Memoria:57 追憶は押し寄せる波の様に
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疲労を今日に残す事なく、最終決戦に必要なエネルギーを充分に取り戻したラティア達を乗せたシャトルはテロスアステュを旅立つ
パスカルの手によって登録された座標へシャトルが到着する、そこは以前にエフィネアでラムダがあの島で開いた星の核へ続く道――ガルディアシャフトだった
「ここがフォドラのガルディアシャフトか」
「今は見る影もないな」
エフィネアのガルディアシャフトが完全な形を保っていた故にその破損が大きく目についてしまう
ここも例に漏れず、フォドラの崩壊に巻き込まれてしまった為だろう
「原素に侵蝕されて、ボロボロになったんだね~」
「この様子ですと、核までの道が残っているのかも怪しいものですね
果たして無事にたどり着けるか……」
「ああ。またリトルクイーンが大群でオレたちの邪魔をしてくるだろうしな」
肝心の星の核にまで繋がる道が通っているかどうか、そしてそこに辿り着くまでに何度リトルクイーンと交戦する事になるのか
突きつけられた事実は大きな不安となり、ラティア達の行く手を遮ろうとしていた
「それでも行かないと」
誰よりもリトルクイーンとの接触で心を揺さぶられ続けたソフィがラティア達の不安を突き破る様にそう切り出した
俯く事で隠していた瞳で目の前に続く長い通路を定め、一歩踏み出した所で振り向いた、あれ程まであった迷いを微塵に感じさせない、本来の彼女の強さが姿を現す
「あの子たちもきっとわたしと同じような気持ちなんだと思うの
大切なものを守りたいから、わたしたちと戦おうとして……けどちゃんと話せば、わたしたちが敵じゃないってわかってくれる」
ソフィにとってはラティア達とこの先に紡がれる未来がそうである様に、リトルクイーンにとってはそれがこの星、そしてその上に育まれる生命達
それらを愛おしみ、守ろうと思う心があるからこそ、リトルクイーンは自分達へ矛先へ向けるのだ、そう彼女にだって心はある
「それにあの子たちはあんなにたくさんいるのに、ひとりぼっちの顔をしてるの
その理由が知りたい……だから、行かないと」
そっと胸に宿る気持ちに触れてみる、そこにはもうリトルクイーンに対する畏怖は存在していなかった
今、新しく生まれ出した想いは彼女を理解したい、その寂しさの理由を知りたいという歩み寄りだった
「ソフィの言う通りだ」
「行こう、みんな」
ソフィにより、不安を払拭したラティア達も彼女に遅れを取らない様にと一歩を踏み出した
そう、これまでに不安のない戦いはなかった、いつだって不安と直面しながらも皆で何とかして来たのだ、だからきっと今度も大丈夫な筈だ
「ソフィならきっと、リトルクイーンの抱いている寂しさも理解できるはずですね」
「うん。あの子たちはわたしと同じだから……分かってあげたいの」
「大丈夫、ソフィなら出来る。私が保証するわ」
「ありがとう、ラティア」
昨夜にアスベルとの会話を打ち明けてくれ、そして今もこうしてリトルクイーンへ歩み寄ろうとしているソフィの心の成長を支える様に微笑むラティアへソフィもまた微笑み返した
自分もまたリトルクイーンを言葉が届かない敵としてでなく、理解を求める為に声をかけ続けよう、ソフィがそう願う様に
「この先にフォドラの核があるんだね」
「フォドラの核ってやっぱりエフィネアの星の核と同じものなのか」
「そうだね、そのオリジナルってとこかな」
「確か……元々エフィネアの星の核はフォドラから移されたもの、なんですよね」
「お!良く覚えてたね~。いい子なラティアにはなでなで~」
「きゃっ!」
うろ覚えで自信なさげに呟いた言葉はどうやら正解だったらしく、パスカルはラティアへと引っ付き、その頭を小さな子供にする様に撫で始めた
もうそんなに子供ではないのに、と思うもののパスカルにとってはラティアは年下、こんな扱いになるのも仕方ないかもしれない
けれど決して悪い気はしない為にされるがままになっているラティアへスキンシップを続けるパスカルへ翡翠色と紫苑色の視線が注がれていたり
「星の核か……………」
ふと過去の苦い経験がアスベルの頭の中でリフレインする、星の核でラムダに操られていたとはいえ、リチャードと戦う事を避け切れなかった、あの記憶
それをリチャードが思い返したのは同じタイミングだった、清算仕切れない罪を抱えた過去は後悔として責め続ける
「……君たちと戦ったのも……あそこだった……あの時は本当に迷惑をかけた……」
「もう終わったことだ、今更そんなこと言わなくてもいい」
「はい。こうしてリチャードさんが無事ならそれで……」
「そうですね……ただ、ひとつだけ陛下には確認させてほしいことがあるんです」
「何かな?」
真剣な表情を浮かべるヒューバートにリチャードが向き合う事で場の雰囲気が弦が張る様に引き締まり、緊張に喉が鳴る
