Memoria:28 音の無い海に風が凪ぐ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
当たり前の様に差し出された手をこれまたさも当たり前の様に取ったラティアを連れ、アスベルは格納庫へと踵を返した
戻った格納庫内ではパスカルとポアソンが引き続き、手分けしてシャトル整備に追われていたが制御盤を一つ弾いたパスカルは顔を上げ、ポアソンへ声をかけた
「よし、これで整備終わりっと。ポアソン、起動よろしく」
「わかりました」
「やったのか?」
「喜ぶのもいいけど、本番はこれからだよ?本格起動させるけどいい?」
整備が終わり、漸くフォドラへ向かう段取りが全て完了し、嬉しそうに反応するアスベル達にそう釘を刺したパスカルの言葉にアスベルは肯定の反応を返す
了承の意を受けたパスカルは一つ頷くとシャトル発射の作業を全て任されたポアソンへと振り返る
「それじゃ行きますか、ポアソン!」
「はいです、引き続き発射までのカウントダウンを始めます。二百、百九十九……」
カウントダウンを行う手前、ポアソンは制御盤を操作しシャトルの入口を開くとパスカルはラティア達をシャトル内に誘導する
だがいざ乗り込もうとするも格納庫入口の方から魔物の羽音が響く、その羽音はつい最近聞き覚えのあるものだ
「あの音は……!」
「ラントを襲ったのと同じ魔物がここにもやって来たのかもしれませんね」
「なんだって!?」
「まもなく発進の最終段階に入ります、こうなったらもう止める事は難しいです。百八十一、百八十……」
「ポアソン、ここは頼んだよ!アスベル、急いで魔物を片付けよう!このままここへ来られたら、シャトルが飛ばせなくなっちゃう!」
「よし、すぐに片付けてまた戻ってこよう!」
「ソフィさんのことはお任せ下さい、お気をつけて!」
「ポアソンさん、ソフィとここはお願いしますっ」
魔物を撃退する為にもラティア達は格納庫へと飛び出す、魔物は洞窟の出口方面から侵入してきており、ヒューバートが言った様にラントを襲った魔物と同種のものであった
つまりはあの繭から出現した魔物で、まるでリチャードが自分達をフォドラへ向かわせまいとしている様にも思わせられた
「魔物が……!」
「やはりラントを襲ったのと同じ種類のようですね」
「例の繭のような所から段々と魔物が生まれているという事か?」
「こんな大事な時に現れるなんて…っ」
「来るぞ!」
「与うるは咎送、煌牙となりて悪しきを穿て!デルタレイ!」
戦闘が始まって早々にラティアは口早く詠唱を刻み、魔物の上空へ三つの光弾を出現させ、魔物を穿つ
三つの光弾の軌跡の中で身動きが取れない魔物へとパスカルの杖に仕込まれた銃口が定まる
「ひんやりシュート!音速の導師!ちょっと痛いよ~!星屑の破者!」
「雷よ!邪霊一閃!砕け散れ!紫電一閃!」
「!アスベルッ」
続く様に別の魔物を相手にするアスベルの抜刀術は一体の魔物を切り上げ、そのまま消滅にさせるに至るが地面に着地する彼を他の魔物が待ち受けていた
それに気付いたラティアは詠唱を中止し、駆けつけようとするがそれよりも先に動いた者達が視線の端に捕らえた
「爆破、其は大地の秘神!アブレイドバロウ!」
「行くぞ!旋風裂駆!集え、雷光!」
「覇道滅封!光と消えろぉぉ!」
「シェリア、受けとって下さい!紡ぎし詠嘆の助けとならん、スペル・エンハンス!」
「受けとったわ、ラティア!聖なる雷、勝利を刻め!ディヴァインセイバー!」
マリクとヒューバートがアスベルを待ち受けていた魔物を退け、詠唱を再開したラティアの星錬術を受けたシェリアの神聖術が放たれる
残る魔物は後少し、こうして戦っている間にもシャトルのカウントダウンは進んでいる…時間はない、そう考えればラティアの行動は早いものだった
「皆さん、巻き込まれない様に後退して下さい!」
「ラティア、無理はしないでね!」
「はいっ手向けとならん事を…!我が舞が具現するは何にも揺るがぬ希望の意思!セロシア・イデア!!」
アスベル達が後退したのを確認するとラティアは双刀円月輪を構え、魔物の一体に突進し、そこから舞刀技を連続で見舞っていく
円月輪より白鳥型の闘気が放たれ、相手を貫き、天に上るとそれは弾け、無数の剣を地上へと降り注がれ魔物達を一掃した、これが彼女の第二の奥の手
