Memoria:29 縋るは張りぼての最善
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大破したシャトルをその場に放棄し、ラティア達は先程見つけた天空に浮遊する建物、あるいは街を目指し道沿いに進んでいく
道沿いの終着点にはアンマルチア族の里と同種の転送装置が設置されており、駄目元でそれに足を踏み入れてみると意外にもそれは稼働し、ラティア達を違う場所へと送り込んだ
視界には先程の岩や崖ばかりの荒野ではなく、人気が失せた何らかの原因で荒廃した街並が出迎えた、今自分達がいる場所は先程見かけた天空に浮遊する街の様だ
「パスカルの言った通り、ここは街だったようだな。しかし……」
「ここもひどい荒れようね、こんな所で今も人が暮らしているのかしら?」
「外と同じ様に生命体の姿が見られませんね……」
「フォドラへ来てからというもの、こんな光景ばかりですね……」
「ちょっと、あそこに誰か倒れてるよ!?」
「ラティア、ソフィを頼む!」
「はいっ」
何歩か先に出て周辺を見渡していたアスベルよりも先に人影に気付いたパスカルの声にアスベル達はシェリアとラティア、ソフィをその場に残し、人影へと駈ける
駆けつけた場所には確かに今まで見かけなかった小さな子供が倒れていた、それだけではなく、その子供の服装はソフィと酷似したものを着ていたものでアスベルはソフィと見間違えてしまう
「ソフィ!?」
「ソフィとは違いますが、服装は確かに似ていますね……」
子供の服装から考えるにここが確かにソフィの故郷である考えは確定していく、そんな中、パスカルが倒れたままの子供に触れるとその小さな体躯は音もなく蒸発する様に消えてしまう
「なんだ?何をした!?」
「ちょっと触っただけだよ、そしたら……消えちゃった」
突然やっと見つけた生存者が消えてしまった事に戸惑っていると不意に背後から何らかの視線を感じる、その視線を辿ってみるとオブジェクトを挟んだ対岸側にたった今消えた子供と同じ存在がこちらを伺っていた
人がいた、と存在を指摘された事でか、子供はその場を逃げる様に立ち去ってしまう
「おい、待ってくれ!おい!」
「ようやく生きた人間に出会えたな」
「急いで後を追いましょう、なんとしても話を聞かなければ」
見かけた子供の影はどうやらソフィを診ていたラティアとシェリアにも確認出来ていた様で早く追おうと急かすがこの街は外から見た様に広く、階層も多い、そこからたった一人を捜すのに纏まったものでは時間もかかる
その為に手分けして捜した方がいいと提案が出るが、それを提案したヒューバートはソフィを伺う、手分けして捜すとなると彼女を診る者も必要だからだろう
「あ……ソフィの事でしたら私がここで見ていますから、アスベル達は見かけた人を捜しにいかれて下さい」
「いや、この先何があるかわからない。ここは全員で行動した方がいい」
「……そうですね、ソフィを守るのだって兄さんだけの役目ではありませんしね」
手分けして捜す方法はなしと話を纏め、ここに来る際に使用した転送装置のすぐ側に設置されていた階層を行き来する為の機構を見つけ、手始めに地下1階へと下る
「いました…!」
「待ってくれ!話を……!」
またしてもこちらの話を聞かぬ内に人影は建物内へと駆け込んでいった、先程は逃げ出したとばかり思ったが、今度は何処か自分達を誘う様な思惑を感じられた
真意が分からぬまま、子供の後を追いかけ入った屋内は薄暗く、自分達をここまで誘った子供は今も尚起動し続けている装置を気にしている様子
その様子と装置を気にしている様子を気に掛けていると装置は突然稼働を止め、何かを覆っていた光の膜が消え去り、その何かを晒す
「これは……!中に人がいる!?」
医療の心得を持つシェリアは現れた女性に歩み寄り、生命活動を行っているかどうかを確認するが、彼女の表情には訝しむ様な色を滲ませる
「シェリア、どうですか?その人は……」
「脈も呼吸もないわ……でも死んでいるようには見えない、どういう事?」
シェリアの観察が終わったのを見計らかったかの様に稼働が終わった筈の装置が振動し始め、シェリアは慌てて装置から離れる
振動が終わったのと同時に今正にシェリアが生命活動を行っていない事を確かめた女性の瞳が緩やかに開き、息を吹き返した為にラティア達は動揺せざるを得ない
