Memoria:22 止まらない涙、留まらぬ後悔
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嬉しそうにパスカルは目的であった自分の姉と再会し、嬉しさをそのままにフーリエへと駆け寄ると駆け寄られた本人は意外そうに目を瞬かせた
「パスカル?あなただったの?誰かが研究を盗みに来たのかと勘違いしてしまったわ」
「あれ、ヴェーレスっていうんだ。あんな凄いの作っちゃうなんてやっぱりお姉ちゃんはさすがだね」
「あっさり倒しておいて、よくそんな事言えるわね。それで何しに来たの?」
「フェンデル政府がやってる大輝石の研究の事でちょっとね」
「大紅蓮石の……?断っておくけど、あの研究は私が長年かけてようやく完成させたものよ
あなたの研究を下敷きにしたかもしれないけど、その事で文句を言われる筋合いはないわ」
「文句なんて言わないよ、さすがお姉ちゃんだって思う。あたしは途中でやめちゃったのに
……でもあれ、今のままじゃ完璧に完成したとは言えない、やっぱり未完成だよ」
「言いがかりをつける気!?」
「そうじゃないけど……ん~説明するより実演した方が早いかも。ちょっとやってみるね」
怒声をあげるフーリエに飲まれる事なくパスカルは徐に地面で何かを探し始める、聞けば彼女は豆粒程の小さな輝石のかけらを探していると言う
彼女はラティア達にもかけら探しを頼み、全員がかけらを探す為に地面とにらめっこする
そして不意に一緒にかけらを探していたソフィがしゃがみ込み、目の前をじっと見つめ、声をあげた
「これは?」
「そうそう、ちょうどこんぐらい。ちょっとこれ貸してね」
パスカルはソフィが見つけたかけらを手に取り、部屋の面積を占めている大きな機械に歩み寄り、それに付属されていたカプセルへとかけらを流入する
流入されたかけらはすぐに熱を帯び、橙色の原素を纏い始めた
「驚いた?火の輝石の原素をここまで効率的に引き出せるのは画期的な事なのよ」
「ここからさらに……ペチペチ……ピシっと」
「ちょっとパスカル、何を……」
「みんな、隠れて!」
何かをパネルに打ち込み終わったパスカルが声をあげたと同時、カプセルの中のかけらは先程よりも高い熱を上げ出し、その様子を呆然と見ていたフーリエをアスベルが間一髪の所で床に伏せた
かけらは豆粒程の大きさだったというのに大爆発を引き起こした、その事態にフーリエは何が何だか分かっていない様子で爆発した箇所へと歩み寄る
「な、何が起こったの……?」
「ほらね?火の輝石はこれが厄介なんだよ、原素を抽出する時に一定以上の圧力をかけると暴走を始めちゃうの。こうなると止められないよ、しまいには周囲の原素密度が極限に達してドン!なわけ
武器に使うぐらいなら被害も知れてるけど、大輝石はまずいよ。暴走したらシャレにならないもの」
「パスカル……もしかしてあなたが研究を途中で放棄したのは……」
「うん、先に結果が見えたからあきらめちゃった。だからお姉ちゃん、早く実験をやめさせないと。大事故が起きないうちにさ」
「……できないわよ、そんな事」
「う~ん、自分じゃ言いづらい?だったら場所を教えて、あたしが代わりに行ってくるよ」
「あなた、私を馬鹿にしてるの?」
「え?」
震えた声で告げられた言葉にパスカルはきょとりと瞳を瞬かせ、その直後フーリエの中で抑えていた感情が爆発し今まで抱いていた鬱憤をパスカルへと浴びせ始める
「何が先に結果が見えたからあきらめたよ!あなたが放棄した研究を完成させるのに私がどれだけ苦労したと思っているの!?なんでも軽々とこなして、いつも私のやる事を真似して先に結果を出して!
