Memoria:48 有限は永遠をうたえない
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今回の戦闘ではいつも後ろと治癒を任せていたシェリアはいない、自分がその役を任されたのだ、何としても遅れを取らない様にしなければ…ラティアの気がいつにも増して引き締まる
緊張に思わず肩を張ってしまう彼女にかけられたリチャードの心配りと微笑は幾分か余分な気を削ぐ手伝いをしてくれた様だった
「スカーレット!掃射!見切れはしまい!クロスミラージュ!」
「雷よ!月夜に沈め!そこを動くな!悪しきは、滅せよ!」
更なる追撃をこなそうとする前衛へと今の攻撃から逃れた魔物の腕が連打を振るう
「甘く見られたものですねっ!」
「呪縛、其は絡みつく執念、バインドゴースト!」
岩乗な拳を己の武器で受け流したヒューバートの腕に微かな傷が与えられ、それを見たラティアはマリクの攻撃術で魔物が足止めを食っている間に詠唱を素早く完遂させる
「祈りしは快輝の光、今ここに集え!ファーストエイド!ヒューバート!」
「助かります、行くぞ!砂と散れ!空破、絶掌撃!」
「聖なる槍よ、十二の証と共に貫け!ホーリーランス!っ、やるね!」
計13本になる聖槍が魔物を貫いた所で場所を変えようとするリチャード目掛け、光線が放たれ、彼の体は後ろへと突き飛ばされる
ヒューバートの怪我を癒し、ほっとしたのも一瞬、ラティアは息つく暇なく再び詠唱を謳い、星錬術によるフォローを実現する
「リチャードさん!祈りしは癒輝の光、慈愛の抱擁にて救いを見出したまえ!ヒール!」
「焔、其は朽ち果てぬ永劫の脈動、不動なる意思はこの胸に!情炎、ブレイジングハーツ!」
「聖浄なる罪科、穢れし魂を滅し、安息なる光へと誘え…ジャッジメント!」
ラティアの声によって天上に現れた断罪の光は魔物の群れを逃がすまいと降り注ぎ、拘束の名を授かった光のカーテンとなる
降り注ぐ光の柱はアスベル達を祝福するかの様で、その加護を受け、残り一体となった魔物へと光の柱の間を抜け、影が飛び込んだ
「ぼくに続いてくれ!刻む!双月!吼えろ、爆炎のように!」
「旋廻!喰らえ!決まりだ!」
「水影身!まだまだ!…この剣の前に、敵は無い!」
周りにこれ以上の魔物の群れがいない事を確認し、ラティア達が武器を収めた所に先程の兵士達が息を切らしながらも危機に駆けつけてくれたヒューバートへ敬礼し、感謝の意を述べる
「助かりました、少佐」
「残っている兵を集結させて、魔物の進行をここで防いでください」
「承知いたしました」
ヒューバートの命を受け、疲労を諸共しない様子で兵達は新たな魔物の出現に供える為にまだ動ける兵士を招集しにその場を立ち去って行く
先程の魔物は新種とは違った様子だった、ならばこの奥に新種の魔物は行ってしまったのだろうか、急がねばならない状況で怖ず怖ずとあの、とラティアが控えめな声を発した
「少し、お時間をいただいてもよろしいですか?」
「どうかしたんですか、ラティア」
「倒れた方々を処置したいのですが……差し手がましいでしょうか…」
「いえ、お願いします」
許可を得てラティアは倒れた兵士達へと駆け寄り、治癒術を施して行く、この場にシェリアがいたなら、先ずこの行動を起こしていた筈だから自分も見習わねばならないと思ったからだ
仲間だけでなく、周囲の者達にも気を配るラティアの心遣いに彼女の背中を見つめながら男性陣が感嘆を漏らしていた、彼女は本当に献身的だと
「ラティアは本当に良く機転が回るね」
「あれではラントでもぜひ自分にと言う奴が多いのではないか?」
「いえ、それは……」
唐突に言葉を振られたアスベルはラティアと想いが通じ合う仲なのは周知の事実、だがそれを知らない諸国の者達からの彼女を貰い受けたいと名乗り出る者は少なくはない
それを隠していたかったのだが、実の弟であるヒューバートに隠し事は通じないらしい
「兄さんの反応は分かり易いですね、それで領主が勤まっているのか不安になってきますよ」
「負けず劣らず、彼女にもいい話が多い様だね」
「……最近じゃ、母さんもその気で困ったものだよ」
彼女には自分がいると言うのに、それを母 ケリーも薄々は勘づいている様子なのに自分達が打ち明けなければ知らぬ顔をし通すつもりらしく、思わず自分の母に対して苦笑が零れる
やはりラティアとも話し、何とか彼女を説得したのだ、この厄介事が済んだらラティアとの仲を明らかにしようとアスベルは腹に決めたのだった
手短に応急処置だけを兵達へと施したラティアは時間を取らせてすいません、と申し訳なさそうに言うが何、今から急げば十分に大蒼海石へ辿り着ける筈だ