目覚めた女性はそんなラティア達の様子を気にも止めず、周辺を見渡した後に装置から立ち上がり、しっかりとした歩みを披露すると装置の側で立ったままの子供に気付き、第一声を放った
道沿いの終着点にはアンマルチア族の里と同種の転送装置が設置されており、駄目元でそれに足を踏み入れてみると意外にもそれは稼働し、ラティア達を違う場所へと送り込んだ
視界には先程の岩や崖ばかりの荒野ではなく、人気が失せた何らかの原因で荒廃した街並が出迎えた、今自分達がいる場所は先程見かけた天空に浮遊する街の様だ
「パスカルの言った通り、ここは街だったようだな。しかし……」
「ここもひどい荒れようね、こんな所で今も人が暮らしているのかしら?」
「外と同じ様に生命体の姿が見られませんね……」
「フォドラへ来てからというもの、こんな光景ばかりですね……」
「ちょっと、あそこに誰か倒れてるよ!?」
「ラティア、ソフィを頼む!」
「はいっ」
何歩か先に出て周辺を見渡していたアスベルよりも先に人影に気付いたパスカルの声にアスベル達はシェリアとラティア、ソフィをその場に残し、人影へと駈ける
駆けつけた場所には確かに今まで見かけなかった小さな子供が倒れていた、それだけではなく、その子供の服装はソフィと酷似したものを着ていたものでアスベルはソフィと見間違えてしまう
「ソフィ!?」
「ソフィとは違いますが、服装は確かに似ていますね……」
子供の服装から考えるにここが確かにソフィの故郷である考えは確定していく、そんな中、パスカルが倒れたままの子供に触れるとその小さな体躯は音もなく蒸発する様に消えてしまう
「なんだ?何をした!?」
「ちょっと触っただけだよ、そしたら……消えちゃった」
突然やっと見つけた生存者が消えてしまった事に戸惑っていると不意に背後から何らかの視線を感じる、その視線を辿ってみるとオブジェクトを挟んだ対岸側にたった今消えた子供と同じ存在がこちらを伺っていた
人がいた、と存在を指摘された事でか、子供はその場を逃げる様に立ち去ってしまう
「おい、待ってくれ!おい!」
「ようやく生きた人間に出会えたな」
「急いで後を追いましょう、なんとしても話を聞かなければ」
見かけた子供の影はどうやらソフィを診ていたラティアとシェリアにも確認出来ていた様で早く追おうと急かすがこの街は外から見た様に広く、階層も多い、そこからたった一人を捜すのに纏まったものでは時間もかかる
その為に手分けして捜した方がいいと提案が出るが、それを提案したヒューバートはソフィを伺う、手分けして捜すとなると彼女を診る者も必要だからだろう
「あ……ソフィの事でしたら私がここで見ていますから、アスベル達は見かけた人を捜しにいかれて下さい」
「いや、この先何があるかわからない。ここは全員で行動した方がいい」
「……そうですね、ソフィを守るのだって兄さんだけの役目ではありませんしね」
手分けして捜す方法はなしと話を纏め、ここに来る際に使用した転送装置のすぐ側に設置されていた階層を行き来する為の機構を見つけ、手始めに地下1階へと下る
「いました…!」
「待ってくれ!話を……!」
またしてもこちらの話を聞かぬ内に人影は建物内へと駆け込んでいった、先程は逃げ出したとばかり思ったが、今度は何処か自分達を誘う様な思惑を感じられた
真意が分からぬまま、子供の後を追いかけ入った屋内は薄暗く、自分達をここまで誘った子供は今も尚起動し続けている装置を気にしている様子
その様子と装置を気にしている様子を気に掛けていると装置は突然稼働を止め、何かを覆っていた光の膜が消え去り、その何かを晒す
「これは……!中に人がいる!?」
医療の心得を持つシェリアは現れた女性に歩み寄り、生命活動を行っているかどうかを確認するが、彼女の表情には訝しむ様な色を滲ませる
「シェリア、どうですか?その人は……」
「脈も呼吸もないわ……でも死んでいるようには見えない、どういう事?」
シェリアの観察が終わったのを見計らかったかの様に稼働が終わった筈の装置が振動し始め、シェリアは慌てて装置から離れる
振動が終わったのと同時に今正にシェリアが生命活動を行っていない事を確かめた女性の瞳が緩やかに開き、息を吹き返した為にラティア達は動揺せざるを得ない
目覚めた女性はそんなラティア達の様子を気にも止めず、周辺を見渡した後に装置から立ち上がり、しっかりとした歩みを披露すると装置の側で立ったままの子供に気付き、第一声を放った