Memoria:17 手中のジャックに垣間見えるは
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自分が影で暗躍した事を知られただけでなく、査問委員会でそれ以上の掘り下げで自分の地位が失脚する事を恐れたオズウェルはしぶしぶながら受け入れた
大統領の自分の信頼を失墜させる原因になった信書を持ってきたアスベルに忌々しく舌打ちをする彼を大統領は下がらせた
「それにしても……アスベル君は弟君の事を随分高く評価しているのだな」
「彼は優秀な人間です、加えてラントとストラタ双方の架け橋となれる存在でもあります」
「ヒューバートの事は私も信頼しているよ、しかし……彼の今のやり方では我が国の輝石の需要をまかないきれないのも事実だ、今のままなら私は彼をいずれは更迭せざるを得ない」
「そんな……」
「政治的判断に私情は持ち込んではならないのだよ」
「輝石の問題が解決すれば、ヒューバートは更迭されずに済むんですよね
閣下、少しだけ時間をくれませんか」
「それはかまわんが……一朝一夕に解決できる問題ではないのはわかっているな?」
「もちろんです……けど何もせずに諦めたくないんです」
「そうか……良い結果が出る事を祈っているよ」
今ヒューバートはラントにとって必要不可欠の存在、そしてアスベルにとって唯一無二の弟
その彼を守る為にも大統領に貰った少しの時間でこの国の輝石の問題を解決させる策を見つける為、アスベルはラティア達の元へ戻ってきた
「おかえり」
「大統領ってどんな人だった?」
「既に会った事のある人だった。ほら、セイブル・イゾレの街とロックガガンの所にいた……」
「ええ!?あの人が……?」
「でもそれなら話し合いもうまく行ったんじゃ……?」
「いや……このままではヒューバートの更迭は免れないといわれた
そもそもストラタはウィンドルの輝石を手に入れるためにラントに軍を派遣したらしい、あいつのやり方では求めている分の輝石が集まらないそうだ」
「だから総督の首をすげ替える必要があると?」
「それを思いとどまらせるには輝石不足の問題を解決しないと……」
だが輝石は自然石、自然に個人の力を関与させて不足分を補うという方法は難しいに等しく解決方法は中々に浮かばない
ふとそこで何故大輝石があるストラタがウィンドルの輝石を求めるのかという問題に焦点が向かう
「そうか……確かに考えてみれば妙な話だな」
「そうね……大輝石があれば、心配なんていらない気もするけど」
「大輝石があるのなら、足りない分の輝石を補える豊かな原素があると思いますが…」
「これは……大輝石に何かあったと見えるね、街の人に話を聞いてみようよ」
「そうしよう」
情報収集の為に大統領府を出ようとした所、アスベルはクンッと引っ張られる感覚に気付き、後ろを振り向いた
そこには不安げな表情で自分のコートの裾を握っているラティアがいた
「ラティア、どうしたんだ?」
「あ、のアスベル…」
「ん?」
「私…私っもっと頑張ってお役に立ちますから、どうかお傍にいさせて下さい!」
「っ?!え、ラティア…?!あ、ああっそれは勿論だ!」
「良かった…」
「(一体俺がいない間に何があったんだ…?)」
自分の言葉に先程までの不安げな表情を一変させ、穏やかに微笑むラティアに自分がいない空白の時間が気になったアスベルだった
街に出ようとした所、自分達に一人の青年が慌てた様子でぶつかってくるとその様子のままに謝り、駆け出すとその後ろをならず者らしき男が追って行った
彼らを追わず、住民の話を聞くとストラタの気温が日に日に高まり、大輝石があるというのに噴水の水が減っているという
そして先程西門の方に不振な男が向かって行ったと聞きラティア達はそちらへと向かうと先程のならず者の男が研究員らしき青年を脅し、気になる会話を耳に届けた
「大統領が大輝石に研究者を向かわせている事は知ってるんだよ」
「……大輝石だと?」
「あの人を助ければ、何か聞けるかもしれません…!」
「あの人を助けよう!準備はいいな!」
「ええ!」
