Memoria:57 追憶は押し寄せる波の様に
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
二人の反応は決して可笑しなものではない、寧ろあれが正常の反応だとマリクは許容する
ラムダの力を用いても星の核という巨大なエネルギー体から原素を吸収するのは危険なのに変わりないのだから
「あたしは信じてたよ~」
「あなたの場合、信じていたと言うより楽観視していたと言った方が正しいんじゃありませんか」
「あはは、そうとも言うかな」
嫌味にも取れる言葉を笑い飛ばすパスカルだが、この作戦を立案した彼女も最初は戸惑いと後悔の念を持っていた
けれどそれを自分が立案したのだからと皆を不安にさせない様に持ち直した…かどうかはパスカル自身が飄々とした掴めない性格な為に真偽は分からない
「でも結果的にはそのパスカルさんの楽観視は間違っていなかったね」
「私たちは事態を深刻に捕らえすぎてしまっていたんですね、もっと柔軟に対応していかなきゃいけなかったのに……」
「ええ……それに今はぼくもラムダのこと、信じられる」
「私も」
「オレも、だな」
「あたしもあたしも~!」
「私もラムダを信じて、一緒に星の核の問題を解決したいと思います」
「………………」
あれ程までにラムダを信じれずにアスベルを止めようとした仲間が今は背中を押してくれている…それを良かったね、と祝福するかの様にリチャードは彼へ視線を送る
リチャードの視線の先にいるアスベルはというと…
「ラムダ、よかったな。みんながお前のこと信じてくれるって……」
皆からの信頼を受けたアスベルは自分の事の様に喜び、感動の余りに涙まで浮かべる始末、何とも彼らしい反応だ
「よかったね、アスベル」
アスベルの願い…ラムダを皆に信じてもらう事が出来たのを祝福しながら、ソフィが彼の頭を優しく撫でる
これではどちらが親か分からない構図だが何とも微笑ましく、ここが星の核だと忘れる程に緊張感が解れて行く
「アスベル……いつの間にかソフィのお父さんだけでなく、ラムダのお父さんの様になってしまって……ふふ」
「一緒にいる分、共感する事が多いんじゃないかな」
二人の様子を親友と恋人もまた、のほほんと微笑ましそうに見守っていた
アスベルが落ち着いた所で先の道で見つけた、今までのものとは明らかに様相が異なるリフトに乗ると風景は機械的なものから一変
一瞬外に出てしまったのかと錯覚する程にそこは緑豊かな大地が広がっていた、かつてのフォドラにもこんな場所があったのかもしれない
「風が吹いてくる」
どこからともなく吹き抜ける風をソフィは全身で受け止める
「……気持ちいい」
「ここもガルディアシャフトの一部……なんですよね?不思議……」
「だいぶ雰囲気も変わったね」
「人が作った空間とは思えないな」
人が作ったものならば、どこかしらに人工的なものは残ってしまうものだがここにはそれが見受けられない
敢えて上げるなら上層部から降下する為の装置がそれか、けれどそれも永らく使われていなかった為に自然の一部と変化している
「うん、もう半分以上は自然にできたって感じだね」
次に向かうべき場所を探そうと辺りを見回すアスベルの背後から草を分ける音が静寂を切り裂く
振り向いた先では3体の魔物がここに現れた異物であるラティア達を見つめていた為、アスベルはすかさず臨戦態勢を取る
「みんな、気をつけろ!」
その時――3体の魔物の背後から光を破り、こちらがここへ来てから警戒していた彼女がとうとう姿を現した
「リトルクイーン……!」
「フォドラを侵すヒトよ。フォドラのもとへは行かせません」
リトルクイーンとラティア達の間に通う闘志が最高地点へ到達したのを知ったのか、彼女と共に現れた魔物はリトルクイーンを守る様にラティア達の前に立ちはだかる
「くっ、邪魔を…!」
「意思に答え具現せよ…!光よ…!」
耐久力が高い魔物を退かせる事が出来ないでいると、背後に控えたリトルクイーンの声に周囲に舞う原素がラティア達へ一斉に牙を向く
どうやら、今回目の前に現れたリトルクイーンは前回戦った彼女とは違い、後衛派の様でそれは魔物の方も同じであった
「魔物をどうにかしないと手が出せない…!」
「先ずは魔物撃破を優先致しましょう!」
「ほいさ~!そういう事なら……渦巻くは紺青の誘い!メイルシュトローム!」
「焔、其は魂を看取る幽玄の炎! 葬炎、ファントムフレア!」
リトルクイーンだけでなく、彼女の壁となる魔物にも地属性の輝術の心得がある様で彼女が術を放ったと同時にそちらの術が発動するのも稀ではない
