Memoria:1 箱庭に舞い降りた風花
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
客人や館の主達を迎え入れる花壇の花達にラティアは如雨露を使い、水を降り注いでいた
陽光が反射し、嬉しそうにする花達を見るのが少女にとっての幸福でもあった、そんな少女の背に一際元気な声がかかった
「ラティアー!」
「!アスベル様!それにヒューバート様も…」
「お帰りなさいませ、アスベル様。ヒューバート様」
「あ…お、お帰りなさいませっ」
「ただいま ラティア、フレデリック」
自分よりも幾分か年上のフレデリックが頭を下げるのを見て、ラティアも慌てて頭を下げ、迎え入れる
帰ってきたのはこの館の主 アストンの長男であるアスベルと次男のヒューバート、そして…
「……シェリア、姿が見えないと思ったら」
「ごめんなさい、おじいちゃん」
「お体の具合は大丈夫ですか?シェリア様」
「うんっ大丈夫よ、ラティア」
「申し訳ございませんアスベル様、アスベル様にご迷惑をかけてはならんとあれ程……」
「迷惑なんかじゃないよ、俺は大丈夫だって
ところで……ラティアにも聞きたいんだけど、この子に見覚えないか?」
「こちらのお嬢様でございますか?」
アスベルの隣にいる藤色の長い髪をツインテールに結んだ年上の少女にラティアは首を傾げる、フレデリックもラティア同様に首を傾げる
「ふむ……残念ながら存じ上げませんが……」
「私もです…この方がどうかなさったのですか?」
「おじいちゃん、ラティア。この子記憶喪失なんですって」
「記憶喪失……?それは……困りましたな、私どもの方で街の者に聞いてみましょうか?」
「いや俺達が行くよ、みんな街へ行こうぜ」
「日が暮れる頃にはお戻りになって下さいませ」
「うん分かった、ラティアも行こうぜ!」
「え、ですが…」
「行ってらっしゃい、折角のアスベル様の申し出、今日の分の仕事も終わらせたのでしょう」
「は、はいっではお供します」
「よっしゃ!」
フレデリックの許可を貰ったラティアが同行を申し出るとアスベルは尚更嬉しそうに笑顔を浮かべる
「アスベル、"嬉しい"?」
「ああ!ラティアとはあんまり遊べる時間ないからさ」
「ほんとよね、いつもお仕事頑張ってるっておじいちゃんも言ってたわ」
「父さんと母さんもそう言ってたよ」
「そ、そんな事…私はアスベル様達に救われたも同じですから、恩返しをと…」
「ラティア、今は仕事中じゃないんだから様付けなし!」
「う…はい」
「お仕事って?」
「仕事は仕事だよ、ラティアは俺の家の掃除や洗濯、色々やってくれて…人助けみたいな事かな?」
「メイドという仕事なんです、あ…申し遅れました、私はラティア・スリズィエと申します」
「ラティア…うん分かった」
自己紹介をラティア自身を少女に教えたが名前は敢えて聞かなかった、記憶喪失であり、アスベルが少女の名を言わなかったので名前を判明していないと察したからだ
街の中を散策していると屋敷を出た際にはいなかったバリーが橋の上にいたのに気付き、ラティア達は彼に駆け寄った
「ああ、アスベル様達…西ラント道の小屋にストラタの旅人が来ているらしいですよ
もしかしたらその子の知り合いでは?西出口から行けますよ」
「西ラント道の小屋か…分かった、ありがとな!」
「ですが街道には魔物が出ると聞きますよ…私がいては足手纏いになるのでは…」
「大丈夫だよ!俺がラティアを守るから!」
「あ、ありがとうございます…勿体ないお言葉です…」
「アスベルばっかりラティアとお話して、ずるいわ!ね、ヒューバート!」
「う、うん…僕達だって話したいよ」
「果報者です、私は」
「ラティア、果報者ってどういう意味?」
「幸せ者という意味ですよ」
「幸せ?」
「嬉しいの更に上の言葉…でしょうか」
「へぇ…」
「「「抜け駆け禁止!」」」
「ひゃっ」
仕事で中々一緒に遊べず、私語禁止な為にこんな滅多な時を逃すまいとするアスベル達に引っ張りだこにされながら、ラティア達は西ラント道へ
