Memoria:46 春告鳥はどこにいったの
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
呆れた様に笑いながら、パスカルの行動を気にしている様子のヒューバートの内心に薄々気付いたシェリアは彼を微笑ましそうに暖かな視線を注いでいたのをヒューバートは知っているだろうか
だがその一方で文章を読み解くのを進めるマリクの視線はどんどんと鋭く尖り、その視線のままにアスベルとラティアへ顔を上げる、書かれていた文章の内容は二人が知りたがっている情報でもあった
「アンマルチア族の里にソフィが来ているそうだが?」
「え……?」
自分達がここに来る前に領主邸から姿を消していたソフィ、彼女がラントから遠く離れたアンマルチア族の里に訪れている、という事にラティアは目を見開く、そこまで行っていたなら見つからない筈だ
言葉を失うラティアの隣に位置するアスベルも彼女と同じ様にソフィの動向に驚愕しながら、何処か彼女の動向の理由に察しがついていた、自分達がソフィの問いかけに答えられないから彼女はこんな行動に出たのだろう
おおむねの理由に二人が察していながらもリチャードを覗く何も知らされていないシェリア達は眉を顰めていた
「ラティア、アスベル、どういう事?」
理由を求める為に自然と言葉が鋭くなるシェリアにアスベルは振り返るものの俯いてしまう、現状のソフィが抱く不安を口にするのはやはり憚れる思いになる
だが仲間にはちゃんと今回の事を話しておかなければならないだろう、それに言わないでいる事を彼らが許してくれない事は重々承知だ
「お話、させて頂きます」
「実は……」
意を決し、口籠るアスベルに代わって切り出したラティアに続く様にアスベルも重い口を開いた、今回のソフィの行動の切っ掛け、バロニアに集うまでのソフィとの食い違いを包み隠さずに二人は仲間へ打ち明けた
やはりと言うか、会話が終わった後に待っていたのは重苦しい雰囲気だった
「人ではないから置いていかれてしまう、か」
ヒューマノイドと人間が歩む時間の違い、それに気付いたソフィの言葉はラティア達に重くのしかかってきた
「ソフィ……」
誰にも容易く答えられる問題ではない、アスベルやラティアが答えられなかったかの様にシェリア達もまた言葉が出ないでいた
自分達は決して永遠を生きる事は出来ない、それと同時にソフィも決して…、互いが互いの時間を決して分かり得る事はない、これが人間とヒューマノイドの線引きなのかもしれない
「パスカルさんの用件はソフィの事だけですか?」
場の雰囲気を打破する為にもヒューバートは話の論点をすげ替える
「いや、もうひとつある。全員を連れて里に来い、だそうだぞ
フォドラの事で相談があるようだな、詳しい事は記されていないが」
「フォドラか」
「魔物の件でパスカルさんには僕たちも相談したい事がある」
「仕方がありませんね。このまま、里を訪ねましょう」
次に向かうべき場所が決定した所にどこからともなく騎士達が現れる
「少佐、任務完了後は即刻本国に戻るようにと大統領閣下が」
フェンデルの騎士団もリチャードと話し込んでいる様子、どうやら各国の上層部はこの任務が終わり次第、派遣した者達へ早期帰還する様に促されている様だ
だが遺跡で新種の魔物の出現と性質に対する謎にソフィの事でアンマルチア族の里に行かなければならない理由がある、今帰る事は出来なかった
その様子をアスベルやラティア、シェリア達が見守る中で先に会話が済んだのはヒューバートの方でストラタの兵はその場を立ち去っていった
「いいのか?大統領閣下の命令なんだろ?」
「ま、まあ大丈夫だと思います。報告は部下に任せましたから」
つっかえつっかえに返答するヒューバートの様子は何処か困窮している様にも見える、どうやらストラタに帰ると不都合な事があると見て取れた
同じ様にリチャードの方でも話が済んだのか、フェンデル軍の騎士もその場を退却し、仲間だけになった頃を見計らい、マリクが自国に帰りたがらない事情を当て推量する
「ヒューバートはよほどパスカルに会いに行きたいようだな」
「ヒューバート、そんなにパスカルと仲良しになって下さって……私、嬉しいです!」
「なっ、何を言っているんですか!変な言いがかりはやめてください」
マリクの言葉を真に受け、援護射撃と言わんばかりに笑顔を浮かべ、ヒューバートの心境の変化を自分の事の様に喜ぶラティア
幼馴染みでもある彼女の言葉もあり、そんな事はない、と強く断言する事も出来ずに視線だけをヒューバートは逃がした
「もしかしてパスカルの事があるから、あの話を断っているの?」
「あの話?何の話だ?」
「なんでもありませんよ!さあ、早く行きましょう」
これ以上の追求は許さない、聞かないとその場から逃げる様にヒューバートは先陣を切って立ち去って行ってしまった、一体シェリアが言っていた事はどういう意味かとアスベルとラティアは顔を見合わせ、首を傾げた