私が必死で努力して辿り着いた先にいつもあなたが先回りをしてる、その気持ちがわかる?」
「お、お姉ちゃん……」
初めて具体的に怨嗟を慕っていた姉に告げられ、パスカルは言葉を無くし、ただただ肩を落とし悲しみを背負う
届かなかった分の言葉を引き継ぐ様にアスベルが口を開く、自分達はどうしても大輝石の元へ向かわなければないと前置きをして彼女にとっても重大な事を告げる
「今、フェンデルの大輝石は事故の危険以外にも重大な危機に見舞われているからです。大輝石に含まれる原素が他のふたつと同様、このままだと消失するかもしれません」
今まで厳しい瞳でパスカルを見つめていたフーリエは彼の言葉に目を見開き、驚いた様子で振り向く、どうやら彼女はリチャードの行っている事が届いていなかった様だ
「他のふたつですって……?」
「はい、だから俺たちはなんとしてもその危機を食い止めたいんです
お願いします、フーリエさん。火の大輝石の場所を教えてください」
「押し入って礼節も何もありませんが今の私達には必要な事なんです、お願いします…!」
パスカルを覗いた全員がフーリエに懇願する様に頭を深く下げる、それを見たフーリエは大輝石のある場所は自分は知らないが実験の責任者は知っていると答え、それをアスベルが掘り下げ、名を問う
「パスカル?あなただったの?誰かが研究を盗みに来たのかと勘違いしてしまったわ」
「あれ、ヴェーレスっていうんだ。あんな凄いの作っちゃうなんてやっぱりお姉ちゃんはさすがだね」
「あっさり倒しておいて、よくそんな事言えるわね。それで何しに来たの?」
「フェンデル政府がやってる大輝石の研究の事でちょっとね」
「大紅蓮石の……?断っておくけど、あの研究は私が長年かけてようやく完成させたものよ
あなたの研究を下敷きにしたかもしれないけど、その事で文句を言われる筋合いはないわ」
「文句なんて言わないよ、さすがお姉ちゃんだって思う。あたしは途中でやめちゃったのに
……でもあれ、今のままじゃ完璧に完成したとは言えない、やっぱり未完成だよ」
「言いがかりをつける気!?」
「そうじゃないけど……ん~説明するより実演した方が早いかも。ちょっとやってみるね」
怒声をあげるフーリエに飲まれる事なくパスカルは徐に地面で何かを探し始める、聞けば彼女は豆粒程の小さな輝石のかけらを探していると言う
彼女はラティア達にもかけら探しを頼み、全員がかけらを探す為に地面とにらめっこする
そして不意に一緒にかけらを探していたソフィがしゃがみ込み、目の前をじっと見つめ、声をあげた
「これは?」
「そうそう、ちょうどこんぐらい。ちょっとこれ貸してね」
パスカルはソフィが見つけたかけらを手に取り、部屋の面積を占めている大きな機械に歩み寄り、それに付属されていたカプセルへとかけらを流入する
流入されたかけらはすぐに熱を帯び、橙色の原素を纏い始めた
「驚いた?火の輝石の原素をここまで効率的に引き出せるのは画期的な事なのよ」
「ここからさらに……ペチペチ……ピシっと」
「ちょっとパスカル、何を……」
「みんな、隠れて!」
何かをパネルに打ち込み終わったパスカルが声をあげたと同時、カプセルの中のかけらは先程よりも高い熱を上げ出し、その様子を呆然と見ていたフーリエをアスベルが間一髪の所で床に伏せた
かけらは豆粒程の大きさだったというのに大爆発を引き起こした、その事態にフーリエは何が何だか分かっていない様子で爆発した箇所へと歩み寄る
「な、何が起こったの……?」
「ほらね?火の輝石はこれが厄介なんだよ、原素を抽出する時に一定以上の圧力をかけると暴走を始めちゃうの。こうなると止められないよ、しまいには周囲の原素密度が極限に達してドン!なわけ
武器に使うぐらいなら被害も知れてるけど、大輝石はまずいよ。暴走したらシャレにならないもの」
「パスカル……もしかしてあなたが研究を途中で放棄したのは……」
「うん、先に結果が見えたからあきらめちゃった。だからお姉ちゃん、早く実験をやめさせないと。大事故が起きないうちにさ」
「……できないわよ、そんな事」
「う~ん、自分じゃ言いづらい?だったら場所を教えて、あたしが代わりに行ってくるよ」
「あなた、私を馬鹿にしてるの?」
「え?」
震えた声で告げられた言葉にパスカルはきょとりと瞳を瞬かせ、その直後フーリエの中で抑えていた感情が爆発し今まで抱いていた鬱憤をパスカルへと浴びせ始める
「何が先に結果が見えたからあきらめたよ!あなたが放棄した研究を完成させるのに私がどれだけ苦労したと思っているの!?なんでも軽々とこなして、いつも私のやる事を真似して先に結果を出して!
私が必死で努力して辿り着いた先にいつもあなたが先回りをしてる、その気持ちがわかる?」
「お、お姉ちゃん……」
初めて具体的に怨嗟を慕っていた姉に告げられ、パスカルは言葉を無くし、ただただ肩を落とし悲しみを背負う
届かなかった分の言葉を引き継ぐ様にアスベルが口を開く、自分達はどうしても大輝石の元へ向かわなければないと前置きをして彼女にとっても重大な事を告げる
「今、フェンデルの大輝石は事故の危険以外にも重大な危機に見舞われているからです。大輝石に含まれる原素が他のふたつと同様、このままだと消失するかもしれません」
今まで厳しい瞳でパスカルを見つめていたフーリエは彼の言葉に目を見開き、驚いた様子で振り向く、どうやら彼女はリチャードの行っている事が届いていなかった様だ
「他のふたつですって……?」
「はい、だから俺たちはなんとしてもその危機を食い止めたいんです
お願いします、フーリエさん。火の大輝石の場所を教えてください」
「押し入って礼節も何もありませんが今の私達には必要な事なんです、お願いします…!」
パスカルを覗いた全員がフーリエに懇願する様に頭を深く下げる、それを見たフーリエは大輝石のある場所は自分は知らないが実験の責任者は知っていると答え、それをアスベルが掘り下げ、名を問う