Memoria:29 縋るは張りぼての最善
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聡明な知識を織り交ぜた温厚な声色はどこか冷たく無機質でその声色の奥にある意向にラティアはそこはかとなく怪訝に似た感情を抱き、エメロードの話を耳に入れていた
自分が抱く感情を認識している内にも話は進む、エメロードは問う、プロトス1、ソフィの為に危険を冒すのかと
「はい、行ってみようと思います。ソフィはかけがえのない俺たちの仲間ですから」
「ソフィをこれ以上苦しませて、その姿を見る方が私たちにとってはよっぽど苦痛ですから……
それにここへ来るのも危険と隣り合わせだったんです、その危険も乗り越えられましたからきっと何とかなります」
「わかりました。そこまで決意が固いのであれば、これ以上何も申し上げる事はありません
プロトス1の修復には施設にある特別な装置を使います、装置の操作は私でなくては不可能でしょう。私もあなたたちと一緒に行きます」
「ありがとうございます」
「それとあなた方が乗ってきたシャトルの事ですが、こちらで修理いたしましょう
サイ。あなたはシャトルを発射場に運び、修理をしておきなさい。皆さんが帰る時に困らないように、いいですね」
エメロードの命令にサイは怪訝な表情を一切浮かべずに一つ頷く、そんなサイにどんどんいじってくれて大丈夫だとパスカルが告げるとサイはその場を立ち去っていった
「本当に助かります。ありがとうございます、エメロードさん」
「では……研究施設へ向かいましょう」
―あんなソフィよりも小さな子に全て任せて大丈夫…なのかな
極自然にサイにシャトルを任せた事で胸にしこりが残るもアスベル達と案内役のエメロードと共に屋外へと出る
丁度フォドラに対する知識を豊富に持つエメロードが同行しているという事で街に転がっているヒューマノイドに対して訪ねる事にした
「エメロードさん、こちらに転がっているヒューマノイドもプロトス1なのですか?」
「似てはいますがまるで違います、これらはサイト同じ原素仕掛けの非戦闘用ヒューマノイドです」
「非戦闘用にソフィと同じ様な戦闘用という分別があるんですね」
「戦闘が出来るのをプロトス1って言うの?」
「厳密にはそれも少し違いますが、研究所へ行けばあなたにもわかるかと思います」
「エメロードさんはパスカルでも知らないような事をたくさん知っているんですね!よかった。これならソフィを治せる!」
「ええ、任せて下さい」
「……」
先程からエメロードに対して距離を置き、今の会話でも表情を綻ばせないラティアを不振に思ったアスベルは彼女へ話を振った
「ラティア、どうしたんだ?やっとソフィが治る手がかりが見つかったんだぞ?」
「!あ……えっとソフィが元気になれるんだと思ったら、ほっとして……」
「そうだな、ラティアはシェリアと一緒につきっきりだったもんな。体調が悪い、とかじゃないんだな?」
「はい、大丈夫ですよ。元気ですっ」
アスベルの言葉に先程の様子は見間違いかと思わせる程の笑顔を見せるラティアに彼も安堵し微笑み合う
話もそこそこに街を出て、再び荒野を歩き出すと街へ続く転送装置とは対岸に位置する崖に同じ様な転送装置があり、その先にはとある施設が視界に入った
「ここが……ヒューマノイドの研究施設?」
「この中は相当に危険です、注意してください」
「ソフィを治す肝心な装置が無事だといいですね……」
「奥へ進もう」
一方その頃、エフィネアの孤島に出現した繭の中でリチャードは一人、流れる赤い何かの行き着く先で赤子の様に体を丸めていた
「静かだ……もう……自分の鼓動しか聞こえない、僕はまだ……生きているんだな……
信じるから……裏切られる……希望があるから……失望が生まれる……全ての希望を星の命に還すんだ……星の命……ラムダに……」
「……うっ……うっ……うっ」
