Memoria:34 運命が隠したがった手向け花
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
瀕死の状態から復帰したソフィとラティアの連携攻撃に耐え切れなくなったのか、エメロードはよろめき戦意を失う
その状態からもう彼女は戦う力が残っていないのだと知り、フォドラ復活の為にラムダを取り込んだエメロードへアスベルは哀れむ様に視線を送った
刹那、戦意を失っていた筈のエメロードは瞳を大きく開くと再び赤黒い原素を放出し始める、まるで際限がないかの様に
「攻撃が効いていない!?まさか……」
「これも……ラムダの力を取り入れた恩恵ですね」
一瞬にして先程の戦いで受けた筈の傷が感知したエメロードに驚く中、彼女が腕を掲げ、その掌から現れた赤黒い電流はラティア達を襲った
「ぐああっ!」
「きゃっあ!」
「素晴らしい力ですね……ラムダよ、喜びなさい。お前を連れ帰ってあげますよ、お前の故郷であるフォドラに
さあ。私と共に行きましょう、ラムダ!」
今までラムダを憎んでいた筈の存在がラムダの力に陶酔している、内にいる存在へ語りかけた言葉への返答はラティア達へ本来聞こえる筈はなかった
「『貴様のごとき存在が……』」
だが彼女の中にいる存在からの返答はエメロードの口を使い、下界に漏れた
無意識の内にラムダに乗っ取られ、その言葉が溢れた事に対し、エメロードは驚いた様に挙動不審を起こす
「今の声は……?」
「『我の力を……手にできると思うのか!』」
「何……?」
「もしかしてラムダ……?」
「う……うおおおおお!馬鹿な……こんな筈では!ぎゃああああっ!」
呆然と動向を見守る事しか出来ずにいたラティア達の目の前でエメロードの体は赤黒い球体に包まれ、その中でエメロードは頭を振り乱し、痛みに満ちた悲鳴を上げる
突然の出来事に何が起こっているのか分からないでいるラティア達とは逆に冷静に出来事を見据えていたソフィは仮定を呟く
「拒絶反応……?」
元々相容れぬラムダとエメロードの波長がここに来て、臨界を迎えたのだろう、球体の中に依然として拘束されたエメロードの姿が不意に揺らぐと…体内のラムダの力でその体は爆散
その光景に耐え切れず、シェリアが顔を背け、ラティアはそんな彼女の肩を支える、もうここにフォドラの民は存在しない
「そ、そんな……!エメロードさん……」
「っ……」
「見て下さい、まだ何かが!?」
エメロードが散った場所に現れた存在にヒューバートが逸早く気付く、そこにいたのはフォドラの研究所で見たラムダが依り代としていたヒューマノイドだった
「あれは……研究室で見た……」
「ラムダ……」
今までの騒動で目が覚めたのかリチャードはラムダへと手を差し伸べる
「リチャード!?」
「おいで……ラムダ……僕のところへ……」
「リチャードさん、自分の意志でラムダを…?!」
彼が正気に戻り、眼を覚ました事を上塗りするかの様にリチャードがラムダを自分から求めていた事に驚いている中、ヒューマノイドの瞳は開かれ、差し伸べられた手を掴む
その瞬間、先程までエメロードが行使していた赤黒い原素が再びリチャードへと流れ込まれ、一際大きな悲鳴を発した彼を原素が包んで行く
「さあ行こう……僕たちの安住の地へ……」
「リチャード、よせ!」
繭の様にリチャードを取り囲んだ赤黒い原素は内側から光が漏れ、その輝きの中から魔物の様な姿に変貌したリチャードが再び姿を現れた
彼を止められなかった事、そして彼が自分から今の状態を選んだ事にアスベルの瞳は揺れる
「リチャード……お前……!」
動揺が前面に出たアスベルの言葉を耳にしながら、リチャードは体を屈めると作った拳で地面へ叩き付ける、彼の拳が叩き付けられた振動はラティア達の足場を不安定に突き動かす
振動は自分達がいる場所から離れた場所に収束し薄緑の光が地底より沸き上がる、その光が意味する事をソフィは知っている
「星の核へ続く穴が開いた……!」
恐れていた事態が現実になった事にソフィは戦慄している間に星の核への道が出来た事により、繭の崩壊が始める
「リチャード!」
