Memoria:10 ケテルの名の下に濁世を治めん
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地下遺跡へと潜り、グレルサイドへ向かう際に使ったワープとは違う基盤を見つけた、他に道はない、これがウォールブリッジの中へ潜入出来る道だろう
いざ乗り込もうとした際に敵の中心部に向かうという事でリチャードが立ち止まり、振り返ると入念に手順を確認する言葉を発した
「ウォールブリッジは南と北に分かれていて、それぞれが別々に動く橋になっている。僕たちが最終的に目指すのは南側の橋をおろして、かつ門を開ける事だ
その際、南側の橋だけでなく、北の橋を上げてしまえば、叔父方の増援を絶つ事もできる。できれば、両方の橋を僕たちの手で動かしたい」
リチャードの策にラティア達は一つ頷く、その動作を確認し、潜入した最初のやるべき事の一つに戦力を減らすという効率の為に北橋を上げる事に
丁寧且つ入念な説明を終えるとパスカルへワープの作動を頼み、ウォールブリッジの中へ、ワープ先に誰かいないかと辺りを見渡すが幸いな事に誰もいない場所に辿り着いたらしい
「ここがウォールブリッジの中か」
「ああ、叔父の軍勢のただ中だよ。急いで事を済ませないとね、捕まってしまったら最後だから
よし、そうしたらまずは北橋を上下させる装置の所を目指すとしよう」
「…二方向、北と南でそれぞれに橋を上げる様にはしないの…?私、南に行くよ…?その方が効率がいい気がする」
「ラティア、俺たちはこの中を良く知らないだろう?今ここでばらけてしまったら、どちらかが捕まってしまうかもしれないから…一緒に行くんだよ」
「ああ、でもラティアがこの作戦に積極的で嬉しいよ、ありがとう」
「…ううん」
「ラティア、最初に会った時より話す様になったねーアスベル、昨日何かしたの?」
「そ、そんな事は!」
「…アスベル、ラティア一人占めだめ…」
「ラティアは皆に慕われている様だね」
「…?」
「さ、さあ早く先に急ごう!」
昨夜アスベルに自分の想いを打ち明け、それを受け入れてもらったお陰で自分の意志を少なからず発する様になったラティアを中心にした会話で気分は和み、リラックス出来た気がした
だがいつまでもここにいる訳も行かず、アスベルの言葉にウォールブリッジの中を慎重に進んで行く、どうやら自分達が入り込んだ場所は最南塔地下だった様だ
複雑に入り組んだ構造の道を迷わない様に進み、地下の部屋にてリチャードが言っていた装置を見つけ、動かすと何処かで何かが動いた重音が響く、これで北橋が上がったのだろうか
「これで橋が上がったと思っていいのか?」
「ああ、これで第一段階はクリアだね」
「…次は南橋?」
「嫌、もしかしたらここに来る間で見た様に南橋の装置がある部屋には扉があるかもしれないからね…どこかにある砦の鍵を取りに行こう」
「鍵か…ここの兵士達が使える様に分かり易い場所に置いてそうだな」
当初の目的に鍵の入手を加え、再び道なりに進んで行く、ふと先程まで人の気配があった中央塔にそれらがなくなっていたので、その隙を衝き、中央塔へ
今までの部屋とは違い、設備が完備されている、もしかしたらと思い、先に中を物色し始めたリチャードが目的の物を見付け出した
「あった、鍵だ。あれさえあれば……」
「誰かいる……!」
「何っ!?」
「!リチャード、危ない…!」
逸早くソフィが人の気配に気付き、声を上げ、その気配がリチャードの上から剣を振るうのを見たラティアも声を上げた
だが相手の落下速度に反応速度が追いつかずにリチャードはその剣に斬りつけられ、その場に崩れ落ちた
どうやら鍵を置いていたこの場はリチャードを亡き者にする為の餌だった様だ
「リチャード!!」
「大変!」
「やった……やったぞ!この手で王子を……!」
「ソフィ、パスカル、あいつを捕らえろ!応援を呼ばれてしまう!ラティア、リチャードの手当を!」
「う、ん」
王子をこの手で葬った恍惚に身を委ねながら、室内を後にしようとする兵士の道をアスベルの切羽詰まった声色で出された指示でソフィ達が封鎖する
兵士を阻む事を彼女達に任せ、アスベルは階段から飛び降りると床に倒れたままのリチャードに治癒術をかけているラティア達に駆け寄り、彼の肩を揺すりながら必死に声をかける
「リチャード、しっかりしてくれ!リチャード……!」
「血が…止まらない…」
声に反応する様に室内に響く程に彼の心音が響き、一瞬その体から黒い何かが吹き出した気がして、アスベルは手を引き、ラティアの手も止めさせる
