chapter:17 ラストダンスは誰が為に
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「帝国との全面戦争だ!総力を挙げて、帝都に攻めのぼる!
客人は見せしめに、奴等の目の前で八つ裂きだ!二度と舐めた口きかせるな!!」
「っ…!」
「た、大変な事になっちゃった!」
「おかげであたしらの用件、忘れられちゃったわよ」
「ドンも話どころじゃねぇな」
「わたし、帝都に戻って、本当のことを確かめます!」
「早まるなって言ったろ、ちょっと様子を見ようぜ」
「わ……わかりました」
「…フレン、ドン達が帝都に行くまでは無事、なんだよね…」
「ああ、だから早まるなよ、アルシア」
「…うん」
物々しい雰囲気と共にドンはレイヴンを入れた部下達を引き連れ、部屋を後にしてしまう、魔核ドロボウやバルボスと頃の話ではなくなってしまった
連れて行かれたフレンの身を案じ、早まった行動をしない様にユーリはアルシアに一つ釘を刺しつつも頭を優しく撫でていた
「あれ……?おかしいな」
「どうしたの?ユーリ」
「……財布落としたみたいだ」
「もうしっかりしてよ、ユーリったら…」
「こんなときに何やってんの!」
「ドンのとこで落としたかな?ちょっと探してくる、そのあたりで待っててくれ」
「物々しいし、一緒に行こうか?」
「イヤ良い、アルシアも先行っといてくれ」
「早く探してきてよ!」
「…」
「!(ほんと、アルシアには隠せねぇな…)」
これはユーリの嘘だ、旅の最中の財布の管理はアルシアがしているし、長い事一緒にいれば、直ぐに嘘か本当か分かってしまう癖がついているのだから
きっと捕まってしまったフレンに会いに行くつもりなのだと察した彼女はエステル達に内緒にしておくと言うメッセージで口に人差し指を当て、彼に背を向けた
***
「(ユーリ、フレンに意地悪な事言ってないと良いけど…)」
「アルシア、どうしたんです?」
「えっううん何でもないよ!ギルドの皆が集まり出してるなぁって思って…」
「ま、まだユーリは戻ってこないのかなぁ…あ、ユーリ!」
「お帰りなさい、"忘れ物"は見つかった?」
「ああ、ばっちり」
街の中央では物々しい雰囲気をそのままにドンがギルドの中心で声明を読み上げ、彼らの士気を上げさせていた
そんな中で帰ってきたユーリにほっとしつつも、自分達にしか分からない言葉で意思疎通を計り終える
「ケガ人の治療は終わったのか?」
「どうしてそれを?」
「ドンに聞いたんだよ」
「そんなことより大変なことになってんだよ!」
「見りゃ分かるって」
「そうじゃなくて」
「他にもあんの?」
「見たんだよ!」
「見たって何を?」
「私達の探してる人達」
「バルボスはいませんでしたが……」
騒ぎに乗じ、紅の絆傭兵団も動き出したのを聞き、ユーリは何かを呟いたがどうやらこれもドンの思惑の一つだったらしい
彼らの足取りをリタとラピードが追ってるらしく、とある酒場の前に彼女達は見張っていた
「リタ……!」
「しっ……ガキんちょ、あんた声でかい……」
「……ありゃちょっと無理矢理押し入るってわけにゃいかなそうだな」
「強引に押し入ったら、中の連中に気付かれそうだし…」
「でもあの中にバルボスがいるとしたら……」
「指くわえて見てるってわけにもいかねぇよな」
「どうしよっか……」
「いーこと教えてあげよう」
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