アスベルの呼び掛けに星の核へ続く穴に向かっていたリチャードは一度振り返る、それを好機と見たのかソフィは仇を前にした様な表情を見せた
その状態からもう彼女は戦う力が残っていないのだと知り、フォドラ復活の為にラムダを取り込んだエメロードへアスベルは哀れむ様に視線を送った
刹那、戦意を失っていた筈のエメロードは瞳を大きく開くと再び赤黒い原素を放出し始める、まるで際限がないかの様に
「攻撃が効いていない!?まさか……」
「これも……ラムダの力を取り入れた恩恵ですね」
一瞬にして先程の戦いで受けた筈の傷が感知したエメロードに驚く中、彼女が腕を掲げ、その掌から現れた赤黒い電流はラティア達を襲った
「ぐああっ!」
「きゃっあ!」
「素晴らしい力ですね……ラムダよ、喜びなさい。お前を連れ帰ってあげますよ、お前の故郷であるフォドラに
さあ。私と共に行きましょう、ラムダ!」
今までラムダを憎んでいた筈の存在がラムダの力に陶酔している、内にいる存在へ語りかけた言葉への返答はラティア達へ本来聞こえる筈はなかった
「『貴様のごとき存在が……』」
だが彼女の中にいる存在からの返答はエメロードの口を使い、下界に漏れた
無意識の内にラムダに乗っ取られ、その言葉が溢れた事に対し、エメロードは驚いた様に挙動不審を起こす
「今の声は……?」
「『我の力を……手にできると思うのか!』」
「何……?」
「もしかしてラムダ……?」
「う……うおおおおお!馬鹿な……こんな筈では!ぎゃああああっ!」
呆然と動向を見守る事しか出来ずにいたラティア達の目の前でエメロードの体は赤黒い球体に包まれ、その中でエメロードは頭を振り乱し、痛みに満ちた悲鳴を上げる
突然の出来事に何が起こっているのか分からないでいるラティア達とは逆に冷静に出来事を見据えていたソフィは仮定を呟く
「拒絶反応……?」
元々相容れぬラムダとエメロードの波長がここに来て、臨界を迎えたのだろう、球体の中に依然として拘束されたエメロードの姿が不意に揺らぐと…体内のラムダの力でその体は爆散
その光景に耐え切れず、シェリアが顔を背け、ラティアはそんな彼女の肩を支える、もうここにフォドラの民は存在しない
「そ、そんな……!エメロードさん……」
「っ……」
「見て下さい、まだ何かが!?」
エメロードが散った場所に現れた存在にヒューバートが逸早く気付く、そこにいたのはフォドラの研究所で見たラムダが依り代としていたヒューマノイドだった
「あれは……研究室で見た……」
「ラムダ……」
今までの騒動で目が覚めたのかリチャードはラムダへと手を差し伸べる
「リチャード!?」
「おいで……ラムダ……僕のところへ……」
「リチャードさん、自分の意志でラムダを…?!」
彼が正気に戻り、眼を覚ました事を上塗りするかの様にリチャードがラムダを自分から求めていた事に驚いている中、ヒューマノイドの瞳は開かれ、差し伸べられた手を掴む
その瞬間、先程までエメロードが行使していた赤黒い原素が再びリチャードへと流れ込まれ、一際大きな悲鳴を発した彼を原素が包んで行く
「さあ行こう……僕たちの安住の地へ……」
「リチャード、よせ!」
繭の様にリチャードを取り囲んだ赤黒い原素は内側から光が漏れ、その輝きの中から魔物の様な姿に変貌したリチャードが再び姿を現れた
彼を止められなかった事、そして彼が自分から今の状態を選んだ事にアスベルの瞳は揺れる
「リチャード……お前……!」
動揺が前面に出たアスベルの言葉を耳にしながら、リチャードは体を屈めると作った拳で地面へ叩き付ける、彼の拳が叩き付けられた振動はラティア達の足場を不安定に突き動かす
振動は自分達がいる場所から離れた場所に収束し薄緑の光が地底より沸き上がる、その光が意味する事をソフィは知っている
「星の核へ続く穴が開いた……!」
恐れていた事態が現実になった事にソフィは戦慄している間に星の核への道が出来た事により、繭の崩壊が始める
「リチャード!」
アスベルの呼び掛けに星の核へ続く穴に向かっていたリチャードは一度振り返る、それを好機と見たのかソフィは仇を前にした様な表情を見せた