Memoria:13 宛らくるくると回る旋華のよう
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リチャードと完全に仲が違うもののラントに及んでいたウィンドル軍を退け、ソフィとラティアの記憶が戻るという慌ただしい出来事が漸く治まった頃
アスベルはマリクとパスカル、ソフィとラティアと共に国境付近まで赴いていた、だが国境にはストラタとウィンドルとは違う軍が駐在していた
「駄目だね、これ以上は近づけそうにないよ」
「とりあえず国境を越える様子はなさそうだな、多分ストラタ軍を警戒してるんだろうが……」
「……アスベル、これからどうするか見通しはあるのか?」
「自分にできる事をやるしかないと思っています、ラント領を二度と戦火に巻き込まないようにする事と……そして……ソフィの事です
彼女は七年前、俺たちを助け、確かに死んだはずだった……なのに今こうして変わらぬ姿でここにいる
ラティアもやっと…記憶を取り戻して、やっと俺たちと同じ時間を歩み出した、そんな彼女たちを俺は今度こそ守ります」
「あたしらも協力するよ~ね、教官」
「もちろんだ」
「パスカル、教官……」
自分達から離れ、道端で物珍しくカエルを観察するソフィの傍でそれを見守るラティアを見つめながら、呟いたアスベルの確固たる意志
それを聞いた二人からラティア達を守る彼に力を引き続き貸すという言葉にアスベルはただ感謝しか浮かばず、頭を深く下げた、そんな彼を茶化す様な言葉が不意に振って来た
「それに元教え子の恋路の行方も気になるしな」
「?!」
「あ、あたしもそれ、気になる!シェリアとソフィに負けない様にね、アスベル。応援してるよ~」
「二人、とも…!今はそんな事を言ってる時じゃないだろう…っ」
「ふ…さて、フェンデル軍の展開状況も見た事だ、一度街へ戻ってはどうだ?」
「そ、そうですね。ラティア、ソフィ行くぞ」
「アスベル様、ソフィからお願いがある様なのですけれど…」
「俺に?」
「アスベル、お花畑に寄ってもいい?」
「連れて行ってやるといい、オレたちは先に帰っている。ラティアはどうする」
「私も一緒に行かせて貰いたいです」
「わかりました。行こうラティア、ソフィ」
二人に応援という名の茶化し合いから解放され、アスベルはその場でマリクとパスカルと別れ、ラティアとソフィを連れ、裏山の花畑と向かう
「やっぱり嘘みたいだ、お前があのソフィだなんて……」
「嘘じゃないよ」
「ああ、わかっている。でも心のどこかではもう二度と会えないと思っていたから……なんというか嬉しいんだ
ラティアもこうして自分を取り戻して、また俺の前に現れてくれてさ」
「アスベル様…勿体ないお言葉です、また三人でここに来られるなんて夢見たいで…幸せです」
「わたしもアスベルとラティアを思い出せて嬉しい、でもね……みんなが大きくなってるのに……わたしは……」
「ソフィ、貴女の姿が変わっていなくても、私達は気にしないよ?貴女の姿が変わっていなかったからこそ、直ぐに貴女がソフィだって分かったのだから…」
「うん…」
お互いにお互いに再会出来た事を喜んでいる中、ソフィの顔色が暗く落ち込み、自分がラティア達と違い、成長していない事を気にし始める
そんな彼女を励まそうと温厚な言葉と共にそのうなだれた頭を撫でるラティアの後ろでアスベルも何とか続こうと…
―ソフィ……ひょっとして七年前と姿が変わっていない事を気にして……
「ソフィ、誰がなんと言おうと今のお前がソフィだ、背も成長してない事なんか気にするな!」
「背「も」?他があるの?」
「……!……すまない、他意はなかったんだ」
「アスベル様、お顔が赤いですが…」
「な、何でもないんだ…!」
一瞬アスベルが自分を見た様に感じ、首を傾げ、彼の顔を覗き込むが何故か赤くなった顔を反らされてしまい、その会話はそこまでとなってしまった
不自然に終わってしまった会話を引き延ばす訳にも行かず、花畑へと足を踏み入れた、そこの空と海、咲き誇る花々は7年前と同じ景色を保っていた
「……わたしとアスベル、ここで会ったんだよね」
「ああ、子どもの時も今回もここで出会ったんだ」
「わたし、アスベルたちを助けた後はどうしていたんだろう……ラティアたちに会う前はどうしていたんだろう……どこでなにをしてたんだろう……
考えると……不安になるの……思い出さない方がいいから、思い出せなくなってるんじゃないのかな……」
「思い出した過去が嫌なものだとも限らないだろ?」
「うん……」
「もし過去になにかあったとしても、過去なんて問題じゃない。ラティアがさっき言っていただろ?
