TURN-022 少女、エンカウント
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雷が落とされた事をもう忘れた様にふわふわと微笑みかける綾乃を盗み見る遊作へ葵は、けん制する様ににらみを利かせる
綾乃は遊作やこの店の店長と葵が仲良く出来れば、と思ったらしいが葵には有難迷惑で。葵には綾乃という親友がいてくれれば、それでいいのだ
「そういえば、まだお礼言ってなかったわね」
「お礼?」
「倒れていた私を見つけてくれたお礼、ありがとう」
「別に良い、誰だってする事だ」
「遊作くん、注文いいかな?
ホットドッグ4つとオニオンリングにポテトフライ1つずつ!それからコーラのLサイズと…葵ちゃんは飲み物何にする?」
「「……」」
「え、な、なに?」
片やけん制し、もう一方はけん制された葵と遊作は今の発言に一瞬、耳を疑った
何てことない様に軽やかに並べたカロリーとジャンキーの呪文を他ならぬ綾乃が、あの白い病室に溶け込みそうに儚い印象を見る者に抱かせる綾乃が告げたのだ
「綾乃、良く食べる様になったわよね」
「少し顔が丸くなったんじゃないか」
「……あ、あの病院のご飯より美味しくて…その、最近凄く食べるの…やっぱり食べすぎ、だよね」
「藤木くんの言う事を真に受ける必要なんてないわ、綾乃が食べたいものを食べたらいいのよ」
「葵ちゃん…」
綾乃の手を取って微笑む葵に綾乃はまるで神に大食いという行為を許された様に感じていた
まさか自分の発言を逆手に取って、好感度をあげてくる作戦に出て来るとはと葵の策士っぷりにお手上げになりながら、遊作は綾乃達に注文された品を運ぶ
「出来たぞ」
「あら…?ソフトクリームなんて頼んだ覚えないけど」
「…サービスだ」
「あ、ありがとう、遊作くん!
幸せだなぁ…遊作くんと葵ちゃんとご飯を食べられる日が来るなんて思わなかったから、今凄く楽しい」
ホットドッグを両手で挟み、この世の幸せを一身に受けている様に微笑む綾乃に遊作と葵は目を奪われた
「──なんだって?!」
「…?」
綾乃が注文した全ての品を食べ終えるのを見届け、葵は新生LINK VRAINSでブルーエンジェルとしてのステージがあると店を後にした
食後にコーヒーを飲んでいた綾乃は、驚いた様に声を荒げた遊作の方に振り向く。険しい表情の遊作は綾乃へ脱ぎ去ったばかりのエプロンを押し付けた
「椎名、少しの間、店を頼めるか」
「……え?!わ、私、バイトなんてやったことないよ…?!」
「すぐに戻る」
「ゆ、遊作くん!」
言い分に全く耳を貸さずに遊作はキッチンカーの中へと入ってしまった。なるほど、この車が遊作がPlaymakerとしてログインする拠点らしい
だとするなら、この店の店長である草薙もPlaymakerと同じハッカー。思わぬ所で新情報を入手したものの、突然エプロンと店を任せるなんて一体何があったのだろうか──
「すみませーん、ホットドッグお願いできますかー?」
「え?!あ、は、はい!」
草薙の弟であり自分と同じロスト事件被害者の仁を襲い、新生LINK VRAINSへ逃げ込んだ未知なる存在をPlaymakerとして追い込んだものの、襲った人物は進入禁止エリアに逃げ込まれてしまった
仁を襲った未知なる敵、追跡に手を貸してくれたSoulburnerと名乗る炎を纏った決闘者──また新たなステージが遊作へ用意されている
何にせよ、進入禁止エリアの先へ進む為に草薙と相談する必要がある。ログアウトした遊作がキッチンカーから戻ってくると今までに並んだことなどなかった人の列がcafé nagiへと延びていた
「ゆ、遊作くん…」
「……悪い、思ったより時間がかかった」
戻って来た遊作に縋る様に見つめて来る綾乃に遊作はそう告げるしかなかった
ただ気になる少女から縋られるに見つめられた事は少し気持ちが良く、責めるでなく自分の接客への不甲斐なさに涙を浮かべる綾乃らしさに笑みがこぼれた
少女、エンカウント
(知らないフリ、見ないフリ)
(だからどうか無事に帰って来て)
綾乃は遊作やこの店の店長と葵が仲良く出来れば、と思ったらしいが葵には有難迷惑で。葵には綾乃という親友がいてくれれば、それでいいのだ
「そういえば、まだお礼言ってなかったわね」
「お礼?」
「倒れていた私を見つけてくれたお礼、ありがとう」
「別に良い、誰だってする事だ」
「遊作くん、注文いいかな?
