Memoria:7 久遠劫を経ても変わらぬ誓い
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「アスベル・ラント!」
「ラティアとソフィに手出しをするな!」
「娘達に用はない、アスベル・ラント、我々と来てもらおうか」
「お前たち、誰だ……?」
「アスベル、いじめないでっ」
「やめて!」
「どけ、娘!邪魔をするとお前もただでは済まさんぞ!」
見覚えのない男達から守る様に立ち塞がるソフィとラティアに男達は武器を抜こうと手をかける
だが二人はそれに物怖じせず、男達と戦う事を厭わない、その理由は…
「守る……!」
「私達がアスベル守る…!」
「ソフィ!ラティア!」
ただ一つの想いの為に二人はいとも簡単に男達を倒してしまった
「なんなんだ、こいつらは……一体何の目的で……」
「アスベル、大丈夫?」
「ああ……しかしこれ以上、ここへとどまるのは危険だ、港へ行こう!」
「でもアスベル、体…」
「大丈夫だよ、ありがとうラティア」
「ううん…」
自分を不安げに見上げ、心配してくれるラティアにその不安を拭い去る様に微笑みながら、その頭を優しく撫でた
先程の男達の援軍に追いつかれない様に道なりに港へ着くが王都で何かあったらしく、船の出港が遅れていた、出航を待つ人込みの中でソフィが背後を見て、何かに気付く
「ラティア、アスベル、あれ!」
「…さっきの…人達」
「……俺を追って来たのか?しつこいな
ラティア、ソフィ、急いで船に乗るぞ。このままバロニアへ向かおう」
港の入り口には先程の男達と同じ服装の兵士達がアスベルを追って来たのだろう、港に入るなり、兵士達はばらけて捜索を始め出しているのを見られた
ここで彼らに捕まる訳にはいかない、人込みを抜け、彼らの目に止まらぬ内に船に乗り込む事が出来ると滞りなくバロニアへと出航を始めた
「ソフィ、ねこ…」
「かわいいね」
―このままラティアとソフィを連れて逃げていたら……彼女達が巻き込まれてしまう、これ以上、俺のせいで誰かが苦しむのは見たくない
そうだ……リチャードならラティアとソフィを匿ってくれるだろう、リチャードなら……
「アスベル、頭まだあつい?」
「いや……もう大丈夫だ、港に着いたらリチャードに会いに行こう」
「「リチャード?」」
「ああ、俺とラティアと……昔のソフィの友達だ」
「ともだち……」
「…」
未だに遠慮しているのか口数が少ないラティアが何を思っているか分からない、そんな彼女をこれ以上連れ回すのは得策ではないだろう、離れたくはないが仕方ないこと
今頼れるのは実質リチャードだけ、港につき、一息も着かぬ間に二人へと向かう場所を教えておくことに
「よし、バロニア城へ向かおう」
「うん…」
「やはりか」
「バロニア城へ行って、どうするつもりだ」
「リチャード殿下に会いに行くのかな?」
「図星か、死んだはずのリチャード殿下にどうしたら会えるというのだ?アスベル」
「死んだ……?リチャードが!?どういう事だ!?」
「猿芝居をしても無駄だ、お前がとぼけているのは百も承知だ
さあ、お前の知っている事を話してもらおう」
「くそっ……!ラティア、ソフィ逃げるぞ」
「うん」
「分かった…」
「逃げたぞ!追え!!」
どうやらアスベルにリチャードが死んだ事に関わりがあると疑われている様子、今この場で弁解しても信じては貰えないだろう、兵士達の怒号を背に三人は王都へ駈ける
何故リチャードが死んだのか、その真実を知る為にもここで捕まるわけにはいかない、そう思えば、足は七年前の王都への抜け道である聖堂へ向かっていた
「…リチャードって人、ほんとに死んじゃったの…?」
「分からないんだ…」
「この建物に何かあるの?」
「……昔、この聖堂の中に隠し通路の入り口があった、今はどうなんだろうな」
「隠し通路…」
「行ってみる?」
「……そうだな」
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