「ソフィ、苦しいのか?」
不意に眠っていたソフィは苦しげに声を零し、アスベルが真っ先に心配するもののエメロードは冷静にその様子を観察し心配はいらない、と判断する
自分が抱く感情を認識している内にも話は進む、エメロードは問う、プロトス1、ソフィの為に危険を冒すのかと
「はい、行ってみようと思います。ソフィはかけがえのない俺たちの仲間ですから」
「ソフィをこれ以上苦しませて、その姿を見る方が私たちにとってはよっぽど苦痛ですから……
それにここへ来るのも危険と隣り合わせだったんです、その危険も乗り越えられましたからきっと何とかなります」
「わかりました。そこまで決意が固いのであれば、これ以上何も申し上げる事はありません
プロトス1の修復には施設にある特別な装置を使います、装置の操作は私でなくては不可能でしょう。私もあなたたちと一緒に行きます」
「ありがとうございます」
「それとあなた方が乗ってきたシャトルの事ですが、こちらで修理いたしましょう
サイ。あなたはシャトルを発射場に運び、修理をしておきなさい。皆さんが帰る時に困らないように、いいですね」
エメロードの命令にサイは怪訝な表情を一切浮かべずに一つ頷く、そんなサイにどんどんいじってくれて大丈夫だとパスカルが告げるとサイはその場を立ち去っていった
「本当に助かります。ありがとうございます、エメロードさん」
「では……研究施設へ向かいましょう」
―あんなソフィよりも小さな子に全て任せて大丈夫…なのかな
極自然にサイにシャトルを任せた事で胸にしこりが残るもアスベル達と案内役のエメロードと共に屋外へと出る
丁度フォドラに対する知識を豊富に持つエメロードが同行しているという事で街に転がっているヒューマノイドに対して訪ねる事にした
「エメロードさん、こちらに転がっているヒューマノイドもプロトス1なのですか?」
「似てはいますがまるで違います、これらはサイト同じ原素仕掛けの非戦闘用ヒューマノイドです」
「非戦闘用にソフィと同じ様な戦闘用という分別があるんですね」
「戦闘が出来るのをプロトス1って言うの?」
「厳密にはそれも少し違いますが、研究所へ行けばあなたにもわかるかと思います」
「エメロードさんはパスカルでも知らないような事をたくさん知っているんですね!よかった。これならソフィを治せる!」
「ええ、任せて下さい」
「……」
先程からエメロードに対して距離を置き、今の会話でも表情を綻ばせないラティアを不振に思ったアスベルは彼女へ話を振った
「ラティア、どうしたんだ?やっとソフィが治る手がかりが見つかったんだぞ?」
「!あ……えっとソフィが元気になれるんだと思ったら、ほっとして……」
「そうだな、ラティアはシェリアと一緒につきっきりだったもんな。体調が悪い、とかじゃないんだな?」
「はい、大丈夫ですよ。元気ですっ」
アスベルの言葉に先程の様子は見間違いかと思わせる程の笑顔を見せるラティアに彼も安堵し微笑み合う
話もそこそこに街を出て、再び荒野を歩き出すと街へ続く転送装置とは対岸に位置する崖に同じ様な転送装置があり、その先にはとある施設が視界に入った
「ここが……ヒューマノイドの研究施設?」
「この中は相当に危険です、注意してください」
「ソフィを治す肝心な装置が無事だといいですね……」
「奥へ進もう」
一方その頃、エフィネアの孤島に出現した繭の中でリチャードは一人、流れる赤い何かの行き着く先で赤子の様に体を丸めていた
「静かだ……もう……自分の鼓動しか聞こえない、僕はまだ……生きているんだな……
信じるから……裏切られる……希望があるから……失望が生まれる……全ての希望を星の命に還すんだ……星の命……ラムダに……」
「……うっ……うっ……うっ」
「ソフィ、苦しいのか?」
不意に眠っていたソフィは苦しげに声を零し、アスベルが真っ先に心配するもののエメロードは冷静にその様子を観察し心配はいらない、と判断する