Memoria:58 人に反逆せしニルバーナ
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もしかしたら、マリクと並んで年上だからと明るく振る舞う事で自分達を気遣っているのでは…そう思ったが、目の前の様子にシェリアは苦笑で自分の論を否定する、あれはどう見ても素だと
いくつかの階層に分けられたこの空間にはどうやら、それぞれに異なる状態異常に侵された原素が充満しており、それを中和しないと戦う事もままならない状況に置かれていた
「シェリア。そこ、気をつけてください!」
原素を中和する術を探し、探索している最中に上げられたラティアの大きな声
それには名指しされたシェリアも驚きの余り、歩みを止めた
「えっ、何……!?」
「そこんとこ、原素が少し濃くなってるから、下手に足踏み入れてたら原素ハイになってたよ」
「あ、ありがとう、ラティア……」
気付かぬ内に自分から危険に踏み入れそうになっていた事を指摘され、しおらしい態度を見せるシェリア
もし、ラティアの言葉がなかったら…救護組織に属する自分がそうなっては身も蓋もないと後ろめたさをも感じてしまう、そんな彼女に首を振り、ラティアは安心した様に微笑む
「いえ。シェリアが無事で何よりです、私も突然声を荒げてごめんなさい」
「今のラティアの声には俺もびっくりしたよ」
「申し訳ありません……シェリアが危ないと思ったら、咄嗟に」
「ところどころ、原素の濃い部分があるみたいだね~」
「でも、魔物は平気そうだけど」
フロアを悠々とのさばる魔物に異変は見られない、その逆に快適そうに生活を送っているかの様だ
「ここに住んでるから、慣れてしまったのでしょうか?」
「なんか特殊な抗体を持ってたりするのかな
あ、もしかしたら魔物を食べたら、少しくらい濃い原素の中でも平気になるかも」
「た、食べる!?」
その提案にシェリアの肩が大きく跳ね上がる、日頃から何を食べているか分からず、その体内にどんな病原菌があるかも分からない
しかも食料としての形をしていない魔物を食べるという事は彼女にとってはこれ以上にない拷問である
それを知らずにリチャード達は魔物を食べる、という方向で会話を進める
「赤ワインでスパイスと一緒に煮込む、っていうのはどうだろう?」
「う~ん、めんどくさいから丸焼きにするだけでいいんじゃない?」
「魔物……捌けるでしょうか、初めてで自信がな……」
「い、いやぁ~!!」
自分と並ぶ常識人だと思っていた幼馴染みまでもが、そんな事を言い出すものでたまらずシェリアはデジャブを感じさせる絶叫を上げ、逃げ出してしまった
「シ、シェリアッ?!」
「食うのはともかく……このへんの魔物を倒してたら、なんかわかるかもしれないよな……」
「そういえば、ラティア、さっきは良くシェリアが危ないって分かったね?」
「パスカルが先程言っていた様に原素が濃くなってたので……
後……アスベルが前の階層で助けてくれたので知っていた、といいますか」
「アスベル、やるね」
「いや、ラティアが危ないと思ったら、つい……」
「君達二人はつい、が多いね」
似た者同士で波長が合うのかな、と穏やかに微笑むリチャードの言葉にアスベルとラティアはこれまたタイミングを合わせた様に赤くなった顔をそれぞれの癖で隠した
「結晶の如き鋭敏を持ちて、邪を屠らん!トリニティスパーク!」
「旋狼牙!」
「聖なる槍よ、十二の証と共に貫け!ホーリーランス!」
「さよならだ!」
「他に敵はいないみたい」
「ここの原素もささっと中和して、先を急ご~」
道中に立ち塞がるゴーレムから抽出された液体でフロアの原素を正常に戻し、ラティア達は更に深みへと潜っていく
ラティア達がここまで来るまでは立ち入る者がいなかったのだろう、階層間を移動する足場は狭く、それに加えて脆くなっていた
「これだけの大勢で乗ると足場が不安ですね……」
