Memoria:epilogue 雪解けアンダンテ
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自分とアスベルの繋がりがそんな先の未来まで続く、ソフィと共に自分達の想いが遠い先まで紡がれていく、それはまるで生き続ける夢の如く
そう、花やぐ様に微笑むラティアの言葉を聞き逃さなかったソフィは嬉しそうに瞳を輝かせる、姿が成長してもその心はまだまだ純粋な子供のままの様だ
「本当になるの?」
「え、あ……まだそうなったらいいなって思っただけで……!」
「でも本当になったら、わたし、とってもうれしい」
「……ソフィもそう、思ってくれる?」
「うん!」
勿論、と力強く頷くソフィにラティアは微笑の色を強めると自分を後押ししてくれる彼女を抱き締める、感謝の想いを込めて
ここまで後押ししてくれたソフィと勇気を振り絞ってくれたアスベルに自分も偽りない想いで彼らに応えなくてはなるまい
「ソフィ、アスベル……私、今この時は自分の気持ちに正直になり、ます」
ずっと自分の想いをひた隠しに、そうする事で仲間の意志を尊重する事ができると信じていた、けれど今はそれではダメなのだとラティア自身が分かっていた
ソフィに甘えるのは止めだと自立する彼女の心に凝り固まっていた殻は涙となり、陽光に落ちていく
「私、これから先もアスベルと未来を共にしたい……
今回の事の様にソフィが悩んでいたら……今度こそ、一緒に悩んであげたいです」
「ラティア……」
ああ、私はこの人とソフィと未来を共にする権利を得たのだアスベルの表情から実感したラティアもまたアスベルの微笑に微笑み返す
図らずもフォドラでの約束と二人のプロポーズが叶ったのを見届けたソフィは自分が見た夢の実現に向かい始めた嬉しさからラティアの腕を引き寄せ、自分の方へと体を引っ張る
え、と呆気に取られるアスベルにももう片方の手が差し伸べられるも訳が分からず、アスベルはその手を取る事が出来ない
いつまで経っても行動に出ない事にやきもきし、アスベルからの行動を待つ事を止め、ソフィはその手を引っ張り二人と腕を組んで港へと歩む
鼻歌まで聞こえて来そうなソフィの上機嫌っぷりにはラティアとアスベルも苦笑を浮かべざるを得ない、これはお転婆な娘になりそうだと微笑ましい未来の一端が垣間見えた気がした
・
・
・
世界問題として広まっていた魔物の突然変異も収束に向かい始めた頃、ラントの裏山には四人分の影が大樹の下に集っていた
先ず手を差し出したのはアスベル、そんな彼の手に微笑んで応えるのは再会の約束を果しに来たリチャード
二人の視線に促されたラティアも重なる手の上に自分の手を置いて応える
最後に残ったソフィも永遠を交わした友の手の上に同じ様に行動を真似る、――もうその手に嫌悪も、拒絶しようという意志は働かない
「この世界を……ずっと」
――どこからか、楽しそうに弾む笑い声が聞こえる
穏やかな気候を羽織った花々に彩られたそこは、ラントの裏山にある花畑に相違なく
弾む笑い声は花畑の真ん中で追いかけっこをして遊んでいる女性とある人物に似た少年のものだ
「……一人の男の子が迷子の種を拾いました
男の子は自分の庭に植えて、毎日世話をしました」
追いかけっこを終え、今度は女性が少年にその膝に広げる本を読み聞かせている
「すると迷子の種はちいさい可愛い花を咲かせたの
そのあと、種はどうなったと思う?」
女性からの問いかけに少年は首を傾げる、一体どうなったのかと先を促す視線に女性は微笑んで返す
「今度はお星様になって、みんなを見守ってるの
自分も見守って貰った分のお返しなんだって、どのお星様かって?」
ふと女性は視線を上に向ける、空に反射する青い海の惑星とその先にあるもう一つの星
それを守ったのは、他ならない……
「それはね……みんなが一番良く知ってる、一番大好きなお星様だよ」