アスベルの声が引き金となり、ラティア達は研究員の青年を助ける為にならず者へ駆け出す
今まで魔物と戦ってきた彼女達にならず者が勝てる筈もなく、その場で膝をついてしまった
大統領の自分の信頼を失墜させる原因になった信書を持ってきたアスベルに忌々しく舌打ちをする彼を大統領は下がらせた
「それにしても……アスベル君は弟君の事を随分高く評価しているのだな」
「彼は優秀な人間です、加えてラントとストラタ双方の架け橋となれる存在でもあります」
「ヒューバートの事は私も信頼しているよ、しかし……彼の今のやり方では我が国の輝石の需要をまかないきれないのも事実だ、今のままなら私は彼をいずれは更迭せざるを得ない」
「そんな……」
「政治的判断に私情は持ち込んではならないのだよ」
「輝石の問題が解決すれば、ヒューバートは更迭されずに済むんですよね
閣下、少しだけ時間をくれませんか」
「それはかまわんが……一朝一夕に解決できる問題ではないのはわかっているな?」
「もちろんです……けど何もせずに諦めたくないんです」
「そうか……良い結果が出る事を祈っているよ」
今ヒューバートはラントにとって必要不可欠の存在、そしてアスベルにとって唯一無二の弟
その彼を守る為にも大統領に貰った少しの時間でこの国の輝石の問題を解決させる策を見つける為、アスベルはラティア達の元へ戻ってきた
「おかえり」
「大統領ってどんな人だった?」
「既に会った事のある人だった。ほら、セイブル・イゾレの街とロックガガンの所にいた……」
「ええ!?あの人が……?」
「でもそれなら話し合いもうまく行ったんじゃ……?」
「いや……このままではヒューバートの更迭は免れないといわれた
そもそもストラタはウィンドルの輝石を手に入れるためにラントに軍を派遣したらしい、あいつのやり方では求めている分の輝石が集まらないそうだ」
「だから総督の首をすげ替える必要があると?」
「それを思いとどまらせるには輝石不足の問題を解決しないと……」
だが輝石は自然石、自然に個人の力を関与させて不足分を補うという方法は難しいに等しく解決方法は中々に浮かばない
ふとそこで何故大輝石があるストラタがウィンドルの輝石を求めるのかという問題に焦点が向かう
「そうか……確かに考えてみれば妙な話だな」
「そうね……大輝石があれば、心配なんていらない気もするけど」
「大輝石があるのなら、足りない分の輝石を補える豊かな原素があると思いますが…」
「これは……大輝石に何かあったと見えるね、街の人に話を聞いてみようよ」
「そうしよう」
情報収集の為に大統領府を出ようとした所、アスベルはクンッと引っ張られる感覚に気付き、後ろを振り向いた
そこには不安げな表情で自分のコートの裾を握っているラティアがいた
「ラティア、どうしたんだ?」
「あ、のアスベル…」
「ん?」
「私…私っもっと頑張ってお役に立ちますから、どうかお傍にいさせて下さい!」
「っ?!え、ラティア…?!あ、ああっそれは勿論だ!」
「良かった…」
「(一体俺がいない間に何があったんだ…?)」
自分の言葉に先程までの不安げな表情を一変させ、穏やかに微笑むラティアに自分がいない空白の時間が気になったアスベルだった
街に出ようとした所、自分達に一人の青年が慌てた様子でぶつかってくるとその様子のままに謝り、駆け出すとその後ろをならず者らしき男が追って行った
彼らを追わず、住民の話を聞くとストラタの気温が日に日に高まり、大輝石があるというのに噴水の水が減っているという
そして先程西門の方に不振な男が向かって行ったと聞きラティア達はそちらへと向かうと先程のならず者の男が研究員らしき青年を脅し、気になる会話を耳に届けた
「大統領が大輝石に研究者を向かわせている事は知ってるんだよ」
「……大輝石だと?」
「あの人を助ければ、何か聞けるかもしれません…!」
「あの人を助けよう!準備はいいな!」
「ええ!」
アスベルの声が引き金となり、ラティア達は研究員の青年を助ける為にならず者へ駆け出す
今まで魔物と戦ってきた彼女達にならず者が勝てる筈もなく、その場で膝をついてしまった