Memoria:54 籠の鳥が知ってしまった果てない空
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ラティアに続き、エフィネアの星の核でラムダに見舞ったアスベルの奥義が無防備に凍てついた時の中に置き去りにされたリトルクイーンの体を切り裂く
時間は解凍されたものの、流れはこちらにありと見たマリクもその内に宿す力を解放しリトルクイーンへと逃げる事も許さぬ近接技舞攻撃を繰り出す
「出でよ凶刃!散りゆく闇!守破離!驚天動地!」
「ハイスペル!漆黒の闇!シェイドインペリアル!」
「はぁっ!巻き込む!飛燕…流舞!
汝が咎を分かつ境界を示さん!デルタレイ!」
前半のあれは何だったのかと疑う程の快進撃がリトルクイーンの勢力を確実に撃ち破り、勝利も目に見えてきた
こちらの体力の消耗も目に見えて激しいが残るは1体、これ以上、新たなリトルクイーンが現れる前にとラムダの力を発動したソフィが勝負に出た
「連撃!霊子、障断!砕け散れっ!
解放します……!勝負を決める!風と共に!駆け抜ける!秘技!シャドウ・モーメント!」
「愚かな、ことを…っ」
最後の一体を倒し切り、また新たなリトルクイーンが生成される様子も見られない
やっと終わったのだ、そう自分達の勝利に対する手応えをラティア達が感じたのと目の前に新たな光が灯ったのは同時だった
「だめだ、きりがない……!」
今までの戦いも彼女達にとっては戯れにしか過ぎず、最後のあれもこちらをぬか喜びさせるだけのフェイクだったのだと気付いた時の失意は精神的な追い打ちをかけた
延長戦に持ち込まれるも、もうラティア達には一体一体のリトルクイーンを撃退する体力もこの窮地に切り抜けようとする精神力も弱体化し過ぎていた
分散して戦っていた筈のラティア達はいつの間にか、こちらを狭む様に勢力を核大するリトルクイーン達からお互いの背中を守る様に一つに結集してしまっていた
その中心に立ち尽くすソフィへと不意にリトルクイーンは手を差し伸べる、今こそ彼らを見限り、共に来る時なのだと
差し伸べられた手、もしくは脳裏に声が語りかけてきたのかソフィの瞳からは自我というものが消え去り、自失状態でリトルクイーンへ反抗する事を許されない状態に陥る
「そばへ行ってはだめだ、ソフィ!」
体力を根こそぎ削り取られた為に自分達の傍を離れようとするソフィを追いかける事も出来ず、それならばと必死に言葉で彼女の心にアスベルは呼び掛けた
リトルクイーンの元に行ってはもう二度と戻れない、自分自身を見失ってしまう事が分かっているのか、ソフィはその呼び掛けに何とか自分の足を引き止める
「おいでなさい」
ソフィの抱く不安を、恐怖、全てを受け止めんとリトルクイーンは腕を広げる
「わたしが」
『わたしたちが』
背後のリトルクイーン達もまたソフィの心を迎え入れようと腕を広げる
「あなたの孤独を癒してあげます」
人であるラティア達の中にいても、例えアスベルと親子の縁を結んだとしても自分がヒューマノイド、永遠を生きる存在なのだという事実は揺るがない
その際限ない生命から見る遠くない未来で孤独に置かれる運命、それをとても悲しいと、怖い、とリトルクイーンはソフィの心を見透かしていた
「永遠を共にゆきましょう」
自分達は違うのだと、自分達はあなたと永遠を共有出来るのだとリトルクイーンは囁きかける
ソフィが求める救いを授けられるのは自分だけだと、自分自身の元へとソフィを導く
「悲しみのない永遠を……」
「悲しみのない……永遠」
「ソフィ!その手を取っちゃだめ!」
それはラティア達と共に生きる上で避けられない、いずれ来ると恐怖する悲しみを知らずにいられるということ、独りにならずに済むということ――
不安を振り切ったと思ったソフィの心の底に隠れていた救いを求める心がリトルクイーンの言葉へ縋りそうになる、寄り添う者があり続ける永遠へと手を伸ばす
「だめだ、ソフィ!」
何とか動けるまでに体力を回復したアスベルがリトルクイーンとソフィの間へ再び割り込む、これ以上、ソフィをまやかしの言葉で惑わすなと牽制する視線がリトルクイーンへ叩き付けられる
強欲にも永遠を生きる事も出来ない人間が何を言うのかと、自分に歯向かうのかという不愉快な思いからリトルクイーンの眉が鋭さを帯びる
「ヒトよ……」
自分達の元へソフィを連れていく事を邪魔するアスベルへそれ相応の罰を与えようと研究所の時の様にリトルクイーンの腕に原素が収束する
アスベルへとリトルクイーンが攻撃を仕掛けようとする姿は逆にソフィの自我を呼び覚ます切っ掛けとして働きかけた
星の為にも人を消去しようとするリトルクイーンは気付かない、アスベルを消す事はソフィの心を離れさせるという事を
「……待って!」
アスベルを消さないで、と叫ぶソフィの声があっても今のリトルクイーンには響かない、今の彼女は目の前の人間を今度こそ本気で消す事に集中しているからだ
今までとは桁違いの原素がリトルクイーンの総力に応え始めている、先程の戦闘で見た力と比べものにならないものに大気も振動を始める
「まずいぞ!」
「滅びなさい……!」
万全の調子ではないこの状態でそれを受けてしまえば、自分達は間違いなく――けれどアスベルを見捨てては逃げられない
目の前にまで迫った破滅から逃げると判断するには、遅すぎてしまった
時間は解凍されたものの、流れはこちらにありと見たマリクもその内に宿す力を解放しリトルクイーンへと逃げる事も許さぬ近接技舞攻撃を繰り出す
「出でよ凶刃!散りゆく闇!守破離!驚天動地!」
「ハイスペル!漆黒の闇!シェイドインペリアル!」
「はぁっ!巻き込む!飛燕…流舞!
