Memoria:32 標なき深い森の暗中へ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
指輪へと光が収まるとパスカルは効果が現れた事に対し、嬉しそうに大成功と称するといつもの様にくるくると回る
嬉しそうにする彼女とは逆にソフィから力を分け与えられていたヒューバートは驚愕により声を震わせた
「その技……!ぼくたちが使っているのと同じじゃないですか!」
「本当に私達と同じ力をパスカルや教官も使える様になったんですね」
「ふむ……オレにも新たな力が備わったようだ」
「ソフィの力の源になってる原素を吸収する金属なら、こういう使い方もありかなって
この指輪があれば、あたしたちもこれまで以上に役に立てるね」
「そうだな、例の魔物が相手でもひけを取る事はあるまい」
「後はシャトルにこのデリスビットを付ける作業だね」
思わぬ所でマリクとパスカルにも恩恵を得る事になった今、繭から生み出される魔物だけでなくラムダとも同じ土俵で戦える様になったと言った所か
フォドラでやるべき事を全て終え、後はシャトルでエフィネアへ戻り、ラムダとの戦いに臨むだけだがシャトルの修理がどこまで進んだかが問題だった
「シャトルは無事に直ったかしら?」
「結構派手に壊れてたからな~あれをひとりで直すのはちょっと大変かも」
「急いで戻ってもし直っていないようなら、ぼくたちも手伝いましょう」
「よし、街へ戻ろう」
目的を果たし、ここに居続ける意味がなくなり研究施設から出た所でふと思い出した様にエメロードが口を開いた
「ところで……私も皆さんにエフィネアについてお聞きしたいのですが
私はエフィネアもフォドラと同様に滅びたと思っていました、しかしそうではなかったのですね」
「エフィネアは豊かな自然と多彩な文明に恵まれており、大勢の人々が暮らしています。生命の活気にあふれた美しい世界だと俺は思います」
「なるほど、フォドラが失った物をエフィネアは今でも保っているのですね」
「しかしこれから先はどうなるかわかりません、ラムダがいる限り」
深く思慮するエメロードはその頭の中でラムダをどう滅ぼそうか、その存在の消滅の方法を考えているのだろうか
「ラムダはエフィネアにある全ての大輝石の原素を自分の体に吸収してしまいました、そして今は星の核と呼ばれるエフィネアの中心へ通じる場所に巨大な繭を形成しています」
「ラムダの最終的な目的は星の核と融合し、エフィネアの新たな核になる事でしょう
その繭が準備の最終段階です、繭の中でラムダは星の核へ行く準備へ進めているはずです。今、ラムダは星の核と融合するため、生まれ変わろうとしているのです」
「生まれ変わる……」
「ラムダは今寄生している肉体を星の核と融合しやすいように作り変えているのです」
「エフィネアと同一化すると……ラムダはどうなってしまうのですか?」
「エフィネアそのものを器とする新しい生命体に生まれ変わります、エフィネアがラムダになるといってもいいでしょう」
自身へ歩み寄り、エフィネアで起こった出来事を情報として与えたアスベルからの問いかけに返って来た返答へラティア達は表情を強張らせた
当然だ、ラムダが星の核へ向かった所で何をしようとしているのかは英知の蔵でも分からず仕舞いだったのだから
「そんな事になったら、エフィネアで暮らしていた私たちはどうなるんですか?」
「原素は失われ、環境は激変し、とても暮らしていけない状態になってもおかしくないでしょう」
「そうなったら過程はともあれ、結果的にフォドラ同様、オレたちの世界は滅亡だな」
「一刻も早くエフィネアへ戻らなければ……」
「猶予はありません、既に準備が最終段階に入った事は間違いないのですから
すぐにシャトルの発射基地へ行き、強化の作業を急ぎましょう」
星の滅亡が刻一刻と近付いている事を知り、リチャードの事も相まって緊張は高まっていた
どこまで進んだか分からない修理加減と強化作業が合わさったら、どれほどの時間を有するか分からなく、足は速まるものばかりと思ったがシェリアは先程までいた場所を振り返る
「ソフィはこの場所知ってるの?」
「ううん、記憶はないみたい」
「プロトス1は知らなくて当然です……このバシス軍事基地はあなたがエフィネアへと向かった後にラムダが生み出した魔物の対策研究機関として使用された場所です」
「だから施設内部はまだ真新しい様相だったのですね」
「ならあたしたちが知らない兵器もあるのかな~輝術戦車なんて普通だし……ひょっとして無差別地殻粉砕兵器だったりして?」
「あるといいね」
「戦いを促進させる兵器はない方が良い気がしますけど……」
