Memoria:23 もし、この先に別れがあるのなら
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泣き止んだパスカルを連れ、研究所を後にザヴェード内へ引き返そうとする寸前にアスベルとラティアを不意にソフィが呼び止めてきた
「ラティア、アスベル、お願いがあるの。」
「何のお願い?」
「あのね……わたしと戦って欲しいの」
「戦うって俺とラティアとお前で?突然どうしたんだよ?」
「いいからお願い、ね!」
「戦いの練習って事でいいなら……ラティアもそれでいいか?」
「はい大丈夫です、練習でも本気で行くよ?ソフィ」
「それでいい、でも手を抜かないで思いっきりやってね。いい、アスベル、ラティア?」
戦って欲しいという願いは受け入れられ、ソフィは真剣な面持ちで二人へと持ち前の敏捷性で近付き、拳を突き出してくる
いつもは頼もしいと思う反面で敵となるとこうも迂闊に反撃に出られないものかと表情が強張るも一対二というフェアではない戦いでは彼女がやはり不利だった
「円舞!次もこの調子で行きましょう」
「はぁはぁ……」
「俺とラティアの勝ちだ、それにしても疲れたな。ソフィもラティアも疲れただろ?」
「いえ、私は大丈夫…ですよ、ソフィ、本当に大丈夫?」
「……うん、でもそれでいい。もしもリチャードと戦うことになったらその方がいい……」
「リチャード?」
「戦うことになったら、なんて…」
「わたしね、ラティアとアスベルと戦ってわかったの」
「……何を?」
「やっぱりアスベルとラティアは友達」
その言葉で突然のソフィからの戦いの申し込みの意図が分かる所か増々分からなくなる一方で戦いの中で流れた汗により、体は冷えてしまいアスベルはくしゃみをする始末
風邪を心配するもベラニックで作って来た飲み物は切れてしまった事を思い出し、ラティアが眉を下げているとその後ろから戦いを傍観していたシェリアが歩み寄ってくる
「三人とも、温かいものでも作ってあげるわ」
「ありがとうございます!シェリア」
「行こう。ソフィ、ラティア」
「うん」
降って来た吉報に二人は笑顔を掻き消されずにシェリアの元へ向かうものの返事をしただけでソフィはその二人の背中を見つめ、戦いの中で確信した思いを確認する
―大丈夫……アスベルとラティアは友達……友達は……消してしまいたいと……思わない
「ソフィー?」
「今行く」
ストラタで対峙したリチャードに抱いた、戦いに駆り立てた自分の意志とは関係ない使命感の様なもの、それに彼女はずっと悩み続けていた
リチャードは友達、アスベルとラティアも友情の誓いを交わした友達、そこに何の優劣はない、友情の誓いを信じたいからソフィは二人に挑む事を決意したのだった
「フーリエさんの話だとカーツという人は軍の技術将校らしいな」
「街の北に軍や政府の関連機関が集まっている政府塔がある、技術省もその中にある筈だ」
「わかりました、その政府塔に入れるかどうか情報を集めてみましょう」
追手であった兵士達は流石に捜索を打ち切っていた様子だが何があるか分からない、兵士達の目に触れない様にしながらも街中の住人達に話を聞く事が出来た
聞く所によると政府塔に入るには入館証というものが必要であり、街のどこかに研究者の容姿をしたアンマルチア族がいる
その人物に会う為に人目がつき難い路地裏に入ると一つの民家の前にいた女性がその家屋に技術省から帰って来たという女性がいると聞き、その家屋に入る
するとそこには聞き込みにあった様に研究者の容姿をしたアンマルチア族の女性がパスカルへと親しげに話しかけていた
「まあパスカルちゃんじゃない!」
「フェルマー!」
「知り合いか?」
「うん、アンマルチア族のフェルマーだよ」
「初めまして、皆さん」
フェルマーと呼ばれた女性に面識があったパスカルは彼女と再会し嬉しそうにはしゃぐ
言っては何だが彼女よりも礼節があるフェルマーの礼儀正しい挨拶にラティア達は頭を深く下げ応じた
「ねえねえフェルマーって今、フェンデル政府の手伝いしてるでしょ?」
「ええ、そうなの。よく知ってるわね
政府塔に通ってるんだけど、警備が厳しくて嫌になっちゃう」
街で話に持ち上がっていたのはどうやら彼女で合っていた様でフェルマーは本当に政府塔の警備に嫌悪している表情でポケットを探り、あるカードをパスカルへ邸辞する