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そう、花やぐ様に微笑むラティアの言葉を聞き逃さなかったソフィは嬉しそうに瞳を輝かせる、姿が成長してもその心はまだまだ純粋な子供のままの様だ
「本当になるの?」
「え、あ……まだそうなったらいいなって思っただけで……!」
「でも本当になったら、わたし、とってもうれしい」
「……ソフィもそう、思ってくれる?」
「うん!」
勿論、と力強く頷くソフィにラティアは微笑の色を強めると自分を後押ししてくれる彼女を抱き締める、感謝の想いを込めて
ここまで後押ししてくれたソフィと勇気を振り絞ってくれたアスベルに自分も偽りない想いで彼らに応えなくてはなるまい
「ソフィ、アスベル……私、今この時は自分の気持ちに正直になり、ます」
ずっと自分の想いをひた隠しに、そうする事で仲間の意志を尊重する事ができると信じていた、けれど今はそれではダメなのだとラティア自身が分かっていた
ソフィに甘えるのは止めだと自立する彼女の心に凝り固まっていた殻は涙となり、陽光に落ちていく
「私、これから先もアスベルと未来を共にしたい……
今回の事の様にソフィが悩んでいたら……今度こそ、一緒に悩んであげたいです」
「ラティア……」
ああ、私はこの人とソフィと未来を共にする権利を得たのだアスベルの表情から実感したラティアもまたアスベルの微笑に微笑み返す
図らずもフォドラでの約束と二人のプロポーズが叶ったのを見届けたソフィは自分が見た夢の実現に向かい始めた嬉しさからラティアの腕を引き寄せ、自分の方へと体を引っ張る
え、と呆気に取られるアスベルにももう片方の手が差し伸べられるも訳が分からず、アスベルはその手を取る事が出来ない
いつまで経っても行動に出ない事にやきもきし、アスベルからの行動を待つ事を止め、ソフィはその手を引っ張り二人と腕を組んで港へと歩む
鼻歌まで聞こえて来そうなソフィの上機嫌っぷりにはラティアとアスベルも苦笑を浮かべざるを得ない、これはお転婆な娘になりそうだと微笑ましい未来の一端が垣間見えた気がした
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世界問題として広まっていた魔物の突然変異も収束に向かい始めた頃、ラントの裏山には四人分の影が大樹の下に集っていた
先ず手を差し出したのはアスベル、そんな彼の手に微笑んで応えるのは再会の約束を果しに来たリチャード
二人の視線に促されたラティアも重なる手の上に自分の手を置いて応える
最後に残ったソフィも永遠を交わした友の手の上に同じ様に行動を真似る、――もうその手に嫌悪も、拒絶しようという意志は働かない
「この世界を……ずっと」
――どこからか、楽しそうに弾む笑い声が聞こえる
穏やかな気候を羽織った花々に彩られたそこは、ラントの裏山にある花畑に相違なく
弾む笑い声は花畑の真ん中で追いかけっこをして遊んでいる女性とある人物に似た少年のものだ
「……一人の男の子が迷子の種を拾いました
男の子は自分の庭に植えて、毎日世話をしました」
追いかけっこを終え、今度は女性が少年にその膝に広げる本を読み聞かせている
「すると迷子の種はちいさい可愛い花を咲かせたの
そのあと、種はどうなったと思う?」
女性からの問いかけに少年は首を傾げる、一体どうなったのかと先を促す視線に女性は微笑んで返す
「今度はお星様になって、みんなを見守ってるの
自分も見守って貰った分のお返しなんだって、どのお星様かって?」
ふと女性は視線を上に向ける、空に反射する青い海の惑星とその先にあるもう一つの星
それを守ったのは、他ならない……
「それはね……みんなが一番良く知ってる、一番大好きなお星様だよ」
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