聖堂へ無事に戻り、その足でバロニア近くに止めてあったシャトルでソフィがいると通信を発してくれたパスカルからの招集に応える為、アンマルチア族の里へ飛び立つ
だがその一方で文章を読み解くのを進めるマリクの視線はどんどんと鋭く尖り、その視線のままにアスベルとラティアへ顔を上げる、書かれていた文章の内容は二人が知りたがっている情報でもあった
「アンマルチア族の里にソフィが来ているそうだが?」
「え……?」
自分達がここに来る前に領主邸から姿を消していたソフィ、彼女がラントから遠く離れたアンマルチア族の里に訪れている、という事にラティアは目を見開く、そこまで行っていたなら見つからない筈だ
言葉を失うラティアの隣に位置するアスベルも彼女と同じ様にソフィの動向に驚愕しながら、何処か彼女の動向の理由に察しがついていた、自分達がソフィの問いかけに答えられないから彼女はこんな行動に出たのだろう
おおむねの理由に二人が察していながらもリチャードを覗く何も知らされていないシェリア達は眉を顰めていた
「ラティア、アスベル、どういう事?」
理由を求める為に自然と言葉が鋭くなるシェリアにアスベルは振り返るものの俯いてしまう、現状のソフィが抱く不安を口にするのはやはり憚れる思いになる
だが仲間にはちゃんと今回の事を話しておかなければならないだろう、それに言わないでいる事を彼らが許してくれない事は重々承知だ
「お話、させて頂きます」
「実は……」
意を決し、口籠るアスベルに代わって切り出したラティアに続く様にアスベルも重い口を開いた、今回のソフィの行動の切っ掛け、バロニアに集うまでのソフィとの食い違いを包み隠さずに二人は仲間へ打ち明けた
やはりと言うか、会話が終わった後に待っていたのは重苦しい雰囲気だった
「人ではないから置いていかれてしまう、か」
ヒューマノイドと人間が歩む時間の違い、それに気付いたソフィの言葉はラティア達に重くのしかかってきた
「ソフィ……」
誰にも容易く答えられる問題ではない、アスベルやラティアが答えられなかったかの様にシェリア達もまた言葉が出ないでいた
自分達は決して永遠を生きる事は出来ない、それと同時にソフィも決して…、互いが互いの時間を決して分かり得る事はない、これが人間とヒューマノイドの線引きなのかもしれない
「パスカルさんの用件はソフィの事だけですか?」
場の雰囲気を打破する為にもヒューバートは話の論点をすげ替える
「いや、もうひとつある。全員を連れて里に来い、だそうだぞ
フォドラの事で相談があるようだな、詳しい事は記されていないが」
「フォドラか」
「魔物の件でパスカルさんには僕たちも相談したい事がある」
「仕方がありませんね。このまま、里を訪ねましょう」
次に向かうべき場所が決定した所にどこからともなく騎士達が現れる
「少佐、任務完了後は即刻本国に戻るようにと大統領閣下が」
フェンデルの騎士団もリチャードと話し込んでいる様子、どうやら各国の上層部はこの任務が終わり次第、派遣した者達へ早期帰還する様に促されている様だ
だが遺跡で新種の魔物の出現と性質に対する謎にソフィの事でアンマルチア族の里に行かなければならない理由がある、今帰る事は出来なかった
その様子をアスベルやラティア、シェリア達が見守る中で先に会話が済んだのはヒューバートの方でストラタの兵はその場を立ち去っていった
「いいのか?大統領閣下の命令なんだろ?」
「ま、まあ大丈夫だと思います。報告は部下に任せましたから」
つっかえつっかえに返答するヒューバートの様子は何処か困窮している様にも見える、どうやらストラタに帰ると不都合な事があると見て取れた
同じ様にリチャードの方でも話が済んだのか、フェンデル軍の騎士もその場を退却し、仲間だけになった頃を見計らい、マリクが自国に帰りたがらない事情を当て推量する
「ヒューバートはよほどパスカルに会いに行きたいようだな」
「ヒューバート、そんなにパスカルと仲良しになって下さって……私、嬉しいです!」
「なっ、何を言っているんですか!変な言いがかりはやめてください」
マリクの言葉を真に受け、援護射撃と言わんばかりに笑顔を浮かべ、ヒューバートの心境の変化を自分の事の様に喜ぶラティア
幼馴染みでもある彼女の言葉もあり、そんな事はない、と強く断言する事も出来ずに視線だけをヒューバートは逃がした
「もしかしてパスカルの事があるから、あの話を断っているの?」
「あの話?何の話だ?」
「なんでもありませんよ!さあ、早く行きましょう」
これ以上の追求は許さない、聞かないとその場から逃げる様にヒューバートは先陣を切って立ち去って行ってしまった、一体シェリアが言っていた事はどういう意味かとアスベルとラティアは顔を見合わせ、首を傾げた
聖堂へ無事に戻り、その足でバロニア近くに止めてあったシャトルでソフィがいると通信を発してくれたパスカルからの招集に応える為、アンマルチア族の里へ飛び立つ