彼女が言うにはそのカードこそが入館証でこれがないと政府塔内部へと何人たりとも侵入を許してくれないのだと言う、それを聞き、パスカルは一気に踏み込む
「ラティア、アスベル、お願いがあるの。」
「何のお願い?」
「あのね……わたしと戦って欲しいの」
「戦うって俺とラティアとお前で?突然どうしたんだよ?」
「いいからお願い、ね!」
「戦いの練習って事でいいなら……ラティアもそれでいいか?」
「はい大丈夫です、練習でも本気で行くよ?ソフィ」
「それでいい、でも手を抜かないで思いっきりやってね。いい、アスベル、ラティア?」
戦って欲しいという願いは受け入れられ、ソフィは真剣な面持ちで二人へと持ち前の敏捷性で近付き、拳を突き出してくる
いつもは頼もしいと思う反面で敵となるとこうも迂闊に反撃に出られないものかと表情が強張るも一対二というフェアではない戦いでは彼女がやはり不利だった
「円舞!次もこの調子で行きましょう」
「はぁはぁ……」
「俺とラティアの勝ちだ、それにしても疲れたな。ソフィもラティアも疲れただろ?」
「いえ、私は大丈夫…ですよ、ソフィ、本当に大丈夫?」
「……うん、でもそれでいい。もしもリチャードと戦うことになったらその方がいい……」
「リチャード?」
「戦うことになったら、なんて…」
「わたしね、ラティアとアスベルと戦ってわかったの」
「……何を?」
「やっぱりアスベルとラティアは友達」
その言葉で突然のソフィからの戦いの申し込みの意図が分かる所か増々分からなくなる一方で戦いの中で流れた汗により、体は冷えてしまいアスベルはくしゃみをする始末
風邪を心配するもベラニックで作って来た飲み物は切れてしまった事を思い出し、ラティアが眉を下げているとその後ろから戦いを傍観していたシェリアが歩み寄ってくる
「三人とも、温かいものでも作ってあげるわ」
「ありがとうございます!シェリア」
「行こう。ソフィ、ラティア」
「うん」
降って来た吉報に二人は笑顔を掻き消されずにシェリアの元へ向かうものの返事をしただけでソフィはその二人の背中を見つめ、戦いの中で確信した思いを確認する
―大丈夫……アスベルとラティアは友達……友達は……消してしまいたいと……思わない
「ソフィー?」
「今行く」
ストラタで対峙したリチャードに抱いた、戦いに駆り立てた自分の意志とは関係ない使命感の様なもの、それに彼女はずっと悩み続けていた
リチャードは友達、アスベルとラティアも友情の誓いを交わした友達、そこに何の優劣はない、友情の誓いを信じたいからソフィは二人に挑む事を決意したのだった
「フーリエさんの話だとカーツという人は軍の技術将校らしいな」
「街の北に軍や政府の関連機関が集まっている政府塔がある、技術省もその中にある筈だ」
「わかりました、その政府塔に入れるかどうか情報を集めてみましょう」
追手であった兵士達は流石に捜索を打ち切っていた様子だが何があるか分からない、兵士達の目に触れない様にしながらも街中の住人達に話を聞く事が出来た
聞く所によると政府塔に入るには入館証というものが必要であり、街のどこかに研究者の容姿をしたアンマルチア族がいる
その人物に会う為に人目がつき難い路地裏に入ると一つの民家の前にいた女性がその家屋に技術省から帰って来たという女性がいると聞き、その家屋に入る
するとそこには聞き込みにあった様に研究者の容姿をしたアンマルチア族の女性がパスカルへと親しげに話しかけていた
「まあパスカルちゃんじゃない!」
「フェルマー!」
「知り合いか?」
「うん、アンマルチア族のフェルマーだよ」
「初めまして、皆さん」
フェルマーと呼ばれた女性に面識があったパスカルは彼女と再会し嬉しそうにはしゃぐ
言っては何だが彼女よりも礼節があるフェルマーの礼儀正しい挨拶にラティア達は頭を深く下げ応じた
「ねえねえフェルマーって今、フェンデル政府の手伝いしてるでしょ?」
「ええ、そうなの。よく知ってるわね
政府塔に通ってるんだけど、警備が厳しくて嫌になっちゃう」
街で話に持ち上がっていたのはどうやら彼女で合っていた様でフェルマーは本当に政府塔の警備に嫌悪している表情でポケットを探り、あるカードをパスカルへ邸辞する
彼女が言うにはそのカードこそが入館証でこれがないと政府塔内部へと何人たりとも侵入を許してくれないのだと言う、それを聞き、パスカルは一気に踏み込む