道中、やはり言う様に魔物が現れたが言葉通りにアスベル達が戦ったおかげで何とか旅人を見つける事が出来た
陽光が反射し、嬉しそうにする花達を見るのが少女にとっての幸福でもあった、そんな少女の背に一際元気な声がかかった
「ラティアー!」
「!アスベル様!それにヒューバート様も…」
「お帰りなさいませ、アスベル様。ヒューバート様」
「あ…お、お帰りなさいませっ」
「ただいま ラティア、フレデリック」
自分よりも幾分か年上のフレデリックが頭を下げるのを見て、ラティアも慌てて頭を下げ、迎え入れる
帰ってきたのはこの館の主 アストンの長男であるアスベルと次男のヒューバート、そして…
「……シェリア、姿が見えないと思ったら」
「ごめんなさい、おじいちゃん」
「お体の具合は大丈夫ですか?シェリア様」
「うんっ大丈夫よ、ラティア」
「申し訳ございませんアスベル様、アスベル様にご迷惑をかけてはならんとあれ程……」
「迷惑なんかじゃないよ、俺は大丈夫だって
ところで……ラティアにも聞きたいんだけど、この子に見覚えないか?」
「こちらのお嬢様でございますか?」
アスベルの隣にいる藤色の長い髪をツインテールに結んだ年上の少女にラティアは首を傾げる、フレデリックもラティア同様に首を傾げる
「ふむ……残念ながら存じ上げませんが……」
「私もです…この方がどうかなさったのですか?」
「おじいちゃん、ラティア。この子記憶喪失なんですって」
「記憶喪失……?それは……困りましたな、私どもの方で街の者に聞いてみましょうか?」
「いや俺達が行くよ、みんな街へ行こうぜ」
「日が暮れる頃にはお戻りになって下さいませ」
「うん分かった、ラティアも行こうぜ!」
「え、ですが…」
「行ってらっしゃい、折角のアスベル様の申し出、今日の分の仕事も終わらせたのでしょう」
「は、はいっではお供します」
「よっしゃ!」
フレデリックの許可を貰ったラティアが同行を申し出るとアスベルは尚更嬉しそうに笑顔を浮かべる
「アスベル、"嬉しい"?」
「ああ!ラティアとはあんまり遊べる時間ないからさ」
「ほんとよね、いつもお仕事頑張ってるっておじいちゃんも言ってたわ」
「父さんと母さんもそう言ってたよ」
「そ、そんな事…私はアスベル様達に救われたも同じですから、恩返しをと…」
「ラティア、今は仕事中じゃないんだから様付けなし!」
「う…はい」
「お仕事って?」
「仕事は仕事だよ、ラティアは俺の家の掃除や洗濯、色々やってくれて…人助けみたいな事かな?」
「メイドという仕事なんです、あ…申し遅れました、私はラティア・スリズィエと申します」
「ラティア…うん分かった」
自己紹介をラティア自身を少女に教えたが名前は敢えて聞かなかった、記憶喪失であり、アスベルが少女の名を言わなかったので名前を判明していないと察したからだ
街の中を散策していると屋敷を出た際にはいなかったバリーが橋の上にいたのに気付き、ラティア達は彼に駆け寄った
「ああ、アスベル様達…西ラント道の小屋にストラタの旅人が来ているらしいですよ
もしかしたらその子の知り合いでは?西出口から行けますよ」
「西ラント道の小屋か…分かった、ありがとな!」
「ですが街道には魔物が出ると聞きますよ…私がいては足手纏いになるのでは…」
「大丈夫だよ!俺がラティアを守るから!」
「あ、ありがとうございます…勿体ないお言葉です…」
「アスベルばっかりラティアとお話して、ずるいわ!ね、ヒューバート!」
「う、うん…僕達だって話したいよ」
「果報者です、私は」
「ラティア、果報者ってどういう意味?」
「幸せ者という意味ですよ」
「幸せ?」
「嬉しいの更に上の言葉…でしょうか」
「へぇ…」
「「「抜け駆け禁止!」」」
「ひゃっ」
仕事で中々一緒に遊べず、私語禁止な為にこんな滅多な時を逃すまいとするアスベル達に引っ張りだこにされながら、ラティア達は西ラント道へ
道中、やはり言う様に魔物が現れたが言葉通りにアスベル達が戦ったおかげで何とか旅人を見つける事が出来た