大事なのは今なんだ、ソフィ」
「今……」
「私もソフィも今を生きてる…それがきっと過去よりも大きな私達を支える大切なものになる筈…」
「そろそろ家に戻ろう、皆が心配している」
過去を思い出す事を不安がっているソフィに過去よりも大事なものがある事を諭す、今はまだ無理でもいつか彼女が過去から解放される日を思って
アスベルはマリクとパスカル、ソフィとラティアと共に国境付近まで赴いていた、だが国境にはストラタとウィンドルとは違う軍が駐在していた
「駄目だね、これ以上は近づけそうにないよ」
「とりあえず国境を越える様子はなさそうだな、多分ストラタ軍を警戒してるんだろうが……」
「……アスベル、これからどうするか見通しはあるのか?」
「自分にできる事をやるしかないと思っています、ラント領を二度と戦火に巻き込まないようにする事と……そして……ソフィの事です
彼女は七年前、俺たちを助け、確かに死んだはずだった……なのに今こうして変わらぬ姿でここにいる
ラティアもやっと…記憶を取り戻して、やっと俺たちと同じ時間を歩み出した、そんな彼女たちを俺は今度こそ守ります」
「あたしらも協力するよ~ね、教官」
「もちろんだ」
「パスカル、教官……」
自分達から離れ、道端で物珍しくカエルを観察するソフィの傍でそれを見守るラティアを見つめながら、呟いたアスベルの確固たる意志
それを聞いた二人からラティア達を守る彼に力を引き続き貸すという言葉にアスベルはただ感謝しか浮かばず、頭を深く下げた、そんな彼を茶化す様な言葉が不意に振って来た
「それに元教え子の恋路の行方も気になるしな」
「?!」
「あ、あたしもそれ、気になる!シェリアとソフィに負けない様にね、アスベル。応援してるよ~」
「二人、とも…!今はそんな事を言ってる時じゃないだろう…っ」
「ふ…さて、フェンデル軍の展開状況も見た事だ、一度街へ戻ってはどうだ?」
「そ、そうですね。ラティア、ソフィ行くぞ」
「アスベル様、ソフィからお願いがある様なのですけれど…」
「俺に?」
「アスベル、お花畑に寄ってもいい?」
「連れて行ってやるといい、オレたちは先に帰っている。ラティアはどうする」
「私も一緒に行かせて貰いたいです」
「わかりました。行こうラティア、ソフィ」
二人に応援という名の茶化し合いから解放され、アスベルはその場でマリクとパスカルと別れ、ラティアとソフィを連れ、裏山の花畑と向かう
「やっぱり嘘みたいだ、お前があのソフィだなんて……」
「嘘じゃないよ」
「ああ、わかっている。でも心のどこかではもう二度と会えないと思っていたから……なんというか嬉しいんだ
ラティアもこうして自分を取り戻して、また俺の前に現れてくれてさ」
「アスベル様…勿体ないお言葉です、また三人でここに来られるなんて夢見たいで…幸せです」
「わたしもアスベルとラティアを思い出せて嬉しい、でもね……みんなが大きくなってるのに……わたしは……」
「ソフィ、貴女の姿が変わっていなくても、私達は気にしないよ?貴女の姿が変わっていなかったからこそ、直ぐに貴女がソフィだって分かったのだから…」
「うん…」
お互いにお互いに再会出来た事を喜んでいる中、ソフィの顔色が暗く落ち込み、自分がラティア達と違い、成長していない事を気にし始める
そんな彼女を励まそうと温厚な言葉と共にそのうなだれた頭を撫でるラティアの後ろでアスベルも何とか続こうと…
―ソフィ……ひょっとして七年前と姿が変わっていない事を気にして……
「ソフィ、誰がなんと言おうと今のお前がソフィだ、背も成長してない事なんか気にするな!」
「背「も」?他があるの?」
「……!……すまない、他意はなかったんだ」
「アスベル様、お顔が赤いですが…」
「な、何でもないんだ…!」
一瞬アスベルが自分を見た様に感じ、首を傾げ、彼の顔を覗き込むが何故か赤くなった顔を反らされてしまい、その会話はそこまでとなってしまった
不自然に終わってしまった会話を引き延ばす訳にも行かず、花畑へと足を踏み入れた、そこの空と海、咲き誇る花々は7年前と同じ景色を保っていた
「……わたしとアスベル、ここで会ったんだよね」
「ああ、子どもの時も今回もここで出会ったんだ」
「わたし、アスベルたちを助けた後はどうしていたんだろう……ラティアたちに会う前はどうしていたんだろう……どこでなにをしてたんだろう……
考えると……不安になるの……思い出さない方がいいから、思い出せなくなってるんじゃないのかな……」
「思い出した過去が嫌なものだとも限らないだろ?」
「うん……」
「もし過去になにかあったとしても、過去なんて問題じゃない。ラティアがさっき言っていただろ?
大事なのは今なんだ、ソフィ」
「今……」
「私もソフィも今を生きてる…それがきっと過去よりも大きな私達を支える大切なものになる筈…」
「そろそろ家に戻ろう、皆が心配している」
過去を思い出す事を不安がっているソフィに過去よりも大事なものがある事を諭す、今はまだ無理でもいつか彼女が過去から解放される日を思って