先に魔物を倒してしまえば、後はリトルクイーンのみ…それまでの道程は長いものの、現状それしかないとパスカルとマリクが動いたのだった
ラムダの力を用いても星の核という巨大なエネルギー体から原素を吸収するのは危険なのに変わりないのだから
「あたしは信じてたよ~」
「あなたの場合、信じていたと言うより楽観視していたと言った方が正しいんじゃありませんか」
「あはは、そうとも言うかな」
嫌味にも取れる言葉を笑い飛ばすパスカルだが、この作戦を立案した彼女も最初は戸惑いと後悔の念を持っていた
けれどそれを自分が立案したのだからと皆を不安にさせない様に持ち直した…かどうかはパスカル自身が飄々とした掴めない性格な為に真偽は分からない
「でも結果的にはそのパスカルさんの楽観視は間違っていなかったね」
「私たちは事態を深刻に捕らえすぎてしまっていたんですね、もっと柔軟に対応していかなきゃいけなかったのに……」
「ええ……それに今はぼくもラムダのこと、信じられる」
「私も」
「オレも、だな」
「あたしもあたしも~!」
「私もラムダを信じて、一緒に星の核の問題を解決したいと思います」
「………………」
あれ程までにラムダを信じれずにアスベルを止めようとした仲間が今は背中を押してくれている…それを良かったね、と祝福するかの様にリチャードは彼へ視線を送る
リチャードの視線の先にいるアスベルはというと…
「ラムダ、よかったな。みんながお前のこと信じてくれるって……」
皆からの信頼を受けたアスベルは自分の事の様に喜び、感動の余りに涙まで浮かべる始末、何とも彼らしい反応だ
「よかったね、アスベル」
アスベルの願い…ラムダを皆に信じてもらう事が出来たのを祝福しながら、ソフィが彼の頭を優しく撫でる
これではどちらが親か分からない構図だが何とも微笑ましく、ここが星の核だと忘れる程に緊張感が解れて行く
「アスベル……いつの間にかソフィのお父さんだけでなく、ラムダのお父さんの様になってしまって……ふふ」
「一緒にいる分、共感する事が多いんじゃないかな」
二人の様子を親友と恋人もまた、のほほんと微笑ましそうに見守っていた
アスベルが落ち着いた所で先の道で見つけた、今までのものとは明らかに様相が異なるリフトに乗ると風景は機械的なものから一変
一瞬外に出てしまったのかと錯覚する程にそこは緑豊かな大地が広がっていた、かつてのフォドラにもこんな場所があったのかもしれない
「風が吹いてくる」
どこからともなく吹き抜ける風をソフィは全身で受け止める
「……気持ちいい」
「ここもガルディアシャフトの一部……なんですよね?不思議……」
「だいぶ雰囲気も変わったね」
「人が作った空間とは思えないな」
人が作ったものならば、どこかしらに人工的なものは残ってしまうものだがここにはそれが見受けられない
敢えて上げるなら上層部から降下する為の装置がそれか、けれどそれも永らく使われていなかった為に自然の一部と変化している
「うん、もう半分以上は自然にできたって感じだね」
次に向かうべき場所を探そうと辺りを見回すアスベルの背後から草を分ける音が静寂を切り裂く
振り向いた先では3体の魔物がここに現れた異物であるラティア達を見つめていた為、アスベルはすかさず臨戦態勢を取る
「みんな、気をつけろ!」
その時――3体の魔物の背後から光を破り、こちらがここへ来てから警戒していた彼女がとうとう姿を現した
「リトルクイーン……!」
「フォドラを侵すヒトよ。フォドラのもとへは行かせません」
リトルクイーンとラティア達の間に通う闘志が最高地点へ到達したのを知ったのか、彼女と共に現れた魔物はリトルクイーンを守る様にラティア達の前に立ちはだかる
「くっ、邪魔を…!」
「意思に答え具現せよ…!光よ…!」
耐久力が高い魔物を退かせる事が出来ないでいると、背後に控えたリトルクイーンの声に周囲に舞う原素がラティア達へ一斉に牙を向く
どうやら、今回目の前に現れたリトルクイーンは前回戦った彼女とは違い、後衛派の様でそれは魔物の方も同じであった
「魔物をどうにかしないと手が出せない…!」
「先ずは魔物撃破を優先致しましょう!」
「ほいさ~!そういう事なら……渦巻くは紺青の誘い!メイルシュトローム!」
「焔、其は魂を看取る幽玄の炎! 葬炎、ファントムフレア!」
リトルクイーンだけでなく、彼女の壁となる魔物にも地属性の輝術の心得がある様で彼女が術を放ったと同時にそちらの術が発動するのも稀ではない
先に魔物を倒してしまえば、後はリトルクイーンのみ…それまでの道程は長いものの、現状それしかないとパスカルとマリクが動いたのだった