Memoria:1 箱庭に舞い降りた風花
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また始まった、とアスベルは後ろ頭を掻き、その兄の様子をヒューバートはヒヤヒヤして見守っている
彼らの心境を知らずにケリーは父がいる執務室へ行く様に促すとアスベルはラティア達に振り返る
「じゃあその間この子を見ててくれないか、ラティア、シェリア」
「かしこまりました」
「え?あ、うん……」
「いつもアスベルが迷惑をかけて、本当にごめんなさいね」
「私はお使えするのがお仕事ですから…」
「迷惑だなんてそんな……」
「シェリアとラティアはもう休んでいなさい、アスベルに無理に連れ出されて体も辛いでしょうし、疲れたでしょう」
「そんな事してないって!」
「貴方はラント家の跡取りです、もう少し周りの者に対して思いやりを持ちなさい
今後シェリアとラティアを遊びに連れ出してはいけません、分かりましたね」
「ケリー様、私は平気です……だから……」
「私も全然お仕事には差し支えないので…っ」
「シェリア、ラティア」
「なんだよもう!母さんまで!誰と遊ぶかは俺が決める、口出ししないでくれよな!」
「アスベル!」
ケリーの言葉にシェリアとラティアは目を見開き驚く、その前で自分のやる事を縛り付けるケリーへ真正面からアスベルは反抗して行く
フレデリックに嗜められ黙っているとふとシェリアの顔色が悪い事にラティアは気付くと同時にシェリアが咳き込み出す
「ごほっ……げほっ……ごほっはあ……はあ……」
「シェリア様!しっかりっ」
「シェリア!?」
「大変!シェリアを早くお部屋へ」
「さあシェリア、ラティアもすまないね」
「ごほっ……ごめ……んなさい……」
「安静になさって下さい…」
咳き込むシェリアの背を撫でていたラティアが離れるとフレデリックが彼女を支えながら、自宅へと連れ帰る
ケリーも見送りに出て、その場にはアスベル達だけになると何処か暗い雰囲気が漂う、そんな中でラティアと少女を連れ、アスベル達は執務室へ
「私は執務室に入る事は許されませんので、ここでお待ちしています」
「ラティア、そんな事気にしないで良いんだぞ?」
「ですが大事なお話ですので聞く訳にはいかないのです…」
「兄さん、ラティアを困らせちゃだめだよ」
「うー…分かったよ、じゃあ絶対にここで待っててくれよな」
「…待ってて…くれよ、な?」
「ふふ、はいっ」
大切な自分の支えでもある彼らの言葉を無視等出来る筈がないが念には念を入れ、アスベル達はラティアをその場に残し、執務室へ消えていった
執務室の室内では言い争っている声が響き、その中へとフレデリックが入ると話が一先ずは済んだらしく、何処か不満げなアスベルを先頭に現れる
「何かあったのですか?」
「うん…また兄さんと父さんが…」
「そうですか…」
「まったく親父と来たら威張ってばかりだ!腹立つなぁ!親父にがみがみ怒られるのはいつも俺ばっかりだ、なんでなんだよ!」
「それは兄さんが長男で将来このラント領の領主になるからだよ」
「俺は本当は王都へ行って、王様に仕える騎士になりたいんだ
王都には騎士になるための専門の学校もあるらしいぞ、知ってたか?」
「うん、まあ……ところで兄さん、本当に兄さんがこの子の面倒を見るつもり?」
「えっ!アスベル様がこの方を…?」
「ラティアには言ってなかったな、そうするつもりでいる
親父にあんな事言われて引き下がれるもんか、そうだろう?」
「そうだけど……」
花を見つめ、視線に気付いたのかこちらを首を傾げながら見る少女をアスベルが面倒を見る…その言葉にラティアは驚愕して目を見開く
この少女の面倒を見る事をどうやら父親を見返すのも含め、本気でいる様で口出しをする訳もいかない、その時ふと入口に見知った影を見つけた
彼らの心境を知らずにケリーは父がいる執務室へ行く様に促すとアスベルはラティア達に振り返る
「じゃあその間この子を見ててくれないか、ラティア、シェリア」
「かしこまりました」
「え?あ、うん……」
「いつもアスベルが迷惑をかけて、本当にごめんなさいね」
「私はお使えするのがお仕事ですから…」
「迷惑だなんてそんな……」
「シェリアとラティアはもう休んでいなさい、アスベルに無理に連れ出されて体も辛いでしょうし、疲れたでしょう」
「そんな事してないって!」
「貴方はラント家の跡取りです、もう少し周りの者に対して思いやりを持ちなさい
今後シェリアとラティアを遊びに連れ出してはいけません、分かりましたね」
「ケリー様、私は平気です……だから……」
「私も全然お仕事には差し支えないので…っ」
「シェリア、ラティア」
「なんだよもう!母さんまで!誰と遊ぶかは俺が決める、口出ししないでくれよな!」
「アスベル!」
ケリーの言葉にシェリアとラティアは目を見開き驚く、その前で自分のやる事を縛り付けるケリーへ真正面からアスベルは反抗して行く
フレデリックに嗜められ黙っているとふとシェリアの顔色が悪い事にラティアは気付くと同時にシェリアが咳き込み出す
「ごほっ……げほっ……ごほっはあ……はあ……」
「シェリア様!しっかりっ」
「シェリア!?」
「大変!シェリアを早くお部屋へ」
「さあシェリア、ラティアもすまないね」
「ごほっ……ごめ……んなさい……」
「安静になさって下さい…」
咳き込むシェリアの背を撫でていたラティアが離れるとフレデリックが彼女を支えながら、自宅へと連れ帰る
ケリーも見送りに出て、その場にはアスベル達だけになると何処か暗い雰囲気が漂う、そんな中でラティアと少女を連れ、アスベル達は執務室へ
「私は執務室に入る事は許されませんので、ここでお待ちしています」
「ラティア、そんな事気にしないで良いんだぞ?」
「ですが大事なお話ですので聞く訳にはいかないのです…」
「兄さん、ラティアを困らせちゃだめだよ」
「うー…分かったよ、じゃあ絶対にここで待っててくれよな」
「…待ってて…くれよ、な?」
「ふふ、はいっ」
大切な自分の支えでもある彼らの言葉を無視等出来る筈がないが念には念を入れ、アスベル達はラティアをその場に残し、執務室へ消えていった
執務室の室内では言い争っている声が響き、その中へとフレデリックが入ると話が一先ずは済んだらしく、何処か不満げなアスベルを先頭に現れる
「何かあったのですか?」
「うん…また兄さんと父さんが…」
「そうですか…」
「まったく親父と来たら威張ってばかりだ!腹立つなぁ!親父にがみがみ怒られるのはいつも俺ばっかりだ、なんでなんだよ!」
「それは兄さんが長男で将来このラント領の領主になるからだよ」
「俺は本当は王都へ行って、王様に仕える騎士になりたいんだ
王都には騎士になるための専門の学校もあるらしいぞ、知ってたか?」
「うん、まあ……ところで兄さん、本当に兄さんがこの子の面倒を見るつもり?」
「えっ!アスベル様がこの方を…?」
「ラティアには言ってなかったな、そうするつもりでいる
親父にあんな事言われて引き下がれるもんか、そうだろう?」
「そうだけど……」
花を見つめ、視線に気付いたのかこちらを首を傾げながら見る少女をアスベルが面倒を見る…その言葉にラティアは驚愕して目を見開く
この少女の面倒を見る事をどうやら父親を見返すのも含め、本気でいる様で口出しをする訳もいかない、その時ふと入口に見知った影を見つけた