一体、ヒューバートは何を聞くつもりなのか、そんな表情を浮かべる様な話とは一体どんな深刻な…
パスカルの手によって登録された座標へシャトルが到着する、そこは以前にエフィネアでラムダがあの島で開いた星の核へ続く道――ガルディアシャフトだった
「ここがフォドラのガルディアシャフトか」
「今は見る影もないな」
エフィネアのガルディアシャフトが完全な形を保っていた故にその破損が大きく目についてしまう
ここも例に漏れず、フォドラの崩壊に巻き込まれてしまった為だろう
「原素に侵蝕されて、ボロボロになったんだね~」
「この様子ですと、核までの道が残っているのかも怪しいものですね
果たして無事にたどり着けるか……」
「ああ。またリトルクイーンが大群でオレたちの邪魔をしてくるだろうしな」
肝心の星の核にまで繋がる道が通っているかどうか、そしてそこに辿り着くまでに何度リトルクイーンと交戦する事になるのか
突きつけられた事実は大きな不安となり、ラティア達の行く手を遮ろうとしていた
「それでも行かないと」
誰よりもリトルクイーンとの接触で心を揺さぶられ続けたソフィがラティア達の不安を突き破る様にそう切り出した
俯く事で隠していた瞳で目の前に続く長い通路を定め、一歩踏み出した所で振り向いた、あれ程まであった迷いを微塵に感じさせない、本来の彼女の強さが姿を現す
「あの子たちもきっとわたしと同じような気持ちなんだと思うの
大切なものを守りたいから、わたしたちと戦おうとして……けどちゃんと話せば、わたしたちが敵じゃないってわかってくれる」
ソフィにとってはラティア達とこの先に紡がれる未来がそうである様に、リトルクイーンにとってはそれがこの星、そしてその上に育まれる生命達
それらを愛おしみ、守ろうと思う心があるからこそ、リトルクイーンは自分達へ矛先へ向けるのだ、そう彼女にだって心はある
「それにあの子たちはあんなにたくさんいるのに、ひとりぼっちの顔をしてるの
その理由が知りたい……だから、行かないと」
そっと胸に宿る気持ちに触れてみる、そこにはもうリトルクイーンに対する畏怖は存在していなかった
今、新しく生まれ出した想いは彼女を理解したい、その寂しさの理由を知りたいという歩み寄りだった
「ソフィの言う通りだ」
「行こう、みんな」
ソフィにより、不安を払拭したラティア達も彼女に遅れを取らない様にと一歩を踏み出した
そう、これまでに不安のない戦いはなかった、いつだって不安と直面しながらも皆で何とかして来たのだ、だからきっと今度も大丈夫な筈だ
「ソフィならきっと、リトルクイーンの抱いている寂しさも理解できるはずですね」
「うん。あの子たちはわたしと同じだから……分かってあげたいの」
「大丈夫、ソフィなら出来る。私が保証するわ」
「ありがとう、ラティア」
昨夜にアスベルとの会話を打ち明けてくれ、そして今もこうしてリトルクイーンへ歩み寄ろうとしているソフィの心の成長を支える様に微笑むラティアへソフィもまた微笑み返した
自分もまたリトルクイーンを言葉が届かない敵としてでなく、理解を求める為に声をかけ続けよう、ソフィがそう願う様に
「この先にフォドラの核があるんだね」
「フォドラの核ってやっぱりエフィネアの星の核と同じものなのか」
「そうだね、そのオリジナルってとこかな」
「確か……元々エフィネアの星の核はフォドラから移されたもの、なんですよね」
「お!良く覚えてたね~。いい子なラティアにはなでなで~」
「きゃっ!」
うろ覚えで自信なさげに呟いた言葉はどうやら正解だったらしく、パスカルはラティアへと引っ付き、その頭を小さな子供にする様に撫で始めた
もうそんなに子供ではないのに、と思うもののパスカルにとってはラティアは年下、こんな扱いになるのも仕方ないかもしれない
けれど決して悪い気はしない為にされるがままになっているラティアへスキンシップを続けるパスカルへ翡翠色と紫苑色の視線が注がれていたり
「星の核か……………」
ふと過去の苦い経験がアスベルの頭の中でリフレインする、星の核でラムダに操られていたとはいえ、リチャードと戦う事を避け切れなかった、あの記憶
それをリチャードが思い返したのは同じタイミングだった、清算仕切れない罪を抱えた過去は後悔として責め続ける
「……君たちと戦ったのも……あそこだった……あの時は本当に迷惑をかけた……」
「もう終わったことだ、今更そんなこと言わなくてもいい」
「はい。こうしてリチャードさんが無事ならそれで……」
「そうですね……ただ、ひとつだけ陛下には確認させてほしいことがあるんです」
「何かな?」
真剣な表情を浮かべるヒューバートにリチャードが向き合う事で場の雰囲気が弦が張る様に引き締まり、緊張に喉が鳴る
一体、ヒューバートは何を聞くつもりなのか、そんな表情を浮かべる様な話とは一体どんな深刻な…