Memoria:61 またいつか、遠くない未来で
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元凶となっていたフォドラの活動を落ち着かせ、やるべき事を終えたラティア達はエフィネアへと帰還する、リトルクイーンの欠片を抱いて
今回の件が終わり、それそれの国に帰還する事となった仲間達、先ずは雪降る街――フェンデルへとシャトルは降下した
「パスカル、ここでいいのか?」
「うん。ちょっと街の様子を色々と見て回りたいから」
「大輝石を使ったシステムの着工状態を確かめるのだろう?」
「ん、そうだよ。やりっぱなしってのはさすがにまずいからね」
大輝石を使ったシステムの完成は亡きカーツとの約束であり、この国を案じ続けた彼の夢であった
それを託されて半年、パスカルが結果として諦めた研究が漸くフェンデルという国とそこに生きる人々の手を取って長い冬から脱出しようとしていた
「普段は忘れちゃうけど、パスカルってすごい人なのよね」
「うん」
普段は自分達の間の雰囲気を活発化させるムードメーカー、その実態が一国の未来を担う研究者
改めてパスカルの知識の偉大さをしみじみと呟くシェリアの言葉にソフィも同感の様で、二人の言葉を聞いていたラティアは苦笑していた
「忘れちゃあ困るなあ、ちゃーんと覚えといてよ?」
「そういうあなたは忘れてる事ないでしょうね」
「あっ」
声の主はアンマルチアの里から降りて来たらしいフーリエとポアソン、パスカルの帰還を聞きつけたらしい二人だが…何やらその様子は穏やかなものには程遠い
「あれ、お姉ちゃん、お出迎え?」
二人から漂う物々しい雰囲気に鈍感さを貫くパスカルへずんずんと威圧感たっぷりにフーリエは歩み寄るとその両頬を力任せに掴む
瞬間、鬼の形相を浮かべる姉妹としての顔へ転じた
「あれ、じゃないわよっ!遠目にもわかるほど汚れまくって!」
どうやら普段からパスカルの風呂嫌いによって、彼女が何日体を放置したかを数値化する為にもフーリエの観察眼は鍛えに鍛えられているらしい
「一体何日、お風呂に入らなかったのよ!?」
「えへへ……忘れちゃった」
自分の事だというのに、さほど気にしていない様子でのらりくらりと交わすパスカルの苦々しい笑いにフーリエの頭痛が最高潮に達する
今回もこうなるのではないか、と推測していた自分のイメージが現実になった事でもう我慢の限界の様だ
「ああ、もういや!
とてもじゃないけど、面倒見切れないわ」
「はう!」
このままでは里に引き摺られ、風呂場へ直行コースが目に見えたパスカルはそろりそろりと逃げ出そうとしていたが、そこは姉
パスカルのやりそうな事はお見通しとばかりに限界を訴えながらも、逃げ出そうとする妹の首根っこを掴み上げるフーリエ、それはまるで脱走猫の捕獲の様に
「誰か、この野良猫をもらってくれない!?」
「ううっ、ううっ」
首根っこが締まり、苦しいのか暴れるパスカルをものともせずにフーリエはまずマリクへと妹を押しつける
旅を一緒にするだけならいいものの、面倒となると流石に…とマリクは早々にその要請から顔を反らした
「生憎だが、オレは猫とは暮らさない主義でね」
「キュー」
「ん」
「!」
ならばとフーリエは次にヒューバートへと狙いを定める
その視線から注がれる凄まじい嫌な予感にぎくりと肩を震わせる彼へと問答無用にフーリエは掴んでいた妹を押しつける
今回の件が終わり、それそれの国に帰還する事となった仲間達、先ずは雪降る街――フェンデルへとシャトルは降下した
「パスカル、ここでいいのか?」
「うん。ちょっと街の様子を色々と見て回りたいから」
「大輝石を使ったシステムの着工状態を確かめるのだろう?」
「ん、そうだよ。やりっぱなしってのはさすがにまずいからね」
大輝石を使ったシステムの完成は亡きカーツとの約束であり、この国を案じ続けた彼の夢であった
それを託されて半年、パスカルが結果として諦めた研究が漸くフェンデルという国とそこに生きる人々の手を取って長い冬から脱出しようとしていた
「普段は忘れちゃうけど、パスカルってすごい人なのよね」
「うん」
普段は自分達の間の雰囲気を活発化させるムードメーカー、その実態が一国の未来を担う研究者
改めてパスカルの知識の偉大さをしみじみと呟くシェリアの言葉にソフィも同感の様で、二人の言葉を聞いていたラティアは苦笑していた
「忘れちゃあ困るなあ、ちゃーんと覚えといてよ?」
「そういうあなたは忘れてる事ないでしょうね」
「あっ」
声の主はアンマルチアの里から降りて来たらしいフーリエとポアソン、パスカルの帰還を聞きつけたらしい二人だが…何やらその様子は穏やかなものには程遠い
「あれ、お姉ちゃん、お出迎え?」
二人から漂う物々しい雰囲気に鈍感さを貫くパスカルへずんずんと威圧感たっぷりにフーリエは歩み寄るとその両頬を力任せに掴む
瞬間、鬼の形相を浮かべる姉妹としての顔へ転じた
「あれ、じゃないわよっ!遠目にもわかるほど汚れまくって!」
どうやら普段からパスカルの風呂嫌いによって、彼女が何日体を放置したかを数値化する為にもフーリエの観察眼は鍛えに鍛えられているらしい
「一体何日、お風呂に入らなかったのよ!?」
「えへへ……忘れちゃった」
自分の事だというのに、さほど気にしていない様子でのらりくらりと交わすパスカルの苦々しい笑いにフーリエの頭痛が最高潮に達する
今回もこうなるのではないか、と推測していた自分のイメージが現実になった事でもう我慢の限界の様だ
「ああ、もういや!
とてもじゃないけど、面倒見切れないわ」
「はう!」
このままでは里に引き摺られ、風呂場へ直行コースが目に見えたパスカルはそろりそろりと逃げ出そうとしていたが、そこは姉
パスカルのやりそうな事はお見通しとばかりに限界を訴えながらも、逃げ出そうとする妹の首根っこを掴み上げるフーリエ、それはまるで脱走猫の捕獲の様に
「誰か、この野良猫をもらってくれない!?」
「ううっ、ううっ」
首根っこが締まり、苦しいのか暴れるパスカルをものともせずにフーリエはまずマリクへと妹を押しつける
旅を一緒にするだけならいいものの、面倒となると流石に…とマリクは早々にその要請から顔を反らした
「生憎だが、オレは猫とは暮らさない主義でね」
「キュー」
「ん」
「!」
ならばとフーリエは次にヒューバートへと狙いを定める
その視線から注がれる凄まじい嫌な予感にぎくりと肩を震わせる彼へと問答無用にフーリエは掴んでいた妹を押しつける