TURN-050 真珠の悲鳴は音もなく、されど確かに
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震える声が、高ぶる感情と共に丸め込んだ拳の隅々にまで伝わっていくのをクロッシェは感じる
仲間を失った悲しみ、そこから生み出された孤独に耐えきれない気持ちは何となしに分かる。足の自由が突如として奪われ、世界から真っ白な箱庭に閉じ込められた孤独を知っていたからだ
それでもその痛みは自分だけのものであって、他人へ押し付けるようなものではない。そんなものはお互いの理解なんてものではなく──遊作の人生を捻じ曲げる事など、神もパートナーであっても赦されない
「私は、貴方が謳う結末も運命も認められません!」
「Ai!バカな真似はやめろ!お前を救う方法はまだあるはずだ!」
「俺のことは救わなくていい。ああ、そうやって救おうとしてくれたのがお前だったな、クロッシェ」
「私が…?」
「プレイメーカー!どのみちお前は俺がクロッシェから奪ったものを筆頭に取り返さなきゃならないんだ
だからこのデュエルは本気でやろうぜ、それがかつてのお前の相棒…Aiちゃんの望みだ」
「Ai…」
「…お話は、済みましたか?」
そこまで傍観者であった結晶体が、自身のオリジンである少女の叫びに呼応したかの様に目覚める
本気の決闘を望む主人が、この決闘がどのような結末を迎えても消滅するというのに表情1つ変えずに佇むヴェールの姿に嫌が応でもPlaymakerから疑問を引き出させる
「ヴェール、お前はどうなんだ
Aiの消滅を前提とした決着を受け入れようとそこにいるのか?」
「、それは以前から続く質問の時間と考えてよろしいのですか?」
「お前は前に言っていたな、自分はクロッシェ…椎名綾乃が『誰かを想って行動する心』から生まれた個体だと
ならこのデュエルにもAiに対して思う事があって一緒にいるんだろう、お前はAiの消滅を想って戦うのか?」
「マスターの、消滅──」
一切の飾りを取り払い、ただ結論を聞き出そうとするPlaymakerの言葉に揺れた玻璃の瞳が、答えを求めてAiを映した
玻璃細工の瞳にどんな想いや表情が見えるのか、クロッシェからは知る事は出来ない。ただ1つヴェールの今の行動から読み取れるものがあった
──Aiの消滅を聞き、戸惑った心に『それでいいのか』とヴェールは自身に問いかけていた。けれど結晶体はAiを想うが故に彼が自分自身へと願う消滅を受け入れようとして、自分に制限をかけてしまう
「──その質問に対し、黙秘の行使を実行」
「ヴェールさん、私は…自分の大切な人に対してどんなに辛い現実が待っていると知っても、消えていいとは思いません
消滅が一番の救いだと言われても、それでも──その人が消えてしまったらもう2度と会えない後悔の方が辛く、悲しいよ」
「……決定事項は変わりません
マスター、どうか私にデュエル続行の指示を」
「ああ、存分にやってやれ!ヴェール!」
「私のターン、ドロー。フィールドの《ウィンドペガサス@イグニスター》の効果を発動
フィールドの【@イグニスター】の数まで相手の魔法・罠を破壊します。私が対象と捕捉するのは『サイバネット・オプティマイズ』『コード・ハック』の2枚
そして手札から儀式魔法『リザーブーケ・オルタネーション』をライフを200P払う事で発動、デッキから儀式モンスター1体を手札へ加える
レベルの合計が儀式召喚するモンスター以上になるようにデッキから【リザーブーケ】モンスターを墓地へ送り、手札から儀式モンスターを特殊召喚します」
「儀式モンスター、まさか…!」
「儀式召喚、現れよ《ウォーターリヴァイアサン@イグニスター》!」
【@イグニスター】のEXモンスターが揃うには次のAiのターンまで猶予があると、その時まで考えていたクロッシェとPlaymakerの思考が砕かれる
確かにヴェールのデッキは【リザーブーケ】で間違いない、だがそれは大本がそうであっただけ。わざと開けられていた穴に【@イグニスター】というパーツが組み込まれ、漸く完成するものだったのだ
「【リザーブーケ】だけでなく【@イグニスター】のカード…
Ai、お前はクロッシェへの対抗策だけでなく、いつかこうなる時の為に【リザーブーケ】をサイバース族としてヴェールへ創造して与えたのか」
「そりゃな、【リザーブーケ】は記憶を取り戻しにいずれやってくるお前の【エフロエンス】対策としてヴェールに託しただけだ
プレイメーカーとも戦う事になるなら、【リザーブーケ】だけで戦えって言うのは残酷だろう?」
「あの時のデュエルで言っていた、『自分のデッキではなくてAiさんが与えてくれたもの』というのはこういう…!」
「オルタネーションの効果で私はこのターン、EXデッキからの召喚権を1度に制限されます。ウォーターリヴァイアサンの効果発動」
儀式召喚されたターン、ウォーターリヴァイアサンは元々の攻撃力が2300以下のモンスター、この場合は該当したトランスコードをEXデッキへ戻す
トランスコードの退場により、クロック・ドラゴンと《サイバース・マジシャン》のロックが解除。バトルフェイズの対象となったサイバース・マジシャンの攻撃力がリヴァイアサンの効果により、半分ダウン
