Memoria:14 綻んだ距離に紫立った花弁で埋めて
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レイモンの思惑に気付く事なく広場に戻って来たアスベルはその場にいたマリクやパスカル、ソフィへ自分と共にヒューバート召喚命令を撤回して貰う為にストラタへ赴く事を願う
だがストラタがアスベルの事をどう扱うか見当がつかない為に安全は保障出来ずにいる、それでも…彼らの力が今の彼には必要だった
「その上であえて頼む、俺に力を貸してほしい」
「行く」
「ありがとう、ソフィ」
「オレも異存はない、未だお前の力になれたとは言い難いしな」
「あたしも行くよ、ストラタは行った事ないから興味あるしね」
「ありがとう、ふたりとも」
危険を承知でも自分について来てくれるソフィ達にアスベルは一人一人に視線を合わせ、確かな感謝の気持ちを伝えた
ふと漸く見慣れた少女達の姿が視線を回してもどこにもない事に気付き、少女達の名前を口にする
「ラティアとシェリアは……いないのか」
「何だか思いつめた顔して、どっか行っちゃったけど……」
「わたしの為に残ろうとしてくれたけど、わたしなら大丈夫ってラティアに言ったら後を追い掛けて行ったよ…?」
「君たちが探しているのはラティアとシェリアという娘達かな?」
突然の第三者の声、それはラティア達を使い、ストラタへ向かおうとするアスベルやそれを差し向けたヒューバートに何かを仕掛けようと企むレイモン
「彼女達の身柄は私が預からせてもらっている」
「……どういう事ですか」
「彼女達は重要機密を盗み聞きしていたんでね、ほんのお仕置きですよ。彼女達の罪を許してもいいが、それには条件があります
彼女達の身の安全と引き換えにストラタ行きをやめてもらいたい」
「ちょっと!人質に取ったって事!?」
「ラティアとシェリア、いじめる人……許さない」
「私と事を構えるのはよした方がいいですよ、あの娘達を無事に助け出したいのならね」
「くっ……!」
「信書を渡してもらいましょう、早くしないとあの娘達が魔物の餌になってしまいますよ」
「なるほど、あなたはそういう手で来ましたか」
二人の命を何よりも優先する為、自身の武器に手をかけていたアスベルはその手を下ろし、それを見ていたマリクも武器から手を引く
大統領宛に書かれた信書を奪おうと次の手に出たレイモンの背後に今までの会話を聞いていたヒューバートが冷ややかな瞳で義従兄を見据えていた
「少佐……!」
「ラティアとシェリアはどこです?言いなさい。言わない場合、この卑怯な脅迫の事実を本国に知らせなくてはならない、それだけではありませんよ
あなたは……上官であるぼくの書いた信書を奪い取ろうとした、さあどうしますか?」
「くそっ……ここまでかっ!くぅ!」
懐に隠していた武器を取り出し、ヒューバートへ…と思われたが、その刃でレイモンは自分自身を貫き倒れた、ラティア達の居場所を伝える事なく
「レイモン!早まったまねを!レイモンの事はぼくがなんとかします!皆さんは早くラティアとシェリアを!」
「くそっ!ラティア…シェリア……どこへ連れて行かれたんだ!?」
情報が少ない今、アスベル達はラントの領民に二人を見ていないか等を聞き回る事しか出来ない
聞き込みを続けている中で領主邸近くでストラタの兵士達が何やら大きな袋を二つ程持って、西の街道に向かったという情報を得た、十中八九ラティアとシェリアだ
だがストラタがアスベルの事をどう扱うか見当がつかない為に安全は保障出来ずにいる、それでも…彼らの力が今の彼には必要だった
「その上であえて頼む、俺に力を貸してほしい」
「行く」
「ありがとう、ソフィ」
「オレも異存はない、未だお前の力になれたとは言い難いしな」
「あたしも行くよ、ストラタは行った事ないから興味あるしね」
「ありがとう、ふたりとも」
危険を承知でも自分について来てくれるソフィ達にアスベルは一人一人に視線を合わせ、確かな感謝の気持ちを伝えた
ふと漸く見慣れた少女達の姿が視線を回してもどこにもない事に気付き、少女達の名前を口にする
「ラティアとシェリアは……いないのか」
「何だか思いつめた顔して、どっか行っちゃったけど……」
「わたしの為に残ろうとしてくれたけど、わたしなら大丈夫ってラティアに言ったら後を追い掛けて行ったよ…?」
「君たちが探しているのはラティアとシェリアという娘達かな?」
突然の第三者の声、それはラティア達を使い、ストラタへ向かおうとするアスベルやそれを差し向けたヒューバートに何かを仕掛けようと企むレイモン
「彼女達の身柄は私が預からせてもらっている」
「……どういう事ですか」
「彼女達は重要機密を盗み聞きしていたんでね、ほんのお仕置きですよ。彼女達の罪を許してもいいが、それには条件があります
彼女達の身の安全と引き換えにストラタ行きをやめてもらいたい」
「ちょっと!人質に取ったって事!?」
「ラティアとシェリア、いじめる人……許さない」
「私と事を構えるのはよした方がいいですよ、あの娘達を無事に助け出したいのならね」
「くっ……!」
「信書を渡してもらいましょう、早くしないとあの娘達が魔物の餌になってしまいますよ」
「なるほど、あなたはそういう手で来ましたか」
二人の命を何よりも優先する為、自身の武器に手をかけていたアスベルはその手を下ろし、それを見ていたマリクも武器から手を引く
大統領宛に書かれた信書を奪おうと次の手に出たレイモンの背後に今までの会話を聞いていたヒューバートが冷ややかな瞳で義従兄を見据えていた
「少佐……!」
「ラティアとシェリアはどこです?言いなさい。言わない場合、この卑怯な脅迫の事実を本国に知らせなくてはならない、それだけではありませんよ
あなたは……上官であるぼくの書いた信書を奪い取ろうとした、さあどうしますか?」
「くそっ……ここまでかっ!くぅ!」
懐に隠していた武器を取り出し、ヒューバートへ…と思われたが、その刃でレイモンは自分自身を貫き倒れた、ラティア達の居場所を伝える事なく
「レイモン!早まったまねを!レイモンの事はぼくがなんとかします!皆さんは早くラティアとシェリアを!」
「くそっ!ラティア…シェリア……どこへ連れて行かれたんだ!?」
情報が少ない今、アスベル達はラントの領民に二人を見ていないか等を聞き回る事しか出来ない
聞き込みを続けている中で領主邸近くでストラタの兵士達が何やら大きな袋を二つ程持って、西の街道に向かったという情報を得た、十中八九ラティアとシェリアだ