Memoria:52 鏡の中のアフィニティ
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ラティアの舞刀技と星錬術、そしてマリクの攻撃術が相まって魔物を今度こそ、その場に鎮める事に成功した様だ
溶ける様に原素へ還った魔物に苦戦したラティア達は乱れた呼吸を誰もが吐いていた、どうやら次に魔物は控えている様子もない
「やったのか!?」
「今のは何?」
「フォドラの核に何かが起こっているのは間違いなさそうだけど」
「その何かを知らないといけないんですよね……でもこれじゃあ……」
眼下には無惨にも破壊された装置、それはラティア達のフォドラの核に異常が来している、という仮説を裏付けるものであった
同時にその異常の根源が記されていた可能性があった唯一の手がかりだったのだが、唐突のアクシデントに巻き込まれ、これ以上の追求は不可能の様だ
「装置が壊れてしまっては調べようがありませんね」
「パスカル、だめなの?」
「う~ん。あ、そだ!」
他ならぬソフィに応えたいものの、装置がこれではと困った様に頭を掻いていたパスカルだったがそこは研究者、彼女の頭に電灯としてアイディアが灯る
無惨に壊れた装置を復元する事は出来ないが、他のものからその情報を取り出す事は可能だと仲間が瞳を瞬かせる中でパスカルはもの言わぬ彼ら、ヒューマノイドからあるものを探り出す
「そのヒューマノイドがどうかしたんですか?」
「機能は停止しても当時の視覚情報が残ってるんじゃないかな~?」
どうやらその視覚情報が残っているものが今、彼女が手にする細長い板状の部品の様だ、彼らの口から情報は聞けないが記憶ならば情報は取り出せる筈
操作装置へと望みを託した部品を組み込み、再生の準備に取りかかるパスカルの背後にラティア達も集まり、無事に再生される時を待つ
――そうしてフォドラの核に異変が起きた当時の様子がヒューマノイド視線で語られ始めた
『《リトルクイーン》のサンプル、ありがとうございます』
『それが本当に対ラムダへの切り札になるのかね?』
聞き慣れた声を追う様にヒューマノイドの視線が下の方へと下ろされる、そこには車椅子に乗ったエメロードが研究員と会話を交わしていた
彼女等が立つ背後に備え付けられた、現在では破壊された機構の中で再生される星の核の中に何かの存在が小さくも確認出来た
『はい。これでプロトス1は完成しますわ』
『だが焦りは禁物だぞ、エメロード君。我々は未だに《リトルクイーン》の存在を掴みかねているのだ』
『このまま、ラムダの生み出した魔物に滅ぼされるのを所長はお望みなのですか?』
どうやらこの記録が残されたのはソフィが誕生する前の時代らしい
会話を交わす二人が見上げる機構、星の核の中では膝を抱えた女性を瞳を閉じている、その女性は何度もソフィへと語りかけ、不安を燻らせてきた存在に相違なかった
『誰が滅びなど望むものか、だからこうして君を呼び出したのではないか』
『そのご決断には感謝しております』
『……《リトルクイーン》の事、他言は無用だぞ』
『承知しております、皆の不安を煽るような事を私がするはずがございません』
場を立ち去っていくエメロードの後ろ姿を見つめていた研究員は機構へと歩み寄り、その中の女性を見上げる
未だに女性が目覚める気配はない、否このまま眠っていて欲しいと、この存在を創り出した星の意志がどうしても見えない状況で願ってしまう
『フォドラよ、お前の望みはなんだ?』
その問いかけに呼応した様に緩やかに女性の瞳が開かれていく
――それは破壊の前触れ、崩壊の時が来たと告げるかの様に静かに
「今のはどういう……」
「エメロードさんもいましたね」
星の核の様子だけでなく、当時の様々な状況が視覚情報と与えられ、その情報を纏める為にラティア達はそれぞれに意見を交わす
「ソフィが生まれる前の話だったみたいだね」
「《リトルクイーン》というのは核の中にいた女の子の事かしら?」
「おそらくは間違いないだろう」
「彼女は何者だ?それに……」
視線をソフィに向けるリチャードの言わんとする事は理解出来た、《リトルクイーン》と呼ばれた、最後に映像が途切れる瞬間に目覚めた女性とソフィは良く似ていたのだ、初めて会った頃の彼女に
確か映像内ではエメロードが《リトルクイーン》のサンプルを得れば、ソフィは完成すると言っていたのでその影響が出ているのだろうか
「一体どういう事なの?よくわからないんだけど」
「《リトルクイーン》のデータでプロトス1は完成する、とも言っていたな」
「ソフィの誕生にあの女の子が関わっていた、ということですか?」
「プロトス1……わたしの、昔の名前……」
かつての名前と同時に思い出されるのはラムダと共に消える運命、過去
消え去る事のない、永遠の命を強要されるヒューマノイドだという証にソフィは憂う、名前という繋がりを得ても尚、永遠という時間への不安は完全に消えはしない