眉を下げるラティアのそんな言葉に続く様にエメロードもパスカルの並べた兵器を一蹴する、どうやらフォドラではその兵器達は前時代的なものとなっているらしい
嬉しそうにする彼女とは逆にソフィから力を分け与えられていたヒューバートは驚愕により声を震わせた
「その技……!ぼくたちが使っているのと同じじゃないですか!」
「本当に私達と同じ力をパスカルや教官も使える様になったんですね」
「ふむ……オレにも新たな力が備わったようだ」
「ソフィの力の源になってる原素を吸収する金属なら、こういう使い方もありかなって
この指輪があれば、あたしたちもこれまで以上に役に立てるね」
「そうだな、例の魔物が相手でもひけを取る事はあるまい」
「後はシャトルにこのデリスビットを付ける作業だね」
思わぬ所でマリクとパスカルにも恩恵を得る事になった今、繭から生み出される魔物だけでなくラムダとも同じ土俵で戦える様になったと言った所か
フォドラでやるべき事を全て終え、後はシャトルでエフィネアへ戻り、ラムダとの戦いに臨むだけだがシャトルの修理がどこまで進んだかが問題だった
「シャトルは無事に直ったかしら?」
「結構派手に壊れてたからな~あれをひとりで直すのはちょっと大変かも」
「急いで戻ってもし直っていないようなら、ぼくたちも手伝いましょう」
「よし、街へ戻ろう」
目的を果たし、ここに居続ける意味がなくなり研究施設から出た所でふと思い出した様にエメロードが口を開いた
「ところで……私も皆さんにエフィネアについてお聞きしたいのですが
私はエフィネアもフォドラと同様に滅びたと思っていました、しかしそうではなかったのですね」
「エフィネアは豊かな自然と多彩な文明に恵まれており、大勢の人々が暮らしています。生命の活気にあふれた美しい世界だと俺は思います」
「なるほど、フォドラが失った物をエフィネアは今でも保っているのですね」
「しかしこれから先はどうなるかわかりません、ラムダがいる限り」
深く思慮するエメロードはその頭の中でラムダをどう滅ぼそうか、その存在の消滅の方法を考えているのだろうか
「ラムダはエフィネアにある全ての大輝石の原素を自分の体に吸収してしまいました、そして今は星の核と呼ばれるエフィネアの中心へ通じる場所に巨大な繭を形成しています」
「ラムダの最終的な目的は星の核と融合し、エフィネアの新たな核になる事でしょう
その繭が準備の最終段階です、繭の中でラムダは星の核へ行く準備へ進めているはずです。今、ラムダは星の核と融合するため、生まれ変わろうとしているのです」
「生まれ変わる……」
「ラムダは今寄生している肉体を星の核と融合しやすいように作り変えているのです」
「エフィネアと同一化すると……ラムダはどうなってしまうのですか?」
「エフィネアそのものを器とする新しい生命体に生まれ変わります、エフィネアがラムダになるといってもいいでしょう」
自身へ歩み寄り、エフィネアで起こった出来事を情報として与えたアスベルからの問いかけに返って来た返答へラティア達は表情を強張らせた
当然だ、ラムダが星の核へ向かった所で何をしようとしているのかは英知の蔵でも分からず仕舞いだったのだから
「そんな事になったら、エフィネアで暮らしていた私たちはどうなるんですか?」
「原素は失われ、環境は激変し、とても暮らしていけない状態になってもおかしくないでしょう」
「そうなったら過程はともあれ、結果的にフォドラ同様、オレたちの世界は滅亡だな」
「一刻も早くエフィネアへ戻らなければ……」
「猶予はありません、既に準備が最終段階に入った事は間違いないのですから
すぐにシャトルの発射基地へ行き、強化の作業を急ぎましょう」
星の滅亡が刻一刻と近付いている事を知り、リチャードの事も相まって緊張は高まっていた
どこまで進んだか分からない修理加減と強化作業が合わさったら、どれほどの時間を有するか分からなく、足は速まるものばかりと思ったがシェリアは先程までいた場所を振り返る
「ソフィはこの場所知ってるの?」
「ううん、記憶はないみたい」
「プロトス1は知らなくて当然です……このバシス軍事基地はあなたがエフィネアへと向かった後にラムダが生み出した魔物の対策研究機関として使用された場所です」
「だから施設内部はまだ真新しい様相だったのですね」
「ならあたしたちが知らない兵器もあるのかな~輝術戦車なんて普通だし……ひょっとして無差別地殻粉砕兵器だったりして?」
「あるといいね」
「戦いを促進させる兵器はない方が良い気がしますけど……」
眉を下げるラティアのそんな言葉に続く様にエメロードもパスカルの並べた兵器を一蹴する、どうやらフォドラではその兵器達は前時代的なものとなっているらしい