急ぎ足で辿り着いた遺跡の最深部、大蒼海石が隠された一画では新種の魔物が縦横無尽に暴動を起こしていたが、ラティア達の目を引いたのは別の所にあった
緊張に思わず肩を張ってしまう彼女にかけられたリチャードの心配りと微笑は幾分か余分な気を削ぐ手伝いをしてくれた様だった
「スカーレット!掃射!見切れはしまい!クロスミラージュ!」
「雷よ!月夜に沈め!そこを動くな!悪しきは、滅せよ!」
更なる追撃をこなそうとする前衛へと今の攻撃から逃れた魔物の腕が連打を振るう
「甘く見られたものですねっ!」
「呪縛、其は絡みつく執念、バインドゴースト!」
岩乗な拳を己の武器で受け流したヒューバートの腕に微かな傷が与えられ、それを見たラティアはマリクの攻撃術で魔物が足止めを食っている間に詠唱を素早く完遂させる
「祈りしは快輝の光、今ここに集え!ファーストエイド!ヒューバート!」
「助かります、行くぞ!砂と散れ!空破、絶掌撃!」
「聖なる槍よ、十二の証と共に貫け!ホーリーランス!っ、やるね!」
計13本になる聖槍が魔物を貫いた所で場所を変えようとするリチャード目掛け、光線が放たれ、彼の体は後ろへと突き飛ばされる
ヒューバートの怪我を癒し、ほっとしたのも一瞬、ラティアは息つく暇なく再び詠唱を謳い、星錬術によるフォローを実現する
「リチャードさん!祈りしは癒輝の光、慈愛の抱擁にて救いを見出したまえ!ヒール!」
「焔、其は朽ち果てぬ永劫の脈動、不動なる意思はこの胸に!情炎、ブレイジングハーツ!」
「聖浄なる罪科、穢れし魂を滅し、安息なる光へと誘え…ジャッジメント!」
ラティアの声によって天上に現れた断罪の光は魔物の群れを逃がすまいと降り注ぎ、拘束の名を授かった光のカーテンとなる
降り注ぐ光の柱はアスベル達を祝福するかの様で、その加護を受け、残り一体となった魔物へと光の柱の間を抜け、影が飛び込んだ
「ぼくに続いてくれ!刻む!双月!吼えろ、爆炎のように!」
「旋廻!喰らえ!決まりだ!」
「水影身!まだまだ!…この剣の前に、敵は無い!」
周りにこれ以上の魔物の群れがいない事を確認し、ラティア達が武器を収めた所に先程の兵士達が息を切らしながらも危機に駆けつけてくれたヒューバートへ敬礼し、感謝の意を述べる
「助かりました、少佐」
「残っている兵を集結させて、魔物の進行をここで防いでください」
「承知いたしました」
ヒューバートの命を受け、疲労を諸共しない様子で兵達は新たな魔物の出現に供える為にまだ動ける兵士を招集しにその場を立ち去って行く
先程の魔物は新種とは違った様子だった、ならばこの奥に新種の魔物は行ってしまったのだろうか、急がねばならない状況で怖ず怖ずとあの、とラティアが控えめな声を発した
「少し、お時間をいただいてもよろしいですか?」
「どうかしたんですか、ラティア」
「倒れた方々を処置したいのですが……差し手がましいでしょうか…」
「いえ、お願いします」
許可を得てラティアは倒れた兵士達へと駆け寄り、治癒術を施して行く、この場にシェリアがいたなら、先ずこの行動を起こしていた筈だから自分も見習わねばならないと思ったからだ
仲間だけでなく、周囲の者達にも気を配るラティアの心遣いに彼女の背中を見つめながら男性陣が感嘆を漏らしていた、彼女は本当に献身的だと
「ラティアは本当に良く機転が回るね」
「あれではラントでもぜひ自分にと言う奴が多いのではないか?」
「いえ、それは……」
唐突に言葉を振られたアスベルはラティアと想いが通じ合う仲なのは周知の事実、だがそれを知らない諸国の者達からの彼女を貰い受けたいと名乗り出る者は少なくはない
それを隠していたかったのだが、実の弟であるヒューバートに隠し事は通じないらしい
「兄さんの反応は分かり易いですね、それで領主が勤まっているのか不安になってきますよ」
「負けず劣らず、彼女にもいい話が多い様だね」
「……最近じゃ、母さんもその気で困ったものだよ」
彼女には自分がいると言うのに、それを母 ケリーも薄々は勘づいている様子なのに自分達が打ち明けなければ知らぬ顔をし通すつもりらしく、思わず自分の母に対して苦笑が零れる
やはりラティアとも話し、何とか彼女を説得したのだ、この厄介事が済んだらラティアとの仲を明らかにしようとアスベルは腹に決めたのだった
手短に応急処置だけを兵達へと施したラティアは時間を取らせてすいません、と申し訳なさそうに言うが何、今から急げば十分に大蒼海石へ辿り着ける筈だ
急ぎ足で辿り着いた遺跡の最深部、大蒼海石が隠された一画では新種の魔物が縦横無尽に暴動を起こしていたが、ラティア達の目を引いたのは別の所にあった