破壊される寸前に《サイバース・マジシャン》より発生した効果が結界となり、プレイメーカー達の負うべきダメージを半分まで抑えきってくれる
仲間を失った悲しみ、そこから生み出された孤独に耐えきれない気持ちは何となしに分かる。足の自由が突如として奪われ、世界から真っ白な箱庭に閉じ込められた孤独を知っていたからだ
それでもその痛みは自分だけのものであって、他人へ押し付けるようなものではない。そんなものはお互いの理解なんてものではなく──遊作の人生を捻じ曲げる事など、神もパートナーであっても赦されない
「私は、貴方が謳う結末も運命も認められません!」
「Ai!バカな真似はやめろ!お前を救う方法はまだあるはずだ!」
「俺のことは救わなくていい。ああ、そうやって救おうとしてくれたのがお前だったな、クロッシェ」
「私が…?」
「プレイメーカー!どのみちお前は俺がクロッシェから奪ったものを筆頭に取り返さなきゃならないんだ
だからこのデュエルは本気でやろうぜ、それがかつてのお前の相棒…Aiちゃんの望みだ」
「Ai…」
「…お話は、済みましたか?」
そこまで傍観者であった結晶体が、自身のオリジンである少女の叫びに呼応したかの様に目覚める
本気の決闘を望む主人が、この決闘がどのような結末を迎えても消滅するというのに表情1つ変えずに佇むヴェールの姿に嫌が応でもPlaymakerから疑問を引き出させる
「ヴェール、お前はどうなんだ
Aiの消滅を前提とした決着を受け入れようとそこにいるのか?」
「、それは以前から続く質問の時間と考えてよろしいのですか?」
「お前は前に言っていたな、自分はクロッシェ…椎名綾乃が『誰かを想って行動する心』から生まれた個体だと
ならこのデュエルにもAiに対して思う事があって一緒にいるんだろう、お前はAiの消滅を想って戦うのか?」
「マスターの、消滅──」
一切の飾りを取り払い、ただ結論を聞き出そうとするPlaymakerの言葉に揺れた玻璃の瞳が、答えを求めてAiを映した
玻璃細工の瞳にどんな想いや表情が見えるのか、クロッシェからは知る事は出来ない。ただ1つヴェールの今の行動から読み取れるものがあった
──Aiの消滅を聞き、戸惑った心に『それでいいのか』とヴェールは自身に問いかけていた。けれど結晶体はAiを想うが故に彼が自分自身へと願う消滅を受け入れようとして、自分に制限をかけてしまう
「──その質問に対し、黙秘の行使を実行」
「ヴェールさん、私は…自分の大切な人に対してどんなに辛い現実が待っていると知っても、消えていいとは思いません
消滅が一番の救いだと言われても、それでも──その人が消えてしまったらもう2度と会えない後悔の方が辛く、悲しいよ」
「……決定事項は変わりません
マスター、どうか私にデュエル続行の指示を」
「ああ、存分にやってやれ!ヴェール!」
「私のターン、ドロー。フィールドの《ウィンドペガサス@イグニスター》の効果を発動
フィールドの【@イグニスター】の数まで相手の魔法・罠を破壊します。私が対象と捕捉するのは『サイバネット・オプティマイズ』『コード・ハック』の2枚
そして手札から儀式魔法『リザーブーケ・オルタネーション』をライフを200P払う事で発動、デッキから儀式モンスター1体を手札へ加える
レベルの合計が儀式召喚するモンスター以上になるようにデッキから【リザーブーケ】モンスターを墓地へ送り、手札から儀式モンスターを特殊召喚します」
「儀式モンスター、まさか…!」
「儀式召喚、現れよ《ウォーターリヴァイアサン@イグニスター》!」
【@イグニスター】のEXモンスターが揃うには次のAiのターンまで猶予があると、その時まで考えていたクロッシェとPlaymakerの思考が砕かれる
確かにヴェールのデッキは【リザーブーケ】で間違いない、だがそれは大本がそうであっただけ。わざと開けられていた穴に【@イグニスター】というパーツが組み込まれ、漸く完成するものだったのだ
「【リザーブーケ】だけでなく【@イグニスター】のカード…
Ai、お前はクロッシェへの対抗策だけでなく、いつかこうなる時の為に【リザーブーケ】をサイバース族としてヴェールへ創造して与えたのか」
「そりゃな、【リザーブーケ】は記憶を取り戻しにいずれやってくるお前の【エフロエンス】対策としてヴェールに託しただけだ
プレイメーカーとも戦う事になるなら、【リザーブーケ】だけで戦えって言うのは残酷だろう?」
「あの時のデュエルで言っていた、『自分のデッキではなくてAiさんが与えてくれたもの』というのはこういう…!」
「オルタネーションの効果で私はこのターン、EXデッキからの召喚権を1度に制限されます。ウォーターリヴァイアサンの効果発動」
儀式召喚されたターン、ウォーターリヴァイアサンは元々の攻撃力が2300以下のモンスター、この場合は該当したトランスコードをEXデッキへ戻す
トランスコードの退場により、クロック・ドラゴンと《サイバース・マジシャン》のロックが解除。バトルフェイズの対象となったサイバース・マジシャンの攻撃力がリヴァイアサンの効果により、半分ダウン
破壊される寸前に《サイバース・マジシャン》より発生した効果が結界となり、プレイメーカー達の負うべきダメージを半分まで抑えきってくれる