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状態が刻一刻と悪い方へ向かい続けるソフィを連れ、ラティア達は地下4階の北の部屋へ踏み込む
他のフロアや部屋とは違い魔物が徘徊していない静寂な室内、そこに設置されていた装置へとエメロードは歩み寄るとソフィを寝台を寝かせる様に指示を下す
「これでソフィが……」
「では始めます」
エメロードが慣れた手付きで装置を起動させるとソフィを光の膜と術式の帯が覆い、その様子を神妙な面持ちでラティア達は見守るしか出来ない
「欠損状態を確認、補填作業開始……」
「ソフィ……」
「零、十、四十、七十、九十……」
「う……」
「ソフィ!」
「ソフィ、私たちの声が聞こえる?」
「ソフィ、ここだ。俺たちはここにいる!」
「う……うああああっ!」
苦しげに大きく、強烈な光を放つ体を身じろがせるソフィにラティア達は続けて声をかけるも膜の中の彼女にはその声は届かず、苦しみ続けている
「ソフィ、どうした!?」
「苦しいんですか?しっかりしてください」
「ソフィ、痛いのっ?!エメロードさん、これは一体……っ」
「プロトス1の精神を構成する粒子体が装置に逆流しています!」
「ソフィ!?」
「ああああっ!」
更に苦痛の声を上げるソフィの為にもパスカル、その場を離れ、エメロードの隣に立つと装置の補助を始める
二人掛かりで行っている作業の早さよりも先にソフィの体の動きが止まり、その体から桃色の粒子が外に吸い出される様に流れるとラティア達の背後でソフィとパスカルの写し身が構成された
「これは!?」
「ソフィと……パスカル?」
「一体どういう事なんだ!?」
「あたしにもわかんないよ!」
「逆流した粒子体の一部が実体化してしまったようですね」
何が起こったか混乱するラティアとは違い、事態を冷静に受け止めたエメロードの言葉に粒子体で出来た自分へとパスカルが駆け寄り、それに触れようと手を伸ばす
その行動に驚き、彼女を静止させようとするヒューバートの声に引き止められるよりも、パスカルが自身に触れるよりも先に写し身のパスカルは目を開くとソフィを追いかけ始める
それはラティア達も良く見た覚えのある光景だ
「これ…良く二人が行っているやり取り、ですよね?もしかしてソフィの思い出、なんでしょうか」
「ソフィの精神の実体化……という事はこれはソフィの気持ちなの?」
息を切らし、足を止めた写し身のパスカルへ同じ存在であるソフィが歩み寄り、その肩に触れパスカルを労っている
その馴染みの光景を見ていると再び背後のソフィの体が大きく跳ね、桃色の粒子が外部へと流れ出し、新たに実体化を始め、今度は残る五人の姿を象った
「今度は私たち、ですね」
「害はないみたいだよ、みんなも来てみて」
「これはプロトス1が保存していたあなた方との記録のようです、確かめてみる必要がありそうですね」
危険性がない事を告げられ、ラティア達は自分達の写し身へ触れるとパスカルの時と同じくソフィの記憶を再現し始める
最初に触れたマリクとの記憶には操刃技の実練習をする彼の動作を隣で真似する、というものが、彼の真似だけでなくソフィは戦闘でラティア達の技を真似たものを作り上げていた事を思い出させる
「……こんな風に思ってくれていたのね」
「何気ない一日もソフィにとっては大切なもの、だったんですね」
「ソフィ……」
自分達にとっては何て事ない消費するだけの時間、思い出す事も少ない小さいもの、だがそれはソフィにとってはかけがえのないものだったのだろう
目にする事が出来ない彼女の胸の内に秘められた想いを見て、シェリアとラティアは感慨深そうに過去を思う
他のフロアや部屋とは違い魔物が徘徊していない静寂な室内、そこに設置されていた装置へとエメロードは歩み寄るとソフィを寝台を寝かせる様に指示を下す
「これでソフィが……」
「では始めます」
エメロードが慣れた手付きで装置を起動させるとソフィを光の膜と術式の帯が覆い、その様子を神妙な面持ちでラティア達は見守るしか出来ない
「欠損状態を確認、補填作業開始……」
「ソフィ……」
「零、十、四十、七十、九十……」
「う……」
「ソフィ!」
「ソフィ、私たちの声が聞こえる?」
「ソフィ、ここだ。俺たちはここにいる!」
「う……うああああっ!」
苦しげに大きく、強烈な光を放つ体を身じろがせるソフィにラティア達は続けて声をかけるも膜の中の彼女にはその声は届かず、苦しみ続けている
「ソフィ、どうした!?」
「苦しいんですか?しっかりしてください」
「ソフィ、痛いのっ?!エメロードさん、これは一体……っ」
「プロトス1の精神を構成する粒子体が装置に逆流しています!」
「ソフィ!?」
「ああああっ!」
更に苦痛の声を上げるソフィの為にもパスカル、その場を離れ、エメロードの隣に立つと装置の補助を始める
二人掛かりで行っている作業の早さよりも先にソフィの体の動きが止まり、その体から桃色の粒子が外に吸い出される様に流れるとラティア達の背後でソフィとパスカルの写し身が構成された
「これは!?」
「ソフィと……パスカル?」
「一体どういう事なんだ!?」
「あたしにもわかんないよ!」
「逆流した粒子体の一部が実体化してしまったようですね」
何が起こったか混乱するラティアとは違い、事態を冷静に受け止めたエメロードの言葉に粒子体で出来た自分へとパスカルが駆け寄り、それに触れようと手を伸ばす
その行動に驚き、彼女を静止させようとするヒューバートの声に引き止められるよりも、パスカルが自身に触れるよりも先に写し身のパスカルは目を開くとソフィを追いかけ始める
それはラティア達も良く見た覚えのある光景だ
「これ…良く二人が行っているやり取り、ですよね?もしかしてソフィの思い出、なんでしょうか」
「ソフィの精神の実体化……という事はこれはソフィの気持ちなの?」
息を切らし、足を止めた写し身のパスカルへ同じ存在であるソフィが歩み寄り、その肩に触れパスカルを労っている
その馴染みの光景を見ていると再び背後のソフィの体が大きく跳ね、桃色の粒子が外部へと流れ出し、新たに実体化を始め、今度は残る五人の姿を象った
「今度は私たち、ですね」
「害はないみたいだよ、みんなも来てみて」
「これはプロトス1が保存していたあなた方との記録のようです、確かめてみる必要がありそうですね」
危険性がない事を告げられ、ラティア達は自分達の写し身へ触れるとパスカルの時と同じくソフィの記憶を再現し始める
最初に触れたマリクとの記憶には操刃技の実練習をする彼の動作を隣で真似する、というものが、彼の真似だけでなくソフィは戦闘でラティア達の技を真似たものを作り上げていた事を思い出させる
「……こんな風に思ってくれていたのね」
「何気ない一日もソフィにとっては大切なもの、だったんですね」
「ソフィ……」
自分達にとっては何て事ない消費するだけの時間、思い出す事も少ない小さいもの、だがそれはソフィにとってはかけがえのないものだったのだろう
目にする事が出来ない彼女の胸の内に秘められた想いを見て、シェリアとラティアは感慨深そうに過去を思う