「時間はかかるが、一組ずつ降りていった方が懸命だろうな」
「うん、その方がいいと思うよ」
技師であるパスカルにも賛同を得て、一度パーティを解散し、下の階層で待ち受ける事に
いくつかの階層に分けられたこの空間にはどうやら、それぞれに異なる状態異常に侵された原素が充満しており、それを中和しないと戦う事もままならない状況に置かれていた
「シェリア。そこ、気をつけてください!」
原素を中和する術を探し、探索している最中に上げられたラティアの大きな声
それには名指しされたシェリアも驚きの余り、歩みを止めた
「えっ、何……!?」
「そこんとこ、原素が少し濃くなってるから、下手に足踏み入れてたら原素ハイになってたよ」
「あ、ありがとう、ラティア……」
気付かぬ内に自分から危険に踏み入れそうになっていた事を指摘され、しおらしい態度を見せるシェリア
もし、ラティアの言葉がなかったら…救護組織に属する自分がそうなっては身も蓋もないと後ろめたさをも感じてしまう、そんな彼女に首を振り、ラティアは安心した様に微笑む
「いえ。シェリアが無事で何よりです、私も突然声を荒げてごめんなさい」
「今のラティアの声には俺もびっくりしたよ」
「申し訳ありません……シェリアが危ないと思ったら、咄嗟に」
「ところどころ、原素の濃い部分があるみたいだね~」
「でも、魔物は平気そうだけど」
フロアを悠々とのさばる魔物に異変は見られない、その逆に快適そうに生活を送っているかの様だ
「ここに住んでるから、慣れてしまったのでしょうか?」
「なんか特殊な抗体を持ってたりするのかな
あ、もしかしたら魔物を食べたら、少しくらい濃い原素の中でも平気になるかも」
「た、食べる!?」
その提案にシェリアの肩が大きく跳ね上がる、日頃から何を食べているか分からず、その体内にどんな病原菌があるかも分からない
しかも食料としての形をしていない魔物を食べるという事は彼女にとってはこれ以上にない拷問である
それを知らずにリチャード達は魔物を食べる、という方向で会話を進める
「赤ワインでスパイスと一緒に煮込む、っていうのはどうだろう?」
「う~ん、めんどくさいから丸焼きにするだけでいいんじゃない?」
「魔物……捌けるでしょうか、初めてで自信がな……」
「い、いやぁ~!!」
自分と並ぶ常識人だと思っていた幼馴染みまでもが、そんな事を言い出すものでたまらずシェリアはデジャブを感じさせる絶叫を上げ、逃げ出してしまった
「シ、シェリアッ?!」
「食うのはともかく……このへんの魔物を倒してたら、なんかわかるかもしれないよな……」
「そういえば、ラティア、さっきは良くシェリアが危ないって分かったね?」
「パスカルが先程言っていた様に原素が濃くなってたので……
後……アスベルが前の階層で助けてくれたので知っていた、といいますか」
「アスベル、やるね」
「いや、ラティアが危ないと思ったら、つい……」
「君達二人はつい、が多いね」
似た者同士で波長が合うのかな、と穏やかに微笑むリチャードの言葉にアスベルとラティアはこれまたタイミングを合わせた様に赤くなった顔をそれぞれの癖で隠した
「結晶の如き鋭敏を持ちて、邪を屠らん!トリニティスパーク!」
「旋狼牙!」
「聖なる槍よ、十二の証と共に貫け!ホーリーランス!」
「さよならだ!」
「他に敵はいないみたい」
「ここの原素もささっと中和して、先を急ご~」
道中に立ち塞がるゴーレムから抽出された液体でフロアの原素を正常に戻し、ラティア達は更に深みへと潜っていく
ラティア達がここまで来るまでは立ち入る者がいなかったのだろう、階層間を移動する足場は狭く、それに加えて脆くなっていた
「これだけの大勢で乗ると足場が不安ですね……」
「時間はかかるが、一組ずつ降りていった方が懸命だろうな」
「うん、その方がいいと思うよ」
技師であるパスカルにも賛同を得て、一度パーティを解散し、下の階層で待ち受ける事に