星の核と《リトルクイーン》、そしてソフィがどういう意図で繋がっているか見えずに難航しているラティア達を再び強大な振動が襲いかかった
溶ける様に原素へ還った魔物に苦戦したラティア達は乱れた呼吸を誰もが吐いていた、どうやら次に魔物は控えている様子もない
「やったのか!?」
「今のは何?」
「フォドラの核に何かが起こっているのは間違いなさそうだけど」
「その何かを知らないといけないんですよね……でもこれじゃあ……」
眼下には無惨にも破壊された装置、それはラティア達のフォドラの核に異常が来している、という仮説を裏付けるものであった
同時にその異常の根源が記されていた可能性があった唯一の手がかりだったのだが、唐突のアクシデントに巻き込まれ、これ以上の追求は不可能の様だ
「装置が壊れてしまっては調べようがありませんね」
「パスカル、だめなの?」
「う~ん。あ、そだ!」
他ならぬソフィに応えたいものの、装置がこれではと困った様に頭を掻いていたパスカルだったがそこは研究者、彼女の頭に電灯としてアイディアが灯る
無惨に壊れた装置を復元する事は出来ないが、他のものからその情報を取り出す事は可能だと仲間が瞳を瞬かせる中でパスカルはもの言わぬ彼ら、ヒューマノイドからあるものを探り出す
「そのヒューマノイドがどうかしたんですか?」
「機能は停止しても当時の視覚情報が残ってるんじゃないかな~?」
どうやらその視覚情報が残っているものが今、彼女が手にする細長い板状の部品の様だ、彼らの口から情報は聞けないが記憶ならば情報は取り出せる筈
操作装置へと望みを託した部品を組み込み、再生の準備に取りかかるパスカルの背後にラティア達も集まり、無事に再生される時を待つ
――そうしてフォドラの核に異変が起きた当時の様子がヒューマノイド視線で語られ始めた
『《リトルクイーン》のサンプル、ありがとうございます』
『それが本当に対ラムダへの切り札になるのかね?』
聞き慣れた声を追う様にヒューマノイドの視線が下の方へと下ろされる、そこには車椅子に乗ったエメロードが研究員と会話を交わしていた
彼女等が立つ背後に備え付けられた、現在では破壊された機構の中で再生される星の核の中に何かの存在が小さくも確認出来た
『はい。これでプロトス1は完成しますわ』
『だが焦りは禁物だぞ、エメロード君。我々は未だに《リトルクイーン》の存在を掴みかねているのだ』
『このまま、ラムダの生み出した魔物に滅ぼされるのを所長はお望みなのですか?』
どうやらこの記録が残されたのはソフィが誕生する前の時代らしい
会話を交わす二人が見上げる機構、星の核の中では膝を抱えた女性を瞳を閉じている、その女性は何度もソフィへと語りかけ、不安を燻らせてきた存在に相違なかった
『誰が滅びなど望むものか、だからこうして君を呼び出したのではないか』
『そのご決断には感謝しております』
『……《リトルクイーン》の事、他言は無用だぞ』
『承知しております、皆の不安を煽るような事を私がするはずがございません』
場を立ち去っていくエメロードの後ろ姿を見つめていた研究員は機構へと歩み寄り、その中の女性を見上げる
未だに女性が目覚める気配はない、否このまま眠っていて欲しいと、この存在を創り出した星の意志がどうしても見えない状況で願ってしまう
『フォドラよ、お前の望みはなんだ?』
その問いかけに呼応した様に緩やかに女性の瞳が開かれていく
――それは破壊の前触れ、崩壊の時が来たと告げるかの様に静かに
「今のはどういう……」
「エメロードさんもいましたね」
星の核の様子だけでなく、当時の様々な状況が視覚情報と与えられ、その情報を纏める為にラティア達はそれぞれに意見を交わす
「ソフィが生まれる前の話だったみたいだね」
「《リトルクイーン》というのは核の中にいた女の子の事かしら?」
「おそらくは間違いないだろう」
「彼女は何者だ?それに……」
視線をソフィに向けるリチャードの言わんとする事は理解出来た、《リトルクイーン》と呼ばれた、最後に映像が途切れる瞬間に目覚めた女性とソフィは良く似ていたのだ、初めて会った頃の彼女に
確か映像内ではエメロードが《リトルクイーン》のサンプルを得れば、ソフィは完成すると言っていたのでその影響が出ているのだろうか
「一体どういう事なの?よくわからないんだけど」
「《リトルクイーン》のデータでプロトス1は完成する、とも言っていたな」
「ソフィの誕生にあの女の子が関わっていた、ということですか?」
「プロトス1……わたしの、昔の名前……」
かつての名前と同時に思い出されるのはラムダと共に消える運命、過去
消え去る事のない、永遠の命を強要されるヒューマノイドだという証にソフィは憂う、名前という繋がりを得ても尚、永遠という時間への不安は完全に消えはしない
星の核と《リトルクイーン》、そしてソフィがどういう意図で繋がっているか見えずに難航しているラティア達を再び強大な振動が襲いかかった