汝が咎を分かつ境界を示さん!デルタレイ!」
前半のあれは何だったのかと疑う程の快進撃がリトルクイーンの勢力を確実に撃ち破り、勝利も目に見えてきた
こちらの体力の消耗も目に見えて激しいが残るは1体、これ以上、新たなリトルクイーンが現れる前にとラムダの力を発動したソフィが勝負に出た
「連撃!霊子、障断!砕け散れっ!
解放します……!勝負を決める!風と共に!駆け抜ける!秘技!シャドウ・モーメント!」
「愚かな、ことを…っ」
最後の一体を倒し切り、また新たなリトルクイーンが生成される様子も見られない
やっと終わったのだ、そう自分達の勝利に対する手応えをラティア達が感じたのと目の前に新たな光が灯ったのは同時だった
「だめだ、きりがない……!」
今までの戦いも彼女達にとっては戯れにしか過ぎず、最後のあれもこちらをぬか喜びさせるだけのフェイクだったのだと気付いた時の失意は精神的な追い打ちをかけた
延長戦に持ち込まれるも、もうラティア達には一体一体のリトルクイーンを撃退する体力もこの窮地に切り抜けようとする精神力も弱体化し過ぎていた
分散して戦っていた筈のラティア達はいつの間にか、こちらを狭む様に勢力を核大するリトルクイーン達からお互いの背中を守る様に一つに結集してしまっていた
その中心に立ち尽くすソフィへと不意にリトルクイーンは手を差し伸べる、今こそ彼らを見限り、共に来る時なのだと
差し伸べられた手、もしくは脳裏に声が語りかけてきたのかソフィの瞳からは自我というものが消え去り、自失状態でリトルクイーンへ反抗する事を許されない状態に陥る
「そばへ行ってはだめだ、ソフィ!」
体力を根こそぎ削り取られた為に自分達の傍を離れようとするソフィを追いかける事も出来ず、それならばと必死に言葉で彼女の心にアスベルは呼び掛けた
リトルクイーンの元に行ってはもう二度と戻れない、自分自身を見失ってしまう事が分かっているのか、ソフィはその呼び掛けに何とか自分の足を引き止める
「おいでなさい」
ソフィの抱く不安を、恐怖、全てを受け止めんとリトルクイーンは腕を広げる
「わたしが」
『わたしたちが』
背後のリトルクイーン達もまたソフィの心を迎え入れようと腕を広げる
「あなたの孤独を癒してあげます」
人であるラティア達の中にいても、例えアスベルと親子の縁を結んだとしても自分がヒューマノイド、永遠を生きる存在なのだという事実は揺るがない
その際限ない生命から見る遠くない未来で孤独に置かれる運命、それをとても悲しいと、怖い、とリトルクイーンはソフィの心を見透かしていた
「永遠を共にゆきましょう」
自分達は違うのだと、自分達はあなたと永遠を共有出来るのだとリトルクイーンは囁きかける
ソフィが求める救いを授けられるのは自分だけだと、自分自身の元へとソフィを導く
「悲しみのない永遠を……」
「悲しみのない……永遠」
「ソフィ!その手を取っちゃだめ!」
それはラティア達と共に生きる上で避けられない、いずれ来ると恐怖する悲しみを知らずにいられるということ、独りにならずに済むということ――
不安を振り切ったと思ったソフィの心の底に隠れていた救いを求める心がリトルクイーンの言葉へ縋りそうになる、寄り添う者があり続ける永遠へと手を伸ばす
「だめだ、ソフィ!」
何とか動けるまでに体力を回復したアスベルがリトルクイーンとソフィの間へ再び割り込む、これ以上、ソフィをまやかしの言葉で惑わすなと牽制する視線がリトルクイーンへ叩き付けられる
強欲にも永遠を生きる事も出来ない人間が何を言うのかと、自分に歯向かうのかという不愉快な思いからリトルクイーンの眉が鋭さを帯びる
「ヒトよ……」
自分達の元へソフィを連れていく事を邪魔するアスベルへそれ相応の罰を与えようと研究所の時の様にリトルクイーンの腕に原素が収束する
アスベルへとリトルクイーンが攻撃を仕掛けようとする姿は逆にソフィの自我を呼び覚ます切っ掛けとして働きかけた
星の為にも人を消去しようとするリトルクイーンは気付かない、アスベルを消す事はソフィの心を離れさせるという事を
「……待って!」
アスベルを消さないで、と叫ぶソフィの声があっても今のリトルクイーンには響かない、今の彼女は目の前の人間を今度こそ本気で消す事に集中しているからだ
今までとは桁違いの原素がリトルクイーンの総力に応え始めている、先程の戦闘で見た力と比べものにならないものに大気も振動を始める
「まずいぞ!」
「滅びなさい……!」
万全の調子ではないこの状態でそれを受けてしまえば、自分達は間違いなく――けれどアスベルを見捨てては逃げられない
目の前にまで迫った破滅から逃げると判断するには、遅すぎてしまった