TURN-052 刹那の刻を焼べて永遠を
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諦めるな、考え続けろ──考える事を止めた時、自分の生命は終わったも同じ。それを綾乃は遊作に教えてもらった
現実世界ならば血が滲むほどの力で、胸の前で握りしめられた拳。その拳を開いた手で伸ばす存在を見つめていた瞳を瞼で遮断してしまう
最後に伝達された『現実から逃げるな』という本能で目を覚ます──その時、自分のデッキを指さす光が見えた。頼りなさげに揺れていた勇気と同じ小さいけれど、とても希望に溢れていた
―諦めないと叫んだ、貴女が求める未来
「…!」
―どうか見せて、私もその未来を見てみたいです
「…私は!『冷薔薇の抱香』の効果を発動します!
植物族である《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》をコストにした事でエンドフェイズ時、デッキからカードを2枚ドローできる!…!」
凍てついた花の下から新たな生命が育まれ、クロッシェの前で花開く
ドローされた2枚のカード、その1枚に全ての希望と勇気を乗せるように力を込めた。希望と勇気を合わせるのなら、それをきっと『祈り』と呼ぶのだろう
「悪ぃけど、このターンで終わらせるぞ!俺のターン!ドロー!」
その時ばかりは、この状況に揃った3人は同じ事を考えた筈だ
思えば最初は人質と復讐者、片やそんな復讐者を恋と信じて恋心を覚えた追っかけ──そんな3人がこんな事になるなんて思いもしなかった、それが本音である
「なあ、プレイメーカー…俺はお前にとっていい相棒だったか?」
「その答えが聞きたいなら、戻ってこい」
「否定されない程度には良かった、ってことかな。そりゃよかったよ
クロッシェも、悪いな。お前の記憶を奪った事もそうだけど、この一件に巻き込んじまった」
「巻き込まれたなんて思ってないです、私はプレイメーカーさんが止めようとしてくれたのを振り切って私の我儘でここにいるだけだから」
「──最初はお前の想いをバカにしてた、だけど今の俺には眩しいよ
ダークナイトで《デコード・トーカー》を攻撃!この瞬間、速攻魔法『Ai打ち』発動!
この戦闘で破壊されるモンスターのコントローラーは元々の攻撃力分のダメージを受ける!お別れだ。プレイメーカー、クロッシェ」
今までAiの攻撃は全て怖くて、張り上げてきた声も全ては虚勢だったのも今だからこそ言えるクロッシェの本音だ
だけどこの時ばかりはとても心が凪いでいて、恐怖も感じなかった。無我の境地とはこの事なのだろうか。そこに至れたのはどこにきっかけがあったのあろう
Aiの隠していたい真実を知って、心情を知れたから?ジ・アライバルの圧倒的な質量を知ってしまったから?──見つめる先で不安げな瞳に笑ってみせる。大丈夫、タイミングを見失いはしないよ
「──この瞬間!セットカード、オープン!罠カード『リザーブーケ・コンフェッション』!」
「何でお前が【リザーブーケ】を?!」
「ヴェールの意思と願望、自分の記憶を取り戻したあの時か…!」
「このターンで発動された相手の魔法・罠カードの発動を無効にし、破壊します!
自分ライフを宣言した数値払い、自分フィールド上のモンスターの攻撃力をアップする!私は700Pのライフを払い、《デコード・トーカー》の攻撃力をアップ!」
「ヴェールに渡した、アイツを想って作ったカードの効果が裏目に出ちまったか…」
『Ai打ち』を発動し、自分が生き残る算段だった筈のAiの計算をクロッシェは自分達の勝利という未来に上書きする
上書きされた未来を更に上から書き換える術は既にない、自身の消滅という終わりを悟るAiは忘れている。クロッシェは既に彼へ「3人でいる未来を諦める事を、諦めろ」と宣言していた筈だ
現実世界ならば血が滲むほどの力で、胸の前で握りしめられた拳。その拳を開いた手で伸ばす存在を見つめていた瞳を瞼で遮断してしまう
最後に伝達された『現実から逃げるな』という本能で目を覚ます──その時、自分のデッキを指さす光が見えた。頼りなさげに揺れていた勇気と同じ小さいけれど、とても希望に溢れていた
―諦めないと叫んだ、貴女が求める未来
「…!」
―どうか見せて、私もその未来を見てみたいです
「…私は!『冷薔薇の抱香』の効果を発動します!
植物族である《アロマセラフィ-スイート・マジョラム》をコストにした事でエンドフェイズ時、デッキからカードを2枚ドローできる!…!」
凍てついた花の下から新たな生命が育まれ、クロッシェの前で花開く
ドローされた2枚のカード、その1枚に全ての希望と勇気を乗せるように力を込めた。希望と勇気を合わせるのなら、それをきっと『祈り』と呼ぶのだろう
「悪ぃけど、このターンで終わらせるぞ!俺のターン!ドロー!」
その時ばかりは、この状況に揃った3人は同じ事を考えた筈だ
思えば最初は人質と復讐者、片やそんな復讐者を恋と信じて恋心を覚えた追っかけ──そんな3人がこんな事になるなんて思いもしなかった、それが本音である
「なあ、プレイメーカー…俺はお前にとっていい相棒だったか?」
「その答えが聞きたいなら、戻ってこい」
「否定されない程度には良かった、ってことかな。そりゃよかったよ
クロッシェも、悪いな。お前の記憶を奪った事もそうだけど、この一件に巻き込んじまった」
「巻き込まれたなんて思ってないです、私はプレイメーカーさんが止めようとしてくれたのを振り切って私の我儘でここにいるだけだから」
「──最初はお前の想いをバカにしてた、だけど今の俺には眩しいよ
ダークナイトで《デコード・トーカー》を攻撃!この瞬間、速攻魔法『Ai打ち』発動!
この戦闘で破壊されるモンスターのコントローラーは元々の攻撃力分のダメージを受ける!お別れだ。プレイメーカー、クロッシェ」
今までAiの攻撃は全て怖くて、張り上げてきた声も全ては虚勢だったのも今だからこそ言えるクロッシェの本音だ
だけどこの時ばかりはとても心が凪いでいて、恐怖も感じなかった。無我の境地とはこの事なのだろうか。そこに至れたのはどこにきっかけがあったのあろう
Aiの隠していたい真実を知って、心情を知れたから?ジ・アライバルの圧倒的な質量を知ってしまったから?──見つめる先で不安げな瞳に笑ってみせる。大丈夫、タイミングを見失いはしないよ
「──この瞬間!セットカード、オープン!罠カード『リザーブーケ・コンフェッション』!」
「何でお前が【リザーブーケ】を?!」
「ヴェールの意思と願望、自分の記憶を取り戻したあの時か…!」
「このターンで発動された相手の魔法・罠カードの発動を無効にし、破壊します!
自分ライフを宣言した数値払い、自分フィールド上のモンスターの攻撃力をアップする!私は700Pのライフを払い、《デコード・トーカー》の攻撃力をアップ!」
「ヴェールに渡した、アイツを想って作ったカードの効果が裏目に出ちまったか…」
『Ai打ち』を発動し、自分が生き残る算段だった筈のAiの計算をクロッシェは自分達の勝利という未来に上書きする
上書きされた未来を更に上から書き換える術は既にない、自身の消滅という終わりを悟るAiは忘れている。クロッシェは既に彼へ「3人でいる未来を諦める事を、諦めろ」と宣言していた筈だ