Memoria:58 人に反逆せしニルバーナ
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「っ!」
強襲してきたリトルクイーンは前衛を兼ねる蹴撃タイプ、受けてしまえばたちまちに乱舞に閉じ込められるそれは対象に指す事で動きをマヒされる毒蜂の毒のよう
最初の頃は翻弄し、戸惑っていたものの三度目となる戦いでは学んでない、と思われるのも心外だとラティアはリトルクイーンの攻撃を双刀戦輪で受け止める
「前回とは、違います!はあ!」
「!」
舞刀技の一種、回転し対象を斬りつける技でラティアはリトルクイーンを薙ぎ払う
更なる追撃を単身続ける彼女が目立たない筈もなく、砲撃を持つリトルクイーンが目標をラティアへと定め…
「ひんやりシュート!突然の衝撃!」
「来たか!本気で行くぞ!瞬風!朧月夜!炎の檻に惑え!真紅の業火!イグニートプリズン!調子には乗らせん!
一瞬で決める!この技で沈め!緋凰絶炎衝!」
砲撃が定められるという事はその対象しか目が入っていないという事でもある
絶好の隙とも取れるそこにパスカルが腕を引き、リチャードの技が緋色の鳳凰として羽搏く、それは限界を超えた事で炎が内から現れるかの様だ
「…!鳳凰震脚!双刃!天より降り注げ!」
「危ない所だったね、ラティア!」
「はい、助かりました…!」
「想定外…!」
「ソフィ?!」
二人からの助けに続く形でラティアも相対していたリトルクイーンを撃破、何てことない様に抜けた窮地に一瞬だけ息をつく
けれど順調なのはこちらだけだった様で振り返った先ではソフィが苦しそうに呼吸をしているではないか、どうやら要因は地面に沸き立つ淀んだ毒々しい水たまりの様だ
「我が身を、清めよ!」
「大地を腐らせる…」
「これはまずい…っ」
「意思に答え具現せよ…!風よ…!」
ここに来るまでの間に中和した原素異常がリトルクイーンの声により、ラティア達に明確な敵意を持って蝕む
状態異常に苦しむアスベル達を更に最悪な状況に持ち込む為にリトルクイーンの周りの空間が歪む、これは最初の頃に見た…
「共に逝こう…星の元へ」
「誰かあたしにかまって~…」
「シェリア、状態異常は私が!」
「まかせるわ、ラティア!みんなに届け愛の煌めき!ナース!」
「解放を望みし者に救済の手を…エスプレイドイレイズ!」
どうにか状態と体力を持ち直したラティア達は臆する事なく、後退する事なく前進する事でリトルクイーン達の気押ししていく
それから数分後、その頃には外部から新たに乱入するリトルクイーンは底をつき、残すは対峙する四人だけとなっていた
「数も減って来た。後少しだ、皆!」
「その様ですね」
その身を緋色の炎に落とし、空中から急速落下するリトルクイーンの攻撃に背中を合わせようと固まっていたラティア達を離散させる事となる
数が減ろうと彼女達からは闘志が削られる素振りはない、自分達の身よりもフォドラに近付かせまいと侵入者を排除する事に全てを注いでいる事が分かる行動だ
「意思に答え具現せよ…!光よ…!」
「大人しくしてください!断罪を凝縮せし剣の幕に霞め…シャイニングスピア!」
「ヒトが憎い…」
ここに来ても逆転する事を諦めないリトルクイーンの輝術はラティアの星錬術の前に霞み、悲鳴を上げる事なくその姿は虚空へ煙の様に消え去る
ブレードによる蹴撃もこの短期間で何度も見せつけられれば、対処法や隙が生じるタイミングも分かるもので着地した所をアスベルの帯刀技が出迎えた
「甘い!くらえっ!まだまだ!四葬天幻!終わりだ!」
最後の一人となった砲台を持つリトルクイーンは前半でヒューバート相手に見せた上空からの攻撃を仕掛けようと天を見据える
「させないわ!時よ凍れ!」
「!シェリア…!紡ぎし詠嘆の助けとならん、スペル・エンハンス!」
「行くわよ…満ちたら開け、神の雷!これで最後のインディグネイション!
トドメよ!全弾、行くわよ!泣いたところで…許してあげない!トリリオン・ドライブ!」
「愚かな、ことを…っ!」
人に反逆せしニルバーナ
(広がるは声なき幻想の庭)
(人であるが故、辿り着けない夢の端)