ホットドッグ4つとオニオンリングにポテトフライ1つずつ!それからコーラのLサイズと…葵ちゃんは飲み物何にする?」
「「……」」
「え、な、なに?」
片やけん制し、もう一方はけん制された葵と遊作は今の発言に一瞬、耳を疑った
何てことない様に軽やかに並べたカロリーとジャンキーの呪文を他ならぬ綾乃が、あの白い病室に溶け込みそうに儚い印象を見る者に抱かせる綾乃が告げたのだ
「綾乃、良く食べる様になったわよね」
「少し顔が丸くなったんじゃないか」
「……あ、あの病院のご飯より美味しくて…その、最近凄く食べるの…やっぱり食べすぎ、だよね」
「藤木くんの言う事を真に受ける必要なんてないわ、綾乃が食べたいものを食べたらいいのよ」
「葵ちゃん…」
綾乃の手を取って微笑む葵に綾乃はまるで神に大食いという行為を許された様に感じていた
まさか自分の発言を逆手に取って、好感度をあげてくる作戦に出て来るとはと葵の策士っぷりにお手上げになりながら、遊作は綾乃達に注文された品を運ぶ
「出来たぞ」
「あら…?ソフトクリームなんて頼んだ覚えないけど」
「…サービスだ」
「あ、ありがとう、遊作くん!
幸せだなぁ…遊作くんと葵ちゃんとご飯を食べられる日が来るなんて思わなかったから、今凄く楽しい」
ホットドッグを両手で挟み、この世の幸せを一身に受けている様に微笑む綾乃に遊作と葵は目を奪われた
「──なんだって?!」
「…?」
綾乃が注文した全ての品を食べ終えるのを見届け、葵は新生LINK VRAINSでブルーエンジェルとしてのステージがあると店を後にした
食後にコーヒーを飲んでいた綾乃は、驚いた様に声を荒げた遊作の方に振り向く。険しい表情の遊作は綾乃へ脱ぎ去ったばかりのエプロンを押し付けた
「椎名、少しの間、店を頼めるか」
「……え?!わ、私、バイトなんてやったことないよ…?!」
「すぐに戻る」
「ゆ、遊作くん!」
言い分に全く耳を貸さずに遊作はキッチンカーの中へと入ってしまった。なるほど、この車が遊作がPlaymakerとしてログインする拠点らしい
だとするなら、この店の店長である草薙もPlaymakerと同じハッカー。思わぬ所で新情報を入手したものの、突然エプロンと店を任せるなんて一体何があったのだろうか──
「すみませーん、ホットドッグお願いできますかー?」
「え?!あ、は、はい!」
草薙の弟であり自分と同じロスト事件被害者の仁を襲い、新生LINK VRAINSへ逃げ込んだ未知なる存在をPlaymakerとして追い込んだものの、襲った人物は進入禁止エリアに逃げ込まれてしまった
仁を襲った未知なる敵、追跡に手を貸してくれたSoulburnerと名乗る炎を纏った決闘者──また新たなステージが遊作へ用意されている
何にせよ、進入禁止エリアの先へ進む為に草薙と相談する必要がある。ログアウトした遊作がキッチンカーから戻ってくると今までに並んだことなどなかった人の列がcafé nagiへと延びていた
「ゆ、遊作くん…」
「……悪い、思ったより時間がかかった」
戻って来た遊作に縋る様に見つめて来る綾乃に遊作はそう告げるしかなかった
ただ気になる少女から縋られるに見つめられた事は少し気持ちが良く、責めるでなく自分の接客への不甲斐なさに涙を浮かべる綾乃らしさに笑みがこぼれた
少女、エンカウント
(知らないフリ、見ないフリ)
(だからどうか無事に帰って来て)