Memoria:41 待ち焦がれた春の中で
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嘘偽りのない真っ直ぐな自分への想い、純粋だからこそ胸にすんなりと入り込む言葉は痛いくらいで、
「―――」
「え、ラティア?!な、泣いて…っ」
直にラティアを見つめる事が出来ずにいたアスベルだったが、違和感に気付き、顔を上げ、ラティアの瞳から伝う透明な心達に目を見開き、戸惑う
早く涙を止めて、誤解しているであろう彼に釈明しなければ、この涙は決して彼の言葉に嫌悪したものでもないのだと
「ご、ごめんなさい、嬉しく、て……」
「嬉し、い?」
涙が伝い、熱くなった顔を帽子で隠しながらラティアは涙を拭うと未だ落ち着かない様子のアスベルを見上げる
いつかの時に気付いた、彼のひたむきに真っ直ぐな心の惹かれている自分、その自分が向けていた思いが彼と一緒だったというだけでこんなにも嬉しくて、
「私も…私もアスベルの真っ直ぐな心に惹かれ続けて、それがやっとあなたへの恋心だとやっと気付いたばかりだったんです、それで驚いたけど嬉しく、て……
……至らない所ばかりありますが、ソフィの母親として、あなたを思う一人の女の子として……あなたと未来を共にしたいです。アスベル、私も…あなたをお慕いしています」
「っ…ラティア……嬉しいよ」
きらきら、と涙に煌めく金色の瞳が細められ微笑んだラティアの言葉を夢かと見間違いながらも噛み締め、目の前の細く華奢な少女を抱き締める、ふわりと花の香りが満ち足りた心をくすぐった
けれど傍にはソフィがいて、この状況に疑問を投げかけると正直恥ずかしくて居たたまれない、名残惜しくもラティアから離れ、アスベルは自分よりも小さな手を取る
手を握られた事に再び瞳を瞬かせていたラティアにアスベルも照れ臭そうに、けれど嬉しそうに微笑むもので彼の心情に同意し、微笑み返し握り返すと風花達を見上げた
「アスベル、これから先も許される限り、あなたのお傍にいさせて下さい
また……この光景をあなたと見上げる為に」
「何だかラティアには俺の台詞を取られてばかりだな……」
どうもカッコ良く決まらないな、と苦笑するアスベルの手が頬に沿えられ、赤面しながらも瞳を瞑ったラティアの柔らかな唇に静かに口付けを落とされた
「……アスベル、ラティア」
「「!」」
風花を見ているばかりと思っていたソフィに抱き締められるよりも遥かに恥ずかしいものを目撃された為に二人の顔は赤く燃え上がる
どうやら今の行為が何か分かっていないらしく、首を傾げる彼女に今のが何かを聞かれるのもそれはそれで堪えるだろう
「ソ、ソフィ、どうしたんだっ?まだ風花……」
「?二人とも、顔赤いよ?」
「な、何でもないぞ。な?ラティア」
「は、はい……!ただソフィのお母さんになってくれって頼まれたんです、アスベルに」
「わたしの……お母さん?」
「嫌…かな?」
やはり自分よりもシェリアの様な家庭的な女性の方が良いだろうか、と不安げに眉を顰めるラティアの不安を払拭する様にソフィは顔を綻ばせる
「……ううん、嬉しい」
「!良かった……」
新たに親子となった二人の笑顔は風花の美しさに負けない程に可憐なものであった、とアスベルは心に刻み付けた
待ち焦がれた春の中で
(恋の花は実を結ぶ)
「―――」
「え、ラティア?!な、泣いて…っ」
直にラティアを見つめる事が出来ずにいたアスベルだったが、違和感に気付き、顔を上げ、ラティアの瞳から伝う透明な心達に目を見開き、戸惑う
早く涙を止めて、誤解しているであろう彼に釈明しなければ、この涙は決して彼の言葉に嫌悪したものでもないのだと
「ご、ごめんなさい、嬉しく、て……」
「嬉し、い?」
涙が伝い、熱くなった顔を帽子で隠しながらラティアは涙を拭うと未だ落ち着かない様子のアスベルを見上げる
いつかの時に気付いた、彼のひたむきに真っ直ぐな心の惹かれている自分、その自分が向けていた思いが彼と一緒だったというだけでこんなにも嬉しくて、
「私も…私もアスベルの真っ直ぐな心に惹かれ続けて、それがやっとあなたへの恋心だとやっと気付いたばかりだったんです、それで驚いたけど嬉しく、て……
……至らない所ばかりありますが、ソフィの母親として、あなたを思う一人の女の子として……あなたと未来を共にしたいです。アスベル、私も…あなたをお慕いしています」
「っ…ラティア……嬉しいよ」
きらきら、と涙に煌めく金色の瞳が細められ微笑んだラティアの言葉を夢かと見間違いながらも噛み締め、目の前の細く華奢な少女を抱き締める、ふわりと花の香りが満ち足りた心をくすぐった
けれど傍にはソフィがいて、この状況に疑問を投げかけると正直恥ずかしくて居たたまれない、名残惜しくもラティアから離れ、アスベルは自分よりも小さな手を取る
手を握られた事に再び瞳を瞬かせていたラティアにアスベルも照れ臭そうに、けれど嬉しそうに微笑むもので彼の心情に同意し、微笑み返し握り返すと風花達を見上げた
「アスベル、これから先も許される限り、あなたのお傍にいさせて下さい
また……この光景をあなたと見上げる為に」
「何だかラティアには俺の台詞を取られてばかりだな……」
どうもカッコ良く決まらないな、と苦笑するアスベルの手が頬に沿えられ、赤面しながらも瞳を瞑ったラティアの柔らかな唇に静かに口付けを落とされた
「……アスベル、ラティア」
「「!」」
風花を見ているばかりと思っていたソフィに抱き締められるよりも遥かに恥ずかしいものを目撃された為に二人の顔は赤く燃え上がる
どうやら今の行為が何か分かっていないらしく、首を傾げる彼女に今のが何かを聞かれるのもそれはそれで堪えるだろう
「ソ、ソフィ、どうしたんだっ?まだ風花……」
「?二人とも、顔赤いよ?」
「な、何でもないぞ。な?ラティア」
「は、はい……!ただソフィのお母さんになってくれって頼まれたんです、アスベルに」
「わたしの……お母さん?」
「嫌…かな?」
やはり自分よりもシェリアの様な家庭的な女性の方が良いだろうか、と不安げに眉を顰めるラティアの不安を払拭する様にソフィは顔を綻ばせる
「……ううん、嬉しい」
「!良かった……」
新たに親子となった二人の笑顔は風花の美しさに負けない程に可憐なものであった、とアスベルは心に刻み付けた
待ち焦がれた春の中で
(恋の花は実を結ぶ)
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