だがラティアの一掃した魔物達の後から続々と新たな魔物が現れ、終にはラティア達を取り囲んでしまう為に焦燥の色が滲み出す
戻った格納庫内ではパスカルとポアソンが引き続き、手分けしてシャトル整備に追われていたが制御盤を一つ弾いたパスカルは顔を上げ、ポアソンへ声をかけた
「よし、これで整備終わりっと。ポアソン、起動よろしく」
「わかりました」
「やったのか?」
「喜ぶのもいいけど、本番はこれからだよ?本格起動させるけどいい?」
整備が終わり、漸くフォドラへ向かう段取りが全て完了し、嬉しそうに反応するアスベル達にそう釘を刺したパスカルの言葉にアスベルは肯定の反応を返す
了承の意を受けたパスカルは一つ頷くとシャトル発射の作業を全て任されたポアソンへと振り返る
「それじゃ行きますか、ポアソン!」
「はいです、引き続き発射までのカウントダウンを始めます。二百、百九十九……」
カウントダウンを行う手前、ポアソンは制御盤を操作しシャトルの入口を開くとパスカルはラティア達をシャトル内に誘導する
だがいざ乗り込もうとするも格納庫入口の方から魔物の羽音が響く、その羽音はつい最近聞き覚えのあるものだ
「あの音は……!」
「ラントを襲ったのと同じ魔物がここにもやって来たのかもしれませんね」
「なんだって!?」
「まもなく発進の最終段階に入ります、こうなったらもう止める事は難しいです。百八十一、百八十……」
「ポアソン、ここは頼んだよ!アスベル、急いで魔物を片付けよう!このままここへ来られたら、シャトルが飛ばせなくなっちゃう!」
「よし、すぐに片付けてまた戻ってこよう!」
「ソフィさんのことはお任せ下さい、お気をつけて!」
「ポアソンさん、ソフィとここはお願いしますっ」
魔物を撃退する為にもラティア達は格納庫へと飛び出す、魔物は洞窟の出口方面から侵入してきており、ヒューバートが言った様にラントを襲った魔物と同種のものであった
つまりはあの繭から出現した魔物で、まるでリチャードが自分達をフォドラへ向かわせまいとしている様にも思わせられた
「魔物が……!」
「やはりラントを襲ったのと同じ種類のようですね」
「例の繭のような所から段々と魔物が生まれているという事か?」
「こんな大事な時に現れるなんて…っ」
「来るぞ!」
「与うるは咎送、煌牙となりて悪しきを穿て!デルタレイ!」
戦闘が始まって早々にラティアは口早く詠唱を刻み、魔物の上空へ三つの光弾を出現させ、魔物を穿つ
三つの光弾の軌跡の中で身動きが取れない魔物へとパスカルの杖に仕込まれた銃口が定まる
「ひんやりシュート!音速の導師!ちょっと痛いよ~!星屑の破者!」
「雷よ!邪霊一閃!砕け散れ!紫電一閃!」
「!アスベルッ」
続く様に別の魔物を相手にするアスベルの抜刀術は一体の魔物を切り上げ、そのまま消滅にさせるに至るが地面に着地する彼を他の魔物が待ち受けていた
それに気付いたラティアは詠唱を中止し、駆けつけようとするがそれよりも先に動いた者達が視線の端に捕らえた
「爆破、其は大地の秘神!アブレイドバロウ!」
「行くぞ!旋風裂駆!集え、雷光!」
「覇道滅封!光と消えろぉぉ!」
「シェリア、受けとって下さい!紡ぎし詠嘆の助けとならん、スペル・エンハンス!」
「受けとったわ、ラティア!聖なる雷、勝利を刻め!ディヴァインセイバー!」
マリクとヒューバートがアスベルを待ち受けていた魔物を退け、詠唱を再開したラティアの星錬術を受けたシェリアの神聖術が放たれる
残る魔物は後少し、こうして戦っている間にもシャトルのカウントダウンは進んでいる…時間はない、そう考えればラティアの行動は早いものだった
「皆さん、巻き込まれない様に後退して下さい!」
「ラティア、無理はしないでね!」
「はいっ手向けとならん事を…!我が舞が具現するは何にも揺るがぬ希望の意思!セロシア・イデア!!」
アスベル達が後退したのを確認するとラティアは双刀円月輪を構え、魔物の一体に突進し、そこから舞刀技を連続で見舞っていく
円月輪より白鳥型の闘気が放たれ、相手を貫き、天に上るとそれは弾け、無数の剣を地上へと降り注がれ魔物達を一掃した、これが彼女の第二の奥の手
だがラティアの一掃した魔物達の後から続々と新たな魔物が現れ、終にはラティア達を取り囲んでしまう為に焦燥の色が滲み出す