「え……?」
「……!」
戸惑うアスベルを他所にリチャードが目を覚まし、おぼつかない足取りで体を起き上がらせた、だが…何処か様子が可笑しい
いざ乗り込もうとした際に敵の中心部に向かうという事でリチャードが立ち止まり、振り返ると入念に手順を確認する言葉を発した
「ウォールブリッジは南と北に分かれていて、それぞれが別々に動く橋になっている。僕たちが最終的に目指すのは南側の橋をおろして、かつ門を開ける事だ
その際、南側の橋だけでなく、北の橋を上げてしまえば、叔父方の増援を絶つ事もできる。できれば、両方の橋を僕たちの手で動かしたい」
リチャードの策にラティア達は一つ頷く、その動作を確認し、潜入した最初のやるべき事の一つに戦力を減らすという効率の為に北橋を上げる事に
丁寧且つ入念な説明を終えるとパスカルへワープの作動を頼み、ウォールブリッジの中へ、ワープ先に誰かいないかと辺りを見渡すが幸いな事に誰もいない場所に辿り着いたらしい
「ここがウォールブリッジの中か」
「ああ、叔父の軍勢のただ中だよ。急いで事を済ませないとね、捕まってしまったら最後だから
よし、そうしたらまずは北橋を上下させる装置の所を目指すとしよう」
「…二方向、北と南でそれぞれに橋を上げる様にはしないの…?私、南に行くよ…?その方が効率がいい気がする」
「ラティア、俺たちはこの中を良く知らないだろう?今ここでばらけてしまったら、どちらかが捕まってしまうかもしれないから…一緒に行くんだよ」
「ああ、でもラティアがこの作戦に積極的で嬉しいよ、ありがとう」
「…ううん」
「ラティア、最初に会った時より話す様になったねーアスベル、昨日何かしたの?」
「そ、そんな事は!」
「…アスベル、ラティア一人占めだめ…」
「ラティアは皆に慕われている様だね」
「…?」
「さ、さあ早く先に急ごう!」
昨夜アスベルに自分の想いを打ち明け、それを受け入れてもらったお陰で自分の意志を少なからず発する様になったラティアを中心にした会話で気分は和み、リラックス出来た気がした
だがいつまでもここにいる訳も行かず、アスベルの言葉にウォールブリッジの中を慎重に進んで行く、どうやら自分達が入り込んだ場所は最南塔地下だった様だ
複雑に入り組んだ構造の道を迷わない様に進み、地下の部屋にてリチャードが言っていた装置を見つけ、動かすと何処かで何かが動いた重音が響く、これで北橋が上がったのだろうか
「これで橋が上がったと思っていいのか?」
「ああ、これで第一段階はクリアだね」
「…次は南橋?」
「嫌、もしかしたらここに来る間で見た様に南橋の装置がある部屋には扉があるかもしれないからね…どこかにある砦の鍵を取りに行こう」
「鍵か…ここの兵士達が使える様に分かり易い場所に置いてそうだな」
当初の目的に鍵の入手を加え、再び道なりに進んで行く、ふと先程まで人の気配があった中央塔にそれらがなくなっていたので、その隙を衝き、中央塔へ
今までの部屋とは違い、設備が完備されている、もしかしたらと思い、先に中を物色し始めたリチャードが目的の物を見付け出した
「あった、鍵だ。あれさえあれば……」
「誰かいる……!」
「何っ!?」
「!リチャード、危ない…!」
逸早くソフィが人の気配に気付き、声を上げ、その気配がリチャードの上から剣を振るうのを見たラティアも声を上げた
だが相手の落下速度に反応速度が追いつかずにリチャードはその剣に斬りつけられ、その場に崩れ落ちた
どうやら鍵を置いていたこの場はリチャードを亡き者にする為の餌だった様だ
「リチャード!!」
「大変!」
「やった……やったぞ!この手で王子を……!」
「ソフィ、パスカル、あいつを捕らえろ!応援を呼ばれてしまう!ラティア、リチャードの手当を!」
「う、ん」
王子をこの手で葬った恍惚に身を委ねながら、室内を後にしようとする兵士の道をアスベルの切羽詰まった声色で出された指示でソフィ達が封鎖する
兵士を阻む事を彼女達に任せ、アスベルは階段から飛び降りると床に倒れたままのリチャードに治癒術をかけているラティア達に駆け寄り、彼の肩を揺すりながら必死に声をかける
「リチャード、しっかりしてくれ!リチャード……!」
「血が…止まらない…」
声に反応する様に室内に響く程に彼の心音が響き、一瞬その体から黒い何かが吹き出した気がして、アスベルは手を引き、ラティアの手も止めさせる
「え……?」
「……!」
戸惑うアスベルを他所にリチャードが目を覚まし、おぼつかない足取りで体を起き上がらせた、だが…何処か様子が可笑しい