雪解けアンダンテ
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海の底を思い浮かばせる暗さ
冷たいのに酷く心地良くて、このままずっと私は誰にも見つけられないのかな
とても大切な人がいた筈、守りたいと強く願った人
そんな思いすら、気泡と泡沫となって消失していく
『………!』
「…?」
閉ざした瞳に射し込む一筋の光、ああ温かいな
私はこの温かさを知っている…戻らなきゃ、大切な…大切な人…?
「!ラティア!良かった…っやっと目を覚ましたんだな…」
「…、」
「ラティア?」
一人の男の人が私の瞳を真っ直ぐに見つめていた、何て意志の強そうな綺麗な瞳なんだろう…
でも、
「………貴方、"誰…?"」
「?!」
私の言葉に彼はその綺麗な瞳を動揺で揺らがせた
どうして?どうして私は貴方を知らないのに、貴方は私を知っている様に声をかけるの…?
過ぎた年月の間に…私は何を置いて来たというの…?
泡沫人魚姫は彼の絶望すら知らず
(長過ぎた月日は少女の心を殺めたのです)