Memoria:27 白む中、花より伝うは
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「どうかしたのか?」
「前にシャトルを制御するのにお姉ちゃんの力を借りられたらって言ったの覚えてる?」
「その事と関係が?」
「ポアソンに事情を説明して、あの子から話をしてもらうよう頼んであったんだけど……」
「フーリエさんに断られたの?」
「研究所にこもりきりで会えなかったみたい、手紙は置いてきたみたいだけど
この分だとシャトルの中から自分で制御できるように改造しないと駄目かな~」
「そんな事が可能なのか?」
「時間さえあればなんとかなるよ、それがなさそうだってのが今の一番の問題なんだけどさ」
とにかく今は中に入ろうよ、できる事から片付けないとね」
促され侵入した遺跡内部の装置の問題を解決しながら、奥を目指すと最奥までの道を阻む様に現れた魔物を倒す
魔物が阻んでいた道の先には自分達の目的の装置が見つかり、逸早くパスカルが動作チェックの為に駆け寄る
その場に寝かせたソフィをラティアとシェリアに託すとアスベルとマリク、ヒューバートがパスカルの元へ集う
「さっそくいじってみるね、えーと……」
操作パネルをパスカルが操作すると暫くして装置全体にエネルギー供給が行き渡った様だ
エネルギー供給が行き渡った為、これで海辺の洞窟から制御出来る様になった、後はフォドラへ行くのみとなったアスベルはソフィへと歩み寄る
「ソフィ、もう少しだ。もう少しでフォドラへ行ける
待っていてくれ、必ず治してやるからな」
「ここでの用事は済みました、外へ出て、シャトルのある海辺の洞窟へ向かいましょう」
遺跡を脱出し、その足で洞窟へと戻ろうとしたラティア達にアスベルに背負われたソフィが魘されている様に苦しげに声を零す
「う……」
「ソフィ!?」
「何か近づいてくるぞ!」
「敵か!?」
上空からは繭から現れた魔物がラティア達目掛け、降下してくる為にラティア達はアスベルと彼が背負うソフィを守る為に囲う
アスベルはソフィを背負っている為に迂闊には戦えない、ならば…ラティアは腰に携えていた双刀戦輪を構える
「アスベルはどうかソフィをお守りください、ここはお任せください」
「ラティア…だがっ」
「ラティアにだけ任せる訳ないでしょう?」
「全くです」
「シェリア、ヒューバート…助かりますっ」
前線に名乗り出たラティアに続く様に彼女の両隣にヒューバートとシェリアが並ぶ、これで数はイーヴンとなった
「さて行きますよ!スカーレット!惑え!ローリング・サンダーボルト!」
目の前に現れた名称も知らない魔物は光線を発射するもそれをヒューバートは双銃術で相殺し、その上で銃撃で魔物を撃ち抜く
「聖浄なる破邪、永久なる天光に祈りの声紡がれん、グランドクロス!」
ヒューバートが戦う傍らで詠唱によって具現した光が魔物の動きを止めた所でラティアは詠唱体勢を崩し、魔物へと飛びかかる
「まだまだ!天翔舞!飛ぶは燕の羽!羽根よ、舞い続けて!」
「とどめよ!私の奥の手、見せてあげる! アステリズム・ライン!!
これでしばらくは…大丈夫よね」
ラティアの舞刀技の陰から現れたシェリアが放った無数の短剣が光の軌跡を残しながら、魔物へと突き刺さるとこの場に現れた魔物達は消滅したのだった
「あの魔物……とうとうこんな所にまで追ってきたというのですか」
「ソフィはあの魔物が接近している事を俺たちに教えてくれたのかもな……」
「状況が刻一刻と切迫している事は間違いなさそうだ、急いで海辺の洞窟へ戻るべきだろう」
白む中、花より伝うは
(自分達を守ろうとする優しさの雫)