召喚! 自分ライフポイントが相手よりも多い場合、ジュヌビエーブの効果を発動できる!
相手と自分のライフポイントの差、1000Pにつき1枚カードをドローします!そして手札に加えたフィールド魔法『エフロエンス・ガーデン』を発動!」
「チューナーモンスター?!」
《ならば、彼女が今から行おうとしている事は!》
「更に伏せカード、オープン!速攻魔法『エフロエンス・セクエンツィア』!
このカードの効果は自分フィールド上に存在する【エフロエンス】と名のつくリンクモンスター1体を墓地へ送る事で発動できます
自分は通常召喚に加え、もう1度デッキからカードを1枚ドローする。ドローしたカードが墓地へ送ったリンクモンスター以下の攻撃力だった場合、効果を無効にし、そのカードを特殊召喚する」
レジーナ・チェリがフィールドから離れた瞬間、「天の女王」を讃える賛歌がファルシュに降り注ぎ、そのデッキにかける指先へ光が集まった
「私が引いたのは攻撃力1800の《アロマージ-ローズマリー》!墓地へ送ったレジーナ・チェリの攻撃力2500以下だった為、ローズマリーを効果を無効にして特殊召喚します!
レベル4の《アロマージ-ローズマリー》にレベル3《エフロエンス・ジュヌビエーブ》をチューニング!
──花園覆う暗き雲を裂き、静謐なる礎をここに…!シンクロ召喚!降臨せよ、《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》!」
ローズマリー、ジュヌビエーブを構築していたデータが新たなデータを構築していく
さながら新たな生命を生み出す為の培養ガラスを模した光の中から現れたのは真っ白な体躯に歩くごとに花を咲かせる蹄、額に未だ咲かぬ蕾を一角の様に持つユニコーン
「スキル発動!<エフロエンス・アスンシオン>!」
「ここでスキルか…!」
「現在の自分ライフを100になる様に削り、失ったライフポイントの数値以下の攻撃力を持つフィールド上のモンスターを全て破壊します!」
《まずい…ソウルバーナーのフィールドががら空きだ!》
「《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》を召喚した事で『エフロエンス・ガーデン』の効果で私はライフを500P回復します
更にユニコーンのモンスター効果発動!このカードのシンクロ召喚に成功したターン中に回復した自分のライフポイントの数値分、このカードの攻撃力をアップする!
攻撃力がアップしたこのモンスターはバトルフェイズ中に2回攻撃する事が可能となります!」
主人のライフが回復した事で力を得たユニコーンがその翡翠の瞳で花園を覆う狩人とSoulburneに狙いを定めた
「バトルです!《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》でソウルバーナーさんへダイレクトアタック!」
「この瞬間!手札の《転生炎獣パロ―》の効果!この効果は相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる!このカードを手札から特殊召喚する!
そしてパロ―の特殊召喚に成功した場合、選択した自分の墓地の【転生炎獣】モンスター1体とこのカードの攻撃力は同じになる!俺は《転生炎獣ジャックジャガー》を選択!」
「それでも《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》の攻撃から発生するダメージを回避する事は不可能です!」
「伏せカード、オープン!罠カード『和睦の使者』を発動する!
このターン、自分のモンスターは戦闘では破壊されず、自分が受ける戦闘ダメージは0になる!」
先程のSoulburnerのターン、彼はこう言った
「リスクを負った結果、ここで負けるなんて笑えない」と。
それはファルシュも同じだ
スキルで彼よりもライフを減少し、万が一にもこの先のターンでライフ回復等をトリガーにする効果を使った排水の仁。絶対に負けたくない
「──ここで《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》の効果を発動します!」
《この状況で効果を発動だと?!》
「自分ライフが回復したターンに相手プレイヤーが魔法・罠カードを発動した時にこの効果は発動できます!
1ターンに1度、相手フィールド上で発動された魔法・罠カード1枚を選択し、発動を無効にして破壊します!私は『和睦の使者』を選択し、その効果を無効及び破壊する!」
「くそ…っ!」
「更にこの効果で魔法・罠カードを発動出来なかったターン、相手はフィールド上のカードを1枚墓地へ送らなければならない!墓地へ送るカードを選んでください」
「俺は、『転生炎獣の意思』を墓地へ送る…!」
「バトルを続行します、《エフロエンス・ウェスタ・ユニコーン》で《転生炎獣パロ―》を攻撃!<スプレッド・ハイロゥ>!!」
ユニコーンの額に埋められた蕾が花開き、その先で見せたエメラルドの一角から放たれた波動。それはまるで天使が持つ光輪の様だった
対抗する策を全て失ったSoulburnerのDボードがユニコーンから放たれた波動で衝撃を受け、バランスを失い、近くの浮島へと不時着する後をファルシュも追いかけた