Memoria:12 降り積もった雪は解け、息吹返す
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顔を俯かせたリチャードがもう一度顔を上げた際、その体からは先程纏っていた赤黒い何かが巨大な柱となり、巻き上がる
それに対抗するかの様にソフィからもう一度眩い光が立ち上がり、赤黒い光とぶつかり合い、暴風が吹き荒れる
「おおおおお~~!!」
「おおおお~~!! ぉああああ~~っ!!」
「ぐはっ!ぐっ!うっ……ううっ……」
ぶつかり合いを制したのはソフィの様で、リチャードは岩壁に吹き飛ばされ、再び地面に叩き付けられた
未だ戦おうと起き上がろうとするリチャードに共に来ていたデールが駆け寄り、彼を連れ、全軍に撤退命令を出し、ラントから手を引いて行った
「アスベル!ラティア!ソフィ!ヒューバート!大丈夫!?怪我はない!?」
「ソフィ…?」
「ソフィ、大丈夫か?しっかりしてくれ!」
「……平気、わたし思い出したの。小さな頃の……みんなの事……思い出したの。ヒューバートは……おとなしいけどしっかりしてて、いつもみんなを気にかけていた
シェリアは……体が弱いのに負けずにいつも元気だった、ラティアは……とても優しくて、その傍が凄く心地良くてお陽様みたいだった
そしてアスベルは……優しくて強くて、わたしを……守ってくれた、また……会えたね」
「ああ……」
駆けつけた幼い頃からの友人を一人ずつ思い出す様な言葉、噛み締める様に呟いた後に7年前から変わらない笑顔を浮かべたソフィにただ一言呟いた
だがその間に水を指す様な足音と声がヒューバートにかかった
「少佐!ご無事ですか!」
「ぼくは大丈夫だ、それより外の状況は!」
「ウィンドル軍はリチャード王と共に街の外へ撤退しました!」
「すぐに城門の守りを固めろ、深追いはするな!」
「はっ!」
こちらを一瞬見るとすぐにヒューバートは事態の収束の為、その場を部下と共に立ち去った
一先ず軍と戦いは撤退したがラントに残った爪痕は深いものだった
「結局俺は守れなかった……」
「そんな事、ない。アスベルはわたしとラティアを守ってくれた。小さい頃と……おなじ」
自分の事を気遣ってくれるソフィにアスベルは穏やかな笑みを浮かべるとその頭を優しく撫でた
「ちょっとだけだけど、思い出せてよかった。よかった……はずなのになぜだろう……なんだか……不安なの
このまま色々な事を思い出していくのが怖いの……」
「ソフィ……」
「…大丈夫」
「ラティア…」
「ソフィがなくした思い出の中には確かに忘れたい事が含まれていて、それを思い出した時、怖い思いをするかもしれない…
でも私達が…私達と過ごした思い出がソフィの中にある、それがきっとソフィの支えになってくれる筈だから…もしソフィが怖い時は一緒に乗り越えよう?」
「…うん」
「ラティア、もしかして…」
瞳を瞑り、感傷深くなっているソフィの手を優しく包み込み、微笑むラティアの今までと違う彼女の雰囲気にシェリアは異変に気付く
目を見開き呟いたシェリアの返答に答えず、アスベルはソフィと会話を一先ず終わらせた彼女を抱き締めた
「ア、アスベル様…?!」
「っ…お帰り、ラティア…」
「!はい…っただいま、です…!」
降り積もった雪は解け、息吹返す
(二人の少女は今、過去より舞い戻った)
それに対抗するかの様にソフィからもう一度眩い光が立ち上がり、赤黒い光とぶつかり合い、暴風が吹き荒れる
「おおおおお~~!!」
「おおおお~~!! ぉああああ~~っ!!」
「ぐはっ!ぐっ!うっ……ううっ……」
ぶつかり合いを制したのはソフィの様で、リチャードは岩壁に吹き飛ばされ、再び地面に叩き付けられた
未だ戦おうと起き上がろうとするリチャードに共に来ていたデールが駆け寄り、彼を連れ、全軍に撤退命令を出し、ラントから手を引いて行った
「アスベル!ラティア!ソフィ!ヒューバート!大丈夫!?怪我はない!?」
「ソフィ…?」
「ソフィ、大丈夫か?しっかりしてくれ!」
「……平気、わたし思い出したの。小さな頃の……みんなの事……思い出したの。ヒューバートは……おとなしいけどしっかりしてて、いつもみんなを気にかけていた
シェリアは……体が弱いのに負けずにいつも元気だった、ラティアは……とても優しくて、その傍が凄く心地良くてお陽様みたいだった
そしてアスベルは……優しくて強くて、わたしを……守ってくれた、また……会えたね」
「ああ……」
駆けつけた幼い頃からの友人を一人ずつ思い出す様な言葉、噛み締める様に呟いた後に7年前から変わらない笑顔を浮かべたソフィにただ一言呟いた
だがその間に水を指す様な足音と声がヒューバートにかかった
「少佐!ご無事ですか!」
「ぼくは大丈夫だ、それより外の状況は!」
「ウィンドル軍はリチャード王と共に街の外へ撤退しました!」
「すぐに城門の守りを固めろ、深追いはするな!」
「はっ!」
こちらを一瞬見るとすぐにヒューバートは事態の収束の為、その場を部下と共に立ち去った
一先ず軍と戦いは撤退したがラントに残った爪痕は深いものだった
「結局俺は守れなかった……」
「そんな事、ない。アスベルはわたしとラティアを守ってくれた。小さい頃と……おなじ」
自分の事を気遣ってくれるソフィにアスベルは穏やかな笑みを浮かべるとその頭を優しく撫でた
「ちょっとだけだけど、思い出せてよかった。よかった……はずなのになぜだろう……なんだか……不安なの
このまま色々な事を思い出していくのが怖いの……」
「ソフィ……」
「…大丈夫」
「ラティア…」
「ソフィがなくした思い出の中には確かに忘れたい事が含まれていて、それを思い出した時、怖い思いをするかもしれない…
でも私達が…私達と過ごした思い出がソフィの中にある、それがきっとソフィの支えになってくれる筈だから…もしソフィが怖い時は一緒に乗り越えよう?」
「…うん」
「ラティア、もしかして…」
瞳を瞑り、感傷深くなっているソフィの手を優しく包み込み、微笑むラティアの今までと違う彼女の雰囲気にシェリアは異変に気付く
目を見開き呟いたシェリアの返答に答えず、アスベルはソフィと会話を一先ず終わらせた彼女を抱き締めた
「ア、アスベル様…?!」
「っ…お帰り、ラティア…」
「!はい…っただいま、です…!」
降り積もった雪は解け、息吹返す
(二人の少女は今、過去より舞い戻った)