Memoria:59 飾りない心を聞かせて
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「リミット解除!鷹の爪!見切った!輝け!」
「乱れ飛べ交わるは我が破りし平穏なる障壁!グリムシルフィ!」
「名残惜しいがお別れだ!出でよ清廉の剣!
始めるぞ!誇りを抱いて永久に眠れ!塵となり無へと散れ!エターナル・セレナーデ!!」
「滅びは、せぬ…!」
ラティアに続き、マリクの秘奥義が意表を衝かれ、思う様に攻撃出来ないフォドラクイーンのビット、その土台を焼き尽くすかの様に広がる
この者達の前では自分の姿を改めたクイーンの姿がその炎の中で変化する、先ず土台であった花は枯れ…溶かされたビットの代わりには華奢な姿に見合わない大剣が出現された
「な…っ?!」
「姿が変わった…!」
「サンダーブレード!」
振り下ろした剣の軌道を軸に幾つもの落雷がラティア達へ振り落ちる、先程までとは違う、ビットに依存していた攻撃手段はクイーン自らの手によるものへ転じた
ビットに依存していた攻撃を続けていては免れない隙、それを今まで突いていたラティア達にとってはこれはよろしくない状況だ、今度はこちらが隙を突かれる番が回って来てしまったのだから
「集え!」
「このままじゃ…っ」
「ソフィ…!託すは曙光、闇よりの誘い手から守る盟約とならん…リヴァイヴ!」
「守りの衣…ホーリィヴェイル!」
「サンダーブレード!」
フォドラクイーンの接近に合わせ、防御で耐え切ろうとしたソフィをラティアの時の様に防御不能の剣技が厳しく咎める
形態変化し、ここで初めてラティアとシェリアによる補助術が仲間を包むも彼女等の役目を知ったクイーンの攻撃がすかさず潰しにかかった
「回復、しなきゃ…」
「何とか…耐え切らないと…っ!」
「さらば!」
その言葉の通りに攻撃を耐え凌ぎ、脱出の機会を待つラティアの体がフォドラクイーンの剣技に打ち上げられ、地面へ縫い付けられる
叩き付けられた衝撃に意識が揺らぐもこれがシェリアでなくて良かったと幸運と思うべきだろう、何とか繋ぎ止めた意識でラティアは立ち上がる
「絡みついたら離さないぞ?出でよ鉄鎖!」
「おのれ、ヒト!」
「ラティア、今の内に自身の回復を行ってください!」
「はい!その命に呼び覚ます恩恵…キュア!
ここは臆さず攻めます!円舞!飛燕…流舞!天より降り注げ!」
「お、それじゃああたしも~…スプレッド!」
「私たちは、決してあきらめない!リザレクション!」
仲間のバックアップに回復が間に合ったラティアもアスベル達の輪に加わり、舞刀技でフォドラクイーンが技を出せぬ様に繰り出す
背後に控えたパスカル、シェリアの法陣術と神聖術が攻撃と回復を担い、一気に状況はラティア達へと傾く
「なぎ払う!刹破衝!砕け散れっ!
解放します!穿て裂閃!無限の拳閃!蒼空を駆けよ!ゼロ・ディゾルヴァー!!さよなら…」
「たあっ!! 切り裂け!鳳凰天駆!」
加速する攻撃の流れを断ち切ろうとフォドラクイーンの持つ剣が弧を描き、場は再び均等になったかと思われたが…
「流道の水よ…!アクエリアス・スフィア!」
「このままでは…っ」
星にたゆたう青き生命の圧力がフォドラクイーンの一声でラティア達を押し潰す激流と化す
「フリーズタイム!みんなに届け、愛の煌めき!ナース!」
「行くぞ!決めるぞ!アローレイン!集い、癒せ!
覚悟を決めろ!これに耐えるのなら…奥の手を!見せてやる!ランヴェルス・レゾン!」
シェリアの咄嗟の機転により全滅を免れ、凍った時の中で逸早くヒューバートがお返しとばかりに受けたダメージを倍にしてクイーンへ跳ね返す
最早ここには戦場に置ける駆引きなどは存在しない、あるのは――体力の削り合いという原始的な戦いだった
「死に絶えよ…!」
「攻撃が…?!」
体力を削り、フォドラクイーンにも宿る生存本能が危機を察したのかその攻撃に一筋の変化が現れた
その変化に戸惑っている内に大剣の先が前方に結集するラティア達を見据える、これは先程ソフィが受けたあの…
誰かが逃げろ、と叫ぶよりも早く目の前に現れた異空間から宵闇が波打つ様に光線が次々と飛沫をあげた
「まだ…僕は…」
「っ…次は負けない…!」
「こんな…はずじゃ…」
「ごめん、なさい…っ」
「弟くん!」
一度は倒れたソフィだが、何とかラティアが念のためにと彼女にかけた星錬術がここで花を咲かせ、生還した様だ
…だがその周りは散々なものだ、ヒューバートやリチャード、そしてシェリアまでもが今の攻撃で力無く倒れてしまった
「今助ける!再生を願うは我が真なる祈りなり、光よ形を宿し、具現せよ…!」
「サンダーブレード!」
数を減らされ、倒れた仲間達を助けたくとも詠唱時間を与えないフォドラクイーンの前では詠唱をするだけで自殺行為に変わらないものと化す
「紡ぎし詠嘆の助けとならん、スペル・エンハンス!」
「バーストブレード